【在住者が教える】グルメの街ポルトでおすすめレストラン・カフェ１２選

メキシコ人の夫と愛娘たちと世界中を旅する　ママTRIPLER「YU」

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し＆旅行三昧の日々。元パティシエ＆日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。

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中世の街並みが残る世界遺産の街・ポルト。美食の国ポルトガルの中でも、特にグルメの街として知られています。今回はそんなポルトの中でもおすすめのレストランやカフェ、今話題のフードコート、絶景ワイナリーまでとことん紹介していきます。

美食の国ポルトガルの郷土料理を存分に味わう！レストラン編

①ガイドブックで必ず紹介される人気店「Chez lapin」

まずはこちらの「シェ・ラパン（Chez Lapin）」というレストラン。

創業1938年の老舗で、タコ料理や店名にもなっているウサギ（Lapin）料理がこのお店の看板料理です。

外観も内装もとても可愛いくて情緒たっぷりです。

店内は調理器具や雑貨などが雑多に飾られていて、雰囲気があります。

９か月の娘も興味深そうにあたりを見回していました。

こちらは店員さんたちがとてもフレンドリーで、娘たちを代わる代わる抱っこしてあやしてくれたりと、娘たちも嬉しそうにしていました。

私たちが頼んだ名物のタコのオーブン焼きと、タラのクリームグラタン。

やわらかく下処理された蛸にはニンニクや香草などの絶妙な味付けがされていて、噛みしめるほど口の中に美味しさが広がりました。

タコがとにかく好きな主人は、ポルトガルで外食するとたいていタコ料理を頼むので、おかげで相当数のタコ料理を食べてきましたが、このタコのオーブン焼きはトップ３には間違いなく入る美味しさでした！

主人は「今までの人生で間違いなく１番美味しいタコだ！」と大興奮。

そして、タラのクリームグラタンもクリーミーで塩気もちょうどよく絶品でした。

ちなみにタラはポルトガル語でバカリャウといって、ポルトガルの国民食です。その料理方法は多種に渡り、365日毎日違うバカリャウ料理が作れるほどだそうです。

このように数あるバカリャウ料理ですが、個人的にこのタラのクリームグラタンが１番おすすめの料理です。

ポルトガル語で「バカリャウ・デ・ナタ（Bacalhau de Nata）」というこのメニュー、ポルトガルに行った際はぜひ試してみてくださいね。

②ポルトガルの絶品名物料理が楽しめる「Taberninha do Manel」

ドウロ川沿いにはたくさんのレストランやバーが立ち並んでいますが、ポルトガルの郷土料理を楽しみたいならこちらの「Taberninha do Manel」をおすすめします。

Gaia地区のドン・ルイス1世橋の近くにある、川沿いにあるレストランの中でも１，２を争う人気店です。

こちらは名物の直火焼きチョリソー。迫力があります。

タラのクリームグラタン。

フランセジーニャというポルト発祥の名物料理。

食パンにハムやチョリソー、ステーキなどの肉がこれでもか、と挟まれ、その上からドーンととろけるチーズ、更にその上には半熟目玉焼きがのっているボリューム満点のメニューです。

ポルト滞在中、何軒かでフランセジーニャを食べましたが、間違いなくこちらのものが１番美味しかったです。

③ ポルトガルのソウルフード“ビファナ”の人気店「Conga」

ポルトガル人のソウルフードである「ビファナ」が食べられる名店「コンガ（Conga）」。

黄色の建物が目印です。

「ビファナ」とは、パプリカや香辛料、ワインなどで煮込んだ豚肉をパンに挟んだ、ポルトガル版ファストフード。

店によっては厚切り肉が挟んでいるところもありますが、こちらのお店のものは薄切り肉がたっぷりと詰め込まれていました。

どこか日本の豚肉の生姜焼きを思い起こさせる、懐かしい味わいです。

ここの店員さんたちがとてもフレンドリーで、若い男の子のウェイターさんをはじめ、キッチンのおばちゃん、おじいいちゃんまで娘たちを代わる代わるあやしにきてくれました。このおばちゃんは、この後娘たち２人を両手に担いで、キッチンに連れて行ってみんなに紹介したり、高い高いをしたり、小一時間ずっと娘たちをかまってくれました。

④絶品シーフード料理「Tempero d’Maria 」

ポルトのランドマークである、ドン・ルイス一世橋の近くにある「テンペロ・ド・マリア（Tempero d’Maria）」。

ドウロ川沿いに面したテラス席がおすすめです。

おすすめはこちらの魚介のパスタ。魚介のだしが効いたソースと、新鮮な魚介類の組み合わせが最高でした。

お菓子王国・ポルトガルの絶品お菓子を味わう！カフェ編

⑤ポルトガルで１番美味しいパステル・デ・ナタと評判の「Manteigaria」

こちらはポルトとリスボンに数店舗展開する「マンテイガリア（Manteigaria）」。

私のまわりのポルトガル人の多くが「ここのパステル・デ・ナタがポルトガルで１番美味しい」と口をそろえて言っていたのと、英語・日本語様々なメディアでも「リスボンで１番のパステル・デ・ナタ」とか「ポルトに行ったら必ず行くべきペイストリー」などと紹介されていたので、かなり期待して行きました。

焼き立てのパステル・デ・ナタのパイ生地は、サクサクを通り越してバリバリというほど。バターがふんだんに使われていて生地だけでも十分美味しいです。さらに中のカスタードクリームは、トロトロで甘すぎず、絶妙な味わい。一緒に注文したコーヒーとの相性も抜群でした。

３歳の娘も美味しそうなパステル・デ・ナタを目の前に、この表情！

カウンターの後ろのガラス張りのオープンキッチンでは、カスタードクリームやパイ生地を職人さんが作っているのを見ることができます。

⑥世界展開するパステル・デ・ナタ専門店「Nata Lisboa」

リスボンを中心にポルトガル国内をはじめ、ドイツやオランダ、スペインなどへ世界展開するチェーン店「ナタ・リスボン（Nata Lisboa）」。

お店に一歩足を踏み入れると目に入ってくるのは、大量のパステル・デ・ナタ！

こんがりと焼き目がつき、見るからに美味しそうです。

肝心のお味はというと、パイ生地はサクサクで中のクリームの甘さもちょうどよく、口当たりもとてもなめらかでとても美味しかったです。

チェーン店だからといって侮るなかれ、ぜひ１度は試してみてほしいお店です。

⑦世界で１番美しいと評される「マクドナルド　ポルト・インペリアル店」

この荘厳な外観のマクドナルドは、街の中心地であるリベルダーデ広場に面しているので、観光に疲れた時の休憩にピッタリの立地です。

店内には、シャンデリアやステンドグラスが。

この建物、元は1930年代にオープンした「Cafe Imperial」という有名なカフェだったそうです。

その後そのカフェが閉店した際、建物を取り壊さず、部分的に改装してマクドナルドとして生まれ変わったそうです。

「世界で一番美しいマクドナルド」といわれる、こちらのお店。

私たちは店内を見て回っただけですが、メニューにはビファナやパステル・デ・ナタなどポルトガルならではのものがありました。

気になる方は、ぜひ注文してみてくださいね。

⑧チョコレート専門店で優雅なブレイク「Chocolateria ecuador」

こちらはポルトガルを代表するチョコレート専門店「ショコラテリア・エクアドル（Chocolateria ecuador）」。

この板チョコがお土産に大人気のお店です。

店内奥にはイートインスペースがあり、ホットチョコレートやポートワイン、コーヒー系ドリンクなどと店内で販売されているチョコレートが楽しめます。

私たちはポートワインとチョコレートを。

ポートワインとチョコレートの組み合わせは最高で、店内もすいていたので、のんびりと贅沢な時間を過ごせました。

手軽にローカル店の味を食べ比べ！フードコート編

⑨今ポルトで話題のスポット「Mercado Beira Rio」

グルメの街としても知られるポルトには美味しいレストランが無数にあります。そんな数ある人気ローカル店の味を、１度に楽しめるのがここ「Mercado Municipal Da Beira Rio」というフードコートです。

ポルトガル料理をはじめ、イタリアン、アジアン、生ハムやチーズの専門店、ベーカリー、とバラエティ豊かな出店で目移りしてしまいます。

私たちはこの子豚の丸焼き「レイタオン」を頼みました。

「レイタオン」とは、生後８週までの子豚を串にさして炭火で丸焼きにしたポルトガル中部地方伝統の料理です。

肉は驚くほど柔らかく、全く臭みもなく、皮はパリパリで本当に美味しかったです。

少しだけ試したい方は、肉をカットしてパンにはさんだサンドイッチも売られていたので、ぜひ試してもらいたい一品です。

⑩ポルトガルの街並みを再現した可愛いフードコート「Via Catarina」

こちらはお土産屋やレストランが数多く並ぶサンタ・カタリーナ通りにあるデパート内のフードコートです。

ピザハットやマクドナルドなどファストフード店の出店が多いですが、ポルトガル菓子を販売する可愛らしいケーキ屋さんなども入っています。

こちらのおすすめは何といっても、その内装。ポルトガルのカラフルな街並みが再現されていて、 とても可愛らしかったです。

ポルトの絶景が見られる！ワイナリー編

⑪老舗ワイナリーのテラス席でワインテイスティング「Sandeman」

1790年創業の、ポートワインの中でも最も由緒あるといわれる「サンデマン（Sandeman）」。

こちらのワイナリーでは、外にあるテラス席でドウロ川を眺めながらポートワインを楽しめます。

赤のポートワインが一般的ですが、最近は白やロゼのポートワインも人気だそうです。

私たちは、１０年熟成のポートワインの赤と、白のポートワインを頼みました。

個人的には白のほうが、甘さがすっきりとしていて飲みやすかったです。

⑫ポルトの絶景夕日スポット「Porto Cruz」

最後はこちら。上記のSandemanの隣のビルには1887年創業の「ポルト・クルス（Port Cruz）」があり、屋上にはルーフトップ・バーが併設されています。ワインセラーはどこも夕暮れ時には閉まってしまうので、夕方以降にポートワインを楽しみたい方におすすめの場所です。

写真は今回一緒にポルトを旅行した、夫の双子の兄夫婦とその友人カップル。ポルトの美しい街並みを眺めながら、ポートワインを楽しみました。

こちらのお店へは、ぜひ夕暮れ時に行ってみてください。夕日と対岸のポルトの街並みの絶景を見ることができます。

料理メニューも豊富で本格的だったので、ディナーに行くのもおすすめです。

まとめ

今回はポルトでおすすめのレストンやカフェなどを紹介していきましたが、いかがでしたか。

ポルトは本当にたくさんの飲食店があり、実際に行ってみると、どのお店がいいのか迷ってしまうと思います。

今回紹介したのは実際に行ってみて本当に美味しかったり、他では味わえない体験ができるお店ばかりなので、行ってもがっかりさせないと思います。

ぜひ、ポルト観光の際の参考にしてみてください。

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