旺盛な好奇心で、どこでも行き、何でもチャレンジしちゃうWEB系プロジェクトマネージャー。
旅行に求めるものは、刺激と世界遺産と美味しいもの。大学の卒業旅行でロンドンに行ってから、トータルで30か国以上の海外経験を持つ。行ったことのない大陸は残すところ南極大陸のみ!
都会よりも大自然、美術館よりも世界遺産、安全よりも刺激!
見たことのない景色、したことのない体験を求め、これからも世界に旅立ちます!
日常の生活から離れて、美しい山を観たり、新鮮な空気の中で登山をしたりすると、心のリフレッシュになりますよね。
日本でも、近年登山ブームが来て久しいですが、しっかり定着している感じがします。
日本百名山を踏破したい!という人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
僕は富士山、乗鞍岳登頂経験者で、最近では高尾山、鋸山、屋久島に行ったことのある程度のにわかなんですが、世界遺産についてはちょっとだけ詳しいと思うので、今回は国内、海外を問わず、世界遺産に登録されている美しい山、登りたい山をご紹介させていただきます。
選考の基準は、はっきり言って独断と偏見です。笑
もっともらしいことを言えば、
- なるべく偏らないように各大陸から選出
- メジャーな山を選出(その方がアクセスや設備、コースなども整っている)
- 山以外の湖、氷河、滝などで有名なところはできる限り省く
ということを考えながら、山の世界遺産を選びました。
今回の紹介記事を参考に、一生に一度は行きたい憧れの山を見つけちゃってください!
この記事の目次
- 1 山の世界遺産10選マップ
- 2 一生に一度は行きたい!世界遺産に登録された絶景の山10選
- 2.1 1. 最高峰エベレストを頂く「サガルマータ」(ネパール)
- 2.2 2. ヨーロッパ屈指の山岳景観「ドロミーティ」(イタリア)
- 2.3 3. 日本の象徴、霊峰「富士山」(日本、静岡県/山梨県)
- 2.4 4. 圧倒されるほど壮大な山岳景観「カナディアン・ロッキー」(カナダ)
- 2.5 5. まるで水墨山水画、仙人が住む山「黄山」(中国)
- 2.6 6. マウリ族に守られた聖なる3火山「トンガリロ」(ニュージーランド)
- 2.7 7. 神々が遊ぶ庭と言われる手つかずの大自然「ヨセミテ」(アメリカ)
- 2.8 8. 特異な地形と天候に育まれた自然と出会える「屋久島」(日本、鹿児島県)
- 2.9 9. アフリカ最高峰の輝く山「キリマンジャロ」(タンザニア)
- 2.10 10. 世界最後の秘境ギアナ高地「カナイマ」(ベネズエラ)
- 3 世界遺産に登録された絶景の山10選まとめ
山の世界遺産10選マップ
山の世界遺産 世界地図
山の世界遺産 日本地図
一生に一度は行きたい!世界遺産に登録された絶景の山10選
1. 最高峰エベレストを頂く「サガルマータ」(ネパール)
サガルマータ国立公園(Sagarmatha National Park)は、世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈にあるネパールの国立公園です。
世界最高峰エベレスト(標高8,848m)も、このサガルマータ国立公園に含まれます。
ちなみに、サガルマータはエベレスト(Everest)のネパール語、チョモランマ(Chomolungma)はチベット語です。
エベレストを中心に、雄大な山々と氷河、深く切り込んだ渓谷が幾重にも連なり、この世のものとは思えないほど荘厳な景色が広がっています。
国立公園内にはエベレストのほかにもローツェ、マカルー、チョ・オユーなど8,000m級の山々がそびえ立ち、まさに地球規模の絶景と言っても過言ではないでしょう。
エベレスト登山は流石に準備と費用がかかり過ぎますが、サガルマータ国立公園内のトレッキングなら、登山初心者でも楽しめます。
個人的に1番のおすすめの鑑賞法は、なんと言っても飛行機でのエベレスト遊覧飛行です。
料金はそれなりにかかりますが、確実にそれだけの価値があります。
カメラを持っていけば、副操縦士がエベレストやサガルマータ国立公園の写真をいろんな角度から撮ってくれますよ!
2. ヨーロッパ屈指の山岳景観「ドロミーティ」(イタリア)
ドロミーティ(Dolomiti)は、2009年に自然遺産として登録された、比較的新しい世界遺産です。
イタリア北東部の山地にあり、東アルプス山脈の一部にあたります。
ちなみに、登録名は「The Dolomites」。日本語では、ドロミティ、ドロミテなどとも呼ばれます。
ドロミーティはヨーロッパ有数の景勝地として知られ、山脈、渓谷、湖など、素晴らしい景観が広がる絶景の宝庫です。
ドロミーティ内で最も高い山はマルモラーダ(Marmolada、標高3,343)で、富士山よりも少し低いくらい。
ハイキングから本格的なロッククライミングまで、様々な楽しみ方ができ、四季折々の表情などいつ行っても魅力的なヨーロッパ屈指の山岳景観です。
3. 日本の象徴、霊峰「富士山」(日本、静岡県/山梨県)
日本最高峰の富士山(標高3776m)も、世界遺産に登録されています。
富士山の美しさは言うまでもなく、日本の象徴として深く日本人の心に刻まれていますよね。
富士山の表情は見る場所、角度、季節、時間によって異なり、「◯◯富士」と名のつく様々な呼び方があります。
朝焼けにより赤く染まった「赤富士」、水面に映る「逆さ富士」、太陽が富士山の山頂と重なる「ダイヤモンド富士」など。
どの富士の風貌にも優美な印象があり、荘厳ですらあります。
日本人であれば、一度は富士山頂からのご来光を拝みたいと思いますよね。
まだ登ったことがない方は、ぜひ富士登山に挑戦していただきたい!
きっと「登って良かった」と感じると思いますよ。
また、富士山周辺の自然も世界遺産に登録されており、富士五湖、白糸の滝、忍野八海などの見所も多いです。
ちなみにですが、富士山は文化遺産として世界遺産に登録されており、自然遺産ではありません。
4. 圧倒されるほど壮大な山岳景観「カナディアン・ロッキー」(カナダ)
カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(Canadian Rocky Mountain Parks)は、カナダの西部にあり、4つの国立公園、3つの州立公園を含む広大なエリアで構成されます。
雄大な山々、氷河、湖、滝、渓谷などダイナミックな自然が広がり、様々な景観が訪れる人の目を楽しませてくれます。
レイクルイーズ(Lake Louise)、モレーン湖(Moraine Lake)、コロンビア大氷原、グレイシャースカイウォークなど様々な見所があり、世界的な観光地としても発展しています。
レイクルイーズとジャスパー国立公園を結ぶ全長230kmの山岳観光道路、アイスフィールド・パークウェイは世界一美しい道と言われるほどの絶景が途切れることなく展開し、その迫力に圧倒されます。
北半球最大のコロンビア大氷原もおすすめ観光スポットですよ。
5. まるで水墨山水画、仙人が住む山「黄山」(中国)
「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と評されるほど、黄山は多くの文人が憧れ、水墨山水画や漢詩などの題材となってきました。
そのため、様々な逸話があり、その特異な風景から「仙境(仙人が住む世界)」「天下の名勝、黄山に集まる」「天下第一」など、惜しむことなく称賛されています。
三主峰と呼ばれる蓮花峰(れんかほう)、光明頂(こうみょうちょう)、天都峰(てんとほう)があり、その他69の峰があります。
数多くの奇松、怪石、雲海、温泉が存在し、これを総じて黄山の「四絶」と呼んでいます。
私たちが中国の仙人が険しい山の頂上にぽつんと座っている水墨画、そのままの絶景が黄山に広がっています。
絶景好き、登山好きには必見の世界遺産と言えるでしょう。
中国国家が認定する最高ランクAAAAA級風景区として国内外から絶大な人気を誇る絶景スポットです。
山頂付近までケーブルカーで移動することができ、遊歩道も整備されお年寄りからお子様まで幅広く楽しむことができます。
ちなみに、黄山は自然遺産と文化遺産両方に登録されている複合遺産です。
6. マウリ族に守られた聖なる3火山「トンガリロ」(ニュージーランド)
トンガリロ国立公園(Tongariro National Park)は、ニュージーランド北島のほぼ中央に位置し、自然遺産と文化遺産の両方の登録基準を満たしたニュージーランド初の複合遺産です。
国立公園には北島最高峰のルアペフ山(Ruapehu)、富士山にそっくりのナウルホエ山(Mount Ngauruhoe)、エメラルド色に輝く湖があるトンガリロ山(Mount Tongariro)があり、現在も火山活動が続いている。
三峰は古来よりマオリ族の聖地で、マオリの人々にとって重要な意味を持つ聖なる山です。
映画「ロード オブ ザ リング」3部作に登場する「滅びの山」のロケ地としても知られています。
最も人気の高いハイキングの一つ、トンガリロ・アルパイン・クロッシング(Tongariro Alpine Crossing)は、トンガリロ山とナウルホエ山の間を横断、世界遺産を歩くルートです。
しかし近年、入山者のマナー低下により一部が立入禁止になり、全域入山禁止の動きも。聖地を守り続けてきたマオリ族の思い、その世界観に敬意を払いこの地を訪れたいものです。
7. 神々が遊ぶ庭と言われる手つかずの大自然「ヨセミテ」(アメリカ)
ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)は、アメリカのカリフォルニア州中央部にある自然遺産です。
東京都の約1.4倍という広大な面積を誇り、岩、滝、渓谷など様々な見どころがあります。
中でもハーフドーム(Half Dome)、エル・キャピタン(El Capitan)、ヨセミテ滝(Yosemite Falls)、グレイシャー・ポイント(Glacier Point)などのあるヨセミテ・バレー(Yosemite Valley)に人気が集まっています。
国立公園の規模の割にアクセスが良いため、日帰りの観光客が多いですが、ヨセミテの雄大な絶景を楽しむには宿泊を検討する価値があると思います。
ヨセミテ国立公園にはレベルに合わせた様々なトレッキングコースがある。
また、ロッククライミングの聖地としても有名で、その様子を見ているだけでも楽しい。
8. 特異な地形と天候に育まれた自然と出会える「屋久島」(日本、鹿児島県)
屋久島は日本に4つしかない自然遺産のひとつで、島全体が山と言ってもいいほど急峻な山地となっている。
九州地方最高峰の宮之浦岳は屋久島にあり、その特異な地形と多雨により他では観られない独特の景色を形成しています。
屋久島の中でも最も有名な自然のひとつは、屋久島に育まれた「屋久杉」でしょう。
屋久島の山と屋久杉は切っても切り離せない関係で、屋久島にある多くの登山ルート、トレッキングルートが屋久杉を鑑賞するコースと言っても過言ではありません。
有名なものでは、縄文杉コース、ヤクスギランドコース、白谷雲水峡ルートなどがあり、そのどれもがおすすめできる絶景を巡る登山コースとなっています。
9. アフリカ最高峰の輝く山「キリマンジャロ」(タンザニア)
スワヒリ語で「輝く山」を意味するキリマンジャロ(Kilimanjaro)は、タンザニアのキリマンジャロ国立公園(Kilimanjaro National Park)内にあり、標高5,895mを誇るアフリカ大陸の最高峰です。
ほぼ赤道直下に位置しながら、万年雪と氷河をいただき、標高4000mを超えると夜は氷点下20度近くまで気温が下がります。
なだらかなコニーデ型の山なので、ポーターが同行すれば、登山初心者でも登頂は可能なんです。
ただ、高山病と寒さには十分に注意してくださいね。
10. 世界最後の秘境ギアナ高地「カナイマ」(ベネズエラ)
ベネズエラの南東部からブラジル国境沿いに広がるギアナ高地(Escudo guayanés)。
その中の一部がカナイマ国立公園(Canaima National Park)として自然遺産に登録されています。
標高1000mのギアナ高地にはテプイ(tepui )と呼ばれるテーブルマウンテンが100以上もあり、未だに人類未踏の地が点在するため、世界最後の秘境と呼ばれることも。
国立公園の北西部には、2000m級のテーブルマウンテンが連なり、落差世界一のエンジェルフォール(Angel Falls)のあるアウヤンテプイ(Auyantepui)もここにあります。
テーブルマウンテンの上部は下界と隔てられ、過酷な自然環境により、動植物が独自の進化を遂げました。
まさに「ロスト・ワールド」と呼ぶに相応しい、他の山地では見ることのできない特異な絶景が楽しめます。
世界遺産に登録された絶景の山10選まとめ
さて、世界遺産に登録された絶景の山10選、いかがだったでしょうか?
世界の雄大なスケールの大きい山も日本の厳かな美しい山も、それぞれに良いところがありますよね。
山には、遠くから山の景色を鑑賞したり、実際に登ってみたり、渓流や滝・湖を眺めたり、アクティビティーに参加したりと実に様々な楽しみ方があります。
あなたの好みの楽しみ方で山の魅力を満喫してくださいね!
この記事を読んで、あなたが次に行きたい世界遺産を選ぶときに、「山の世界遺産を見に行ってみるか!」となることを願っています。
世界遺産を求めて旅する世界遺産トラベラーTRIPLER「AKIRA」
旺盛な好奇心で、どこでも行き、何でもチャレンジしちゃうWEB系プロジェクトマネージャー。
旅行に求めるものは、刺激と世界遺産と美味しいもの。大学の卒業旅行でロンドンに行ってから、トータルで30か国以上の海外経験を持つ。行ったことのない大陸は残すところ南極大陸のみ!
都会よりも大自然、美術館よりも世界遺産、安全よりも刺激!
見たことのない景色、したことのない体験を求め、これからも世界に旅立ちます!
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