京都府出身。米農家の長女として田舎でのびのびと幼少期を送る。米農家だけど好きな食べ物はジャガイモ。現在20歳、地方国立大学を1年間休学し、西回りで世界一周中。田舎暮らしを夢みて世界のいろんな街を探検してます!⇒プロフィールの詳細はこちら
西暦2018年に裸族がいました。
世界にはいくつかの少数民族があるらしいけど、その数はどんどん減り独自の文化は薄れてきているんだって。
私は不思議でたまらない。裸で暮らしている人がいることが!
え、だってあれやで!日本やったら「おっ〇い」って言ったら下ネタやで!「おっ〇い」見せて歩いたら、捕まるで!
そんなセクシーだと思っていた体の部分をがっつり人前に晒してて・・・
こっちも「いやん、見ていいの?」ってなるよね!いや、がっつり見るけどさ!(笑)
アフリカのナミビアで、今なお独自の文化を守り続け「世界一美しい裸族」と称されるヒンバ族に会ってきました。
見どころ満載のアフリカ・ナミビア
美しいと噂の裸族に会うためにやって来たのは、アフリカのナミビアという国。
聞きなじみのない国かもしれません。ナミビアってどこでしょう?
アフリカ南西部、大西洋に面するナミビア共和国は、1990年に南アフリカ共和国から独立した国です。
その広大な地には、世界最古の砂漠「ナミブ砂漠」をはじめ、アフリカ最大の渓谷「フィッシュ川渓谷(Fish River Canyon)」、数多くの動物が暮らす「エトーシャ国立公園(Etosha National Park)」など、自然の偉大さを伝える風景がたくさんあります。またそれだけでなく、ユネスコの世界文化遺産に登録されている岩石線画群「トゥウェイフルフォンテイン(Twyfelfontein)」やドイツ植民地時代の面影を残す街「スワコップムント」など文化的な見どころもたっぷり。
首都のウィンドフックは発展し、西洋化した大都会へと変化を遂げていますが、すこし離れた村には今でも昔からの古い生活様式を守り続けている少数民族が暮らしています。
ナミビアレンタカー旅のススメ
本当に見どころたくさんのナミビア。
ナミビアでは、一人旅でなく仲間を集ってレンタカーをシェアすることに決めました。
なぜレンタカーを借りるの?
ナミビアでレンタカーを借りた理由には
- ナミビアの公共交通機関が十分に発展していないから
- ツアーに参加するよりも費用をぐんと抑えられるから(場合による)
といったことがあげられます。
ナミビアの国土は日本の約2.2倍!好きな時間に、気になるところだけ観光するにはレンタカーを借りるのがベストでしょう!
ナミビア周遊計画
私たちは、4人でレンタカーを9日間借りて周遊旅行へ.行きました。
ここで参考までに《私たちのナミビア周遊の様子を大公開》
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【DAY1】首都#ウィンドフック で食材やマップなどを買い出しに行った後、車を走らせて #レソボースという街のキャンプサイトに宿泊。
【DAY2】世界遺産#ナミブ砂漠 へ向かう途中でタイヤのパンク。修理と運転で日が暮れた。
【DAY 3】#Dune 45 という砂丘と #ビックダディー という砂丘に登りました。旅のハイライトでもある#デットフレイ を訪れた後で、再びタイヤをパンクさせました(笑)
この日は大晦日。#ウォルビスベイ にて年越し。
【DAY4】やってきました2018年!#Dune 7 で初日の出を拝み、大量の#フラミンゴを見てから #ムーンランドスケープ へ。そこからそんなに遠くないところにある数千年生きる植物#ウェルウィッチア を鑑賞。
【DAY5】#ケープクロスオットセイ保護区 #スケルトンコースト へ訪れる。
(スケルトンコーストとは残骸海岸のこと!・・・恐ろしい・・・)
【DAY6】この日はゆっくりドライブ。#トゥウェイフルフォンテイン を目指したが着いた時には閉まってた・・・。
【DAY7】午前中に#ヒンバ族 を訪れ、#エトーシャ国立公園へ車で移動。
(エトーシャ国立公園内のキャンプサイトから見たゾウとサンセットに感動)
【DAY8】#エトーシ国立公園 のサファリを楽しみ、再び#ウィンドフック に戻ってきました。
【最終日】レンタカーを無事に返却!
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行きたいとこを取捨選択した結果、無理なく安全に周遊旅行を終えることができました。
しかし!!このレンタカー旅の間、二度のバンクに加えトランクが閉まらなくなる事件が起きました・・・!そして最終的に車を交換することに・・・(保険に入っておいてよかった~)
そう、レンタカー旅は何らかのリスクを負う可能性があること、それらは自己責任ということを忘れてはいけません!
(タイヤのパンクを直してくれたお兄ちゃんが輝いて見える)
未舗装の道でのタイヤのバースト、スピード超過、動物の飛び出し、丘の上での正面衝突などを原因にナミビアでの交通事故は多発しています。
私も道中3つの事故現場を目撃しました。安全が第一!時間に余裕を持った計画をお勧めします。
世界一美しい裸族「ヒンバ」とはどんな民族?
私たちがDAY7に訪れたヒンバ族はアフリカに残る民族の一つ。彼らの生活様式は古くからの伝統をずっと守ってきたもの。裸で暮らすことはヒンバの伝統なのです。
遡ること16世紀、アンゴラの国境を越えカオコランド(ナミビア北西部・クネーネ州)に移り住んだのがヒンバ族のはじまりだといわれています。
実はその頃はまだヒンバはヘレロ族という(今では格好の全く違う)民族と同じと認識していたんだって。
19世紀頃に南アフリカからやってきたナマ人やヨーロッパ人の影響で、今では2つの別の民族と認識されています。親戚関係と捉えることができるかもしれません。
さらに忘れてはならないナミビア少数民族の歴史があります。20世紀初期ドイツ植民地時代の民族虐殺において、ナミビアに住む民族のの約65000(推測)の人々が殺されました。
そのような悲しい歴史を乗り越え、これまでその伝統を継承してきたナミビアの少数民族はどれも「強く美しい」ですがそれに加えて圧倒的な容姿の美しさをもつヒンバ族はまさに「世界一美しい裸族」といえます。
話を聞いたり、ヒンバ族に関する文献をのぞいたりすると、驚くべき文化や考え方にであいます。
例えばこれはアンゴラ南部に住むヒンバ族の話ですが、
- もしも子供が10人いて1番目と2番目の妻を十分養えるようで江あれば、その夫は3番目の妻を貰う必要がある
- 初婚は決められた人としなければならないが、本当に愛する人と一緒に住むことは歓迎されている。ただしその場合、初めの妻が家族の頭だということを忘れてはならない。ヒンバに嫉妬はない。
・・・す、すげぇ~。
格好だけでなくて考え方も異文化だったのが、とても面白かったです。
一生お風呂に入らないってホント!?
いろんなヒンバの生活様式を覗かせてもらいましたが、やっぱり一番驚いたのは
「ヒンバの女性は一生水浴びをしない」
ということです。考えただけでも体や頭がもぞもぞしてきませんか??(笑)
ちなみに女子大生にとって今後大きくその未来を左右するような大告白をすると・・・
旅中に3日ほど風呂に入らなかったことが数回あります!!(自滅)
こうなると救いとなるのはヒンバ族。
私は三日。彼女たちは生まれたときから今までず~っと。
※「雨に濡れちゃった~」なんてことはあるかもしれません
「きったねぇ女子だなー。」なんて言われても「でもねぇ、ナミビアのヒンバ族はねぇー・・・」って反撃できる気がするううう!
・・・んだけど・・・ね?
結論:ヒンバ族の風呂に入らない事実は、日本の女子大生の汚れた過去を水に流しません
なぜなら、ヒンバ族はお風呂に入らない代わりにお香をたいて匂いケアをしているのです♡
だから、今までシャンプーやせっけんで身体を洗ったことがないヒンバ族から嫌な臭いがすることはありません。
(私は3日風呂に入らないと臭います)(自滅)
どんな家に住んでるの?
私たちが訪れたヒンバ村は、約20件の家(世帯数は不明w)と、牛や羊などを飼育する柵でなる小さな集落でした。
土壁に藁ぶき屋根のお家は、集落に点々と建てられています。
日中は子供も大人も外に出て遊んだり料理をしたりしていたので「家の中ではどんな生活をしているのかな?」と気になっていた私。
そんな時にたまたまお話していた女の子のボーイフレンドが、家の中を案内してくれるって!
薄暗い2畳半ほどのお部屋にパッと灯がつくと・・・こんな感じ
机の上をみて「むむむ?!なんか市販の商品めっちゃありますやん!」って思ったのはあえて口にしませんでした(笑)
家の中にあるものは、一般家庭と変わらないのではないみたいですね。
美の秘訣は?
これれの効果がコレひとつにまとまってますの、オールインワンですのよ~(オホホホ)
髪の毛には、灰とオカを混ぜたものを使っていました。毛先を触らせてもらうと見た目通りのふわふわですよ♡
ヒンバ村への行き方
私たちは多くのヒンバ族が住んでいることで有名なオプウォという街を目指していました。
「今日も一日移動かな~?( ノД`)シクシク…」
連続した長距離移動により疲れていた私たちにスワコップムントで同じキャンプ場に泊まっていたベルギーの夫婦から嬉しいアドバイスが!!
教えてもらった情報によるとオプウォまで行かなくても【Kamanjab】 という街のはずれにヒンバ族の住むヒンバ村があるらしい。
スワコップムントからは、オプウォの約半分の距離。これなら無理なく移動できそう、と【Otjikandero Himba Village】を目指すことにしました。
ヒンバ村に行く道中、三匹のキリンに会えることができて感動!車を走らせているうちに動物との遭遇を逃してしまうことがあるので、常に窓の外に注目です(笑)
ヒンバ村へは事前に連絡を入れていたのでウェルカム!とフレンドリーに迎え入れてくれました。
入場料:100ナミビア・ドル / 1人
※追加料金でガイドをつけてくれます
ヒンバの村を訪れるときは、ヒンバ族へのお土産を持っていうのがマナーらしい。
Kamanjab 中心街のスーパーで買ったお菓子や調理油を持っていくと、一人のお姉さんが子どもたちを整列させなければならないほどお菓子に群がってしまいました(笑)
ヒンバ村への入場料は、学校や病院などに通うこの村のヒンバ族のために役立てられています。
裸族に会った感想
実はこのヒンバ族の女性、首都のウィンドフックでも、お土産を売っていたり、おしゃべりをしていたりします、上半身裸で。
ヒンバ村以外で上半身裸の女性を見ることに若干の戸惑いと、「背景・高層ビル」と「裸族」のコンビネーションに違和感を感じてしまった私。
しかしナミビア人にとってはあくまで普通といった様子でした。
そしてこれが文化・価値観の認め合いであり、ナミビア人は多様な文化があるなかでお互いの文化や伝統を尊重しているのだと思います。
実際、共存の中に問題はあるだろうし、異文化を受け入れることは簡単ではありませんが、私が感じた「そこにいていいんだよ」っていう雰囲気はとてもステキです。
それにしても、一度も体洗ったことないってどんな感じなんだろう~
「もしもわたしがヒンバに生まれてたら」って考えるとワクワクが止まらない♡
世界の田舎密着女子大生TRIPLER「HINAKO」
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