【女旅行記】アムステルダム(オランダ)からアントワープ(ベルギー)への日帰り旅!

オランダという国の居心地のよさが恋しいカジヤマシオリです。

私はこれまでに、オランダ観光についていくつか記事を公開していますが、オランダの隣国・ベルギーへは日帰り旅行もできるって知ってますか?

ベルギー国内でもオランダ寄りにあるアントワープなら、移動時間もそこまでかかりません

これも鉄道網が発達したオランダならではのメリットなのです。

オランダやベルギーへの旅行が初めてでも安心してください。国境越えは驚くほど簡単です

アクセス方法や、アントワープ中心部のど定番スポットを日帰りボリュームで紹介します。

見惚れるような景色に息をのみ、見た目もおいしいグルメに舌鼓、ショッピングを満喫…

列車で到着した瞬間、目の前に広がるのはオランダにはないような景色。

そんな世界観を持つアントワープの街をそぞろ歩きしましょう。

オランダ・ベルギー周遊の旅へ!!

今回はオランダからベルギー・アントワープへ日帰り旅行をする際の、電車について紹介します。

タリス?普通電車?どっちを選ぶ?

オランダから電車でベルギーを訪れるなら、まずアムステルダム中央駅かスキポール空港駅、もしくはロッテルダム中央駅へ行く必要があります。

オランダからベルギーへ行く電車は2種類あります。

ベルギーを終点とする通常の電車に加えて、タリス(THARYS)と呼ばれる快速列車も運行しています。ふたつともブリュッセル南駅までの停車駅は同じですが、タリスのみフランス・パリが終点です。オランダからアントワープまでの停車駅は、

アムステルダム中央駅〜スキポール空港駅〜ロッテルダム中央駅〜アントワープ中央駅

となっています。よって、オランダ国内は3つの駅に停車します。タリスを使う場合はパリ、普通電車の場合はブリュッセル南駅を終点とする電車に乗りましょう。

同じルートではありますが、タリスのほうが早く到着します。

タリスを使えば、それぞれ違う国の街なのに、なんとロッテルダム中央駅からは32分でアントワープへ行くことができるんです!

ちなみにアムステルダム中央駅からでもだいたい75分くらいなので、とても速いです。

料金はタリスのほうが高いですが、普通電車でもロッテルダム中央駅からは1時間ちょっとです。

ちなみにオランダの普通電車は、このような青と黄色のコントラストがキッチュでかわいい。

対してベルギーの普通電車は「B」の文字がでかでかと。普通電車でアクセスする場合の電車はこのどちらかになります。

タリスは赤い車体が特徴です。どれをチョイスするかは、旅の予算やスケジュールとも相談して決めましょう。タリスならあらかじめ日本でチケットのネット購入をしておくのも便利です。

国境越えに必要な手続き

そこで気になるであろう、オランダとベルギーの国境を超える際に必要なもの。

日本から外国へ行く飛行機に乗るときみたいなセキュリティやパスポートのチェック付きなの?何か書かされるの?お金払わなきゃいけないの?

と思われた方もいるかもしれませんが…

国境を超える際は特になにも起こりません。例えるなら、日本の電車で隣の県まで行くような感覚です。

本人確認のためにパスポートとチケットの提示を求められることはごくたまにありますが、日本から外国へ行くときのような大掛かりな手続きはありません。

ですが、海外旅行の常識としてパスポートとチケットは必ず持っておきましょう。

宮殿みたいなアントワープ中央駅

電車で到着してすぐ、エスカレーターに向かっていくと、すでに宮殿っぽいものが見えています。異世界のような美しさ…

ホームの外に出てみると、大広間みたいなだたっぴろい空間が。装飾のあちこちに大理石が使われています。

まだ駅に降り立っただけなのに「これがアントワープか!」と感動してしまうような美しさです。

宝塚歌劇団の大階段をなぜか連想してしまいました…

きらびやかな中世の貴族たちが、今でも悠々と階段を下りてきそう。駅だけでも「アントワープに来てよかった!」と満足できる、美しいたたずまいです。

街のシンボル・大聖堂へ

アントワープといえばここですよね!

そう、アントワープ大聖堂。知る人ぞ知る「フランダースの犬」のゆかりのスポットです。

アントワープが生んだ巨匠・ルーベンスの大作「キリストの降架」が展示されています。

なお、開館日であっても不定期でイベントが開催されることがあり、臨時で休館することも。日帰り旅行のときにちゃんと開館しているかどうか、あらかじめインターネットで確認するのがおすすめです。

住所Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
開館時間10:00~17:00(土曜は~15:00、日曜は13:00~16:00)
休館日なし
入館料5ユーロ

 

大聖堂の目の前や、周りの路地や広場から撮影するのはもちろんですが、ちょっと離れたところにも絶好の撮影スポットがあります。

大聖堂をてっぺんから写真におさめることができ、かつアントワープのモダンな街並みものがさないスポットです。

大聖堂の高さが遠くからでもわかります。

スポットの場所は、大聖堂から歩いて数分のところにあるこちら。街を流れるエスコー川沿いにある意外な撮影スポットです。

作りが細かいうえに、120メートル以上の高さ。非現実的なかたちをしたシンボルでした。

そこにあるという実感がいつまでたってもわきませんでした…

アントワープゆかりのルーベンスの家へ

大聖堂でルーベンスの作品を鑑賞したら、そのルーベンスが暮らしていた家にも立ち寄っておきましょう。

もっとアントワープという街や、ルーベンスの作品を好きになることができる場所です。

画家ルーベンスが、1616年から亡くなるまで生活していたという家。バロック様式の邸宅を設計したのはなんとルーベンス自身です。

展示は、生前のルーベンスが使っていた調度品や、彼の作品が展示されています。

当時の姿を再現したアトリエや居間も見どころです。

ルーベンス自慢のアトリエは、重厚感のある特別な空間です。

かわいらしい中庭も、見学可能です。

住所Wapper 9-11, 2000 Antwerpen
開館時間10:00~17:00
休館日月曜
入館料8ユーロ

 

名物ワッフルに舌鼓

そうそう、日帰りといえどベルギーの地を踏んだのなら、味わっておきたいものがありませんか?

首都ブリュッセルはもちろんですが、アントワープの街でも絶品ワッフルを味わうことができます。スイーツ好きなら、記念にどうぞ!

あつあつできたてのワッフルに、みずみずしいフルーツてんこ盛り、たっぷり生クリームとつめたいアイス添えの「ワッフルソレイユ」。

見た目も鮮やか、ボリュームも満足なワッフルメニューです。ベルギーに来たらこれでしょ!と言わんばかりです。

目で見て楽しい・食べておいしいこのワッフルを提供するのは「デジレ・ド・リール」という老舗カフェ。

ここのワッフル生地には秘伝のシロップが練りこまれていて、主張しないほのかな甘みが感じられます。

大聖堂からすぐそばの、おしゃれなショップや有名チョコレートショップが集まるエリアにあります。散策の合間に!

住所Schrijnwerkersstraat 14-16, 2000 Antwerpen
営業時間9:00~20:00(金・土曜日は~22:00)
休業日なし

 

アントワープは流行の発信地

街並みの美しさが際立つアントワープですが、実はショッピングを楽しむのにもぴったりな街なのです。

アントワープには、世界有数のデザイナーを輩出する名門アカデミー「アントワープ王立芸術学院」があります。このほか、街には流行の最先端をいくブティックや、センスの光るアーティストのギャラリーなどが点在しています。

おしゃれなアントワープで、ショッピング三昧ならまずメール(Meir)通りへ。いわゆる街の目抜き通りで、いつもにぎわっています。

メール通りは、若者に人気のお店や、有名なファストファッションのお店が多いです。

流行最先端のお店が入っているのは、重厚感のあるバロック様式の建物!お店が入っているとは思えないような、ゴージャスな外観に圧倒されます。

なんと日本のユニクロも。

とくにあてはなくとも、歩いているだけで中世ヨーロッパの雰囲気に浸れてしまう。そんな街並みがある通りです。

まとめ

街のシンボルとアート、名物スイーツにショッピング。オランダから日帰りの旅でも、これだけ抑えることができれば「訪れてよかった」と実感できるはず!

私が訪れたときのアントワープは雨でした。雨の散歩道もなかなか風情があって素敵です。

日帰りだと駆け足でめぐることになるかもしれませんが、それでも訪れる価値があります。オランダの旅を考えている人は、ぜひアントワープにも足をのばしてみては?

 

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いつもひとりで、オランダやイギリスなどヨーロッパの国々を旅しています。美術館巡りが大好きです。国内では、大好きなアーティスト・超特急を追いかける旅を展開中。⇒プロフィールの詳細はこちら

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