海外の宿泊費・生活費をタダにする4つのサービス比較とリアル体験レポ!

海外で長期滞在したい時、長期で旅を続けたい時に、気になるのが、滞在費ですよね。

できるだけ安く泊まるために、いろいろなサイトを駆使している人も多いでしょう。

節約旅行の代表的な宿といえば、バックパッカーズやユースホステル。

私も何度も利用してきました!!

しかし、もっと安く!というかタダで滞在できて、しかも現地の人と交流を持てるようなシステムもあるんです☆

今回は、節約旅に超便利な方法をご紹介します!!

そして、実際に、タダで滞在した様子をお見せしたいと思います。

海外の宿泊費・生活費をタダにする4つのサービス

まずは、宿泊費や生活費をタダにできる4つのサービスと、その特徴をご紹介します。

WWOOF(ウーフ)

滞在費をタダにしたいと考えた時に、必ず耳にするほど有名なサービスです。

ヘルプエクスチェンジのスタイル。

WWOOFに登録しているホストのもとで、宿と食事の代わりに、ヘルパー(ボランティア)として、働きます。

WWOOFの特徴は、与えられる仕事が、有機農業に特化していること。

農業に興味がある、農業体験したい、自然の中で暮らしたいという方に、オススメです。

また、農作業は単純な仕事が多いので、とっかかりやすいのも魅力ですね。

WOOF

HelpX(ヘルペックス)

名前の通り、ヘルプエクスチェンジのスタイルのサービス。

宿と食事の代わりに、ヘルパー(ボランティア)として働きます。

WWOOFと似ていますが、大きく違う特徴があります。

それは、仕事内容が多岐に渡る(なんでもあり)ということ。

農業、ロッジの手伝い、子どもや犬の世話、家事、ホームステイ(異文化交流を楽しむ)などなど。

なので、滞在先が農家であることもあれば、一般の家庭にホームステイすることもあります。

helpx

Workaway(ワークアワウェイ)

ほぼ、Helpxと同じサービスです。

宿と食事の代わりに、ヘルパー(ボランティア)として働きます。

仕事内容も農業、ゲストハウスの運営、ベビーシッターなど様々。

2つの違いは、運営会社や登録料ですね。

Workawayの方が、サイトが見やすい、検索しやすいといった声もあります。

ただし、Helpxがお手伝い系の仕事が多いのに対して、こちらは、農業が多いみたいです。

workaway

Couchsurfing(カウチサーフィン)

旅先の現地の人の家に、無料で、泊めてもらえるサービス。

先に紹介した3つとは、異なったスタイルのサービスです。

宿をタダで得るサービスなので、食費などは必要です。

その分、働く必要はないので、自由に観光できる時間が多く持てます。

また、宿泊だけではなく、ホストとゲストの両方の合意があれば、宿泊以外の使い方もできます。

食事やカフェだけ現地の人と行きたい、なんて使い方ができるのが、魅力です。

ただし、知らない人の家に泊まるのが基本なので、女性はホスト選びを慎重にしないとですね。

couchsurfing

宿泊費・生活費をタダにする4つのサービスを比較

旅費を節約できる4つのサービスから、自分に合ったものを選ぶために、それぞれを比較してみました!

 

WWOOFHelpXWorkawayCouchsurfing
登録費 国によって異なり、国が変わるたびに必要。

日本の場合5500円/1年間

WWOOF independents(WWOOF組織のない国)の場合15ユーロ/1年間

プレミア会員の場合20ユーロ・29USドル・18ポンド/2年間

登録自体は無料ですが、プレミア会員にならないとホストの詳細が見れず連絡できない。

 34USドル/1年間

ペアの場合44USドル/1年間

 無料

運営サポートのための寄付システムがある。(15ドル~)

宿泊費・食費 無料 無料 無料宿泊費以外の食費などは必要
仕事内容 有機農業がメイン。 農業、ホステル、子どもや犬の世話、家事など様々。

お手伝い系の仕事が多い。

 農業、ホステル、子どもや犬の世話、家事など様々。

 

 なし
メリット
  •  有機農業の勉強になる。
  • 国ごとにWWOOF組織が存在。
  • 歴史が古いので、信頼度が高い。
  • WWOOF JapanならHPが日本語。
  •  登録費が安く、2年間有効。
  • 仕事の種類が多いく、簡単な仕事も選べる。
  • 世界各国で可能。
  •  仕事の種類が多い。
  • サイトが見やすく、ホストの情報が詳しい。
  • 行先だけでなく、目的別に検索できる。
  • 世界各国で可能。
  • 登録費が無料。
  • 宿泊以外にも交流サイトとして利用できる。
  • 宿泊のみの使用なので、自由時間が多い。
デメリット
  •  国ごとに登録・登録費が必要。
  • 登録費が高い。
  • 仕事内容が有機農業のみ。
  •  目的地からの検索。
  • サイトが少し見づらい。
  •  登録費が少し高い。
  • 農業系の仕事が多め。
  •  宿泊費以外の費用が必要。
  • 個人宅への宿泊は、危険がともなう。
  • 宿泊日数は短めの設定が多い。

 

HelpXがおすすめ!!!!

4つとも、節約旅ができて、しかも現地の人と交流が持てる、とても素敵なサービスです。

その中でも、私のおすすめは、Helpx。

農業も楽しいですが、体力が必要な仕事も多いです。

宿と食事の代わりに感謝の気持ちを持って、お手伝いすることに変わりはないですが、できれば自分に向いていそうな仕事を選びたいですよね。

また、市街地に滞在できることも多く、観光に便利な場所を選びやすいと思います。

workawayも同じですが、やはり登録費の安さは、魅力的ですね☆

登録自体は無料なので、使用しない時でも、ある程度検索できるし、プレミアム会員が2年間有効なのも便利です。

HelpXのおすすめポイント

  • 登録費用が安く、2年間有効
  • 仕事の種類が選べる
  • 観光に便利な滞在先も多い

HelpXの具体的な使い方

HelpXのサイトは、英語表記のみ。

でも使い方は、そんなに難しくないので、ご心配なく~。

ここでも、具体的な使用方法を説明しておきますね♪

 

HelpXでのヘルパー登録方法

  1. HelpXを開いたら、“Join Now”
  2. HelperかHost聞かれるので、“Helper”を選択
  3. ヘルパールールをよく読んで、“I agree”
  4. single male(男性1人) or single female(女性1人) or couple(カップル) or two friends(友達と2人)の中から、Helperを使うときの状況を選択

 

ここから、個人情報を入力していきます。

全て英語で記入します。

ここまでで、“Submit Details Now”を押すと、とりあえずの登録は完了。

お試しで見てみたいだけなら、ここまででOKです。

 

本格的にホスト探しをするなら、その下も記入しましょう☆

Optional4は、HelpXサイトへのご意見です。

全て記載する必要はないですが、できるだけ詳しく書くことで、ホストと連絡とりやすくなります。

また、ホストからスカウトが、くることも。

 

My Photosのところから、プロフィール写真もアップできます。

プロフィールなどの登録情報は、変更可能です。

私のプロフィールは、こんな感じ。

初めの頃は、もう少し詳しく書いてたかもw

HelpXを続けていくうちに、プロフの下にホストからの評価が増えていきます。

 

ホストの探し方とポイント

ホストを探すだけなら、無料会員のままでも探せます。

しかし、実際に連絡を取るために、Premier(プレミア会員)になりましょう。

プレミア会員になったら、さっそくホスト探し!

Australia、New Zealand、Europe、Canada、USA、Internationalから行きたい地域をクリック。

訪れた地名や仕事のカテゴリーなどから検索。

ホストの一覧が現れます。

ホストの詳しい情報は、Host ID横の“view full listeing”を開くと見ることができます。

 

沢山のホストがいる地域だと、ホスト選びに悩みますよね。

参考までに、私がホストを選ぶときのポイントをご紹介します。

ホスト情報のココをチェック!

  • persons:受け入れ可能人数
  • category:仕事内容や受け入れ方
  • area(ha):所有地、働く場所の広さなど
  • read/write reviews:過去のヘルパーたちのレビュー

ホストが農家などの場合は、personsの人数が多いほど、広い農場なんだろうなとか、忙しそうだなとか予想できます。

それと同時にareaも確認。

人数が多くて土地も広いと、仕事が大変そうだなと思うし、逆に、沢山の仲間や出会いが欲しい人には、良いですよね。

 

HelpXの魅力のひとつでもある仕事の種類は、categoryで確認。

こどもの世話や家事など、ちょっとしたお手伝いの場合は、homestayになっていることもあります。

 

一番重要視しているのが、reviewsです☆

HelpXごとに、ホストもヘルパーもレビューで、お互いを評価できるシステムになっています。

良いホストなら、その分レビューの数も多いです。

また、ヘルパーの受け入れに慣れているので、助かります。

レビューを書いたヘルパーの国も表示されますので、日本人を受け入れたことがあるホストを選んでみても良いかも。

 

もちろんホストとの相性は、行ってみないと分からないし、人によって感じ方も違います。

寝る場所や食事についてなど、ホストの説明にない場合は、あらかじめ確認しておいた方が良いです。

ベッドスペースはあるけど、寝袋を持ってきてね!ってこともあります。

 

ホストと連絡を取る方法

気になるホストを見つけたら、Emailをクリックしてメッセージを送信します。

私が初めて送ったメッセージがコチラ

Hello! Nice to meet you!!
My name is Coba, 28 years old, Japanese female.

I’m going to go Saltspring Island form mid-July.
Your website is very interesting. I like fieldwork and art.
And I’m interested in organic farmstay.

Are you still looking for a helper?
Can I stay your home?

I’m looking forward your reply.
Thank you!

登録したプロフィールをホストは見れるので、「訪れたい日に、ヘルパーの空きがあるか」確認する感じにしています。

気になるホストがいたら、とりあえずメッセージを送りましょう!

返信がない、遅いは、ふつうです。

返信が来たら、お互いの予定などを合わせて、会う日や場所を決めます。

私の場合、滞在日数未定のことが多かったけど、よくあることのようで、好きなだけいなよって方が多くて、助かりましたw

滞在先が決まったら、HelpXメッセージで連絡とるか、携帯番号を教えてくれるホストもいます。

タスマニアでのヘルプエクスチェンジ体験

完全にHelpXの魅力にとりつかれてた私は、タスマニアでは、2か所に滞在しました。

森の中と、市街地付近という極端な2か所。

どちらも、とっても楽しかったですが、同じHelpXでもこんなに違いがあるんだよってことで、比べながら、ご紹介しますね。

 

ちなみに、私のHelpXは、カナダからスタートしました。

こちらも、合わせてご覧ください~。

【カナダ・ワーホリ】ソルトスプリング島で初めヘルプエクスチェンジでファーム体験!

ホストと滞在地“ここでヘルパーしてました”

ロンセストンから車で1時間の山の中のロッジ(1か所目)

ロンセストン空港で、待ち合わせして、ホストの車に乗って、滞在先のロッジへ。

とっても気持ちの良いドライブでしたが、どんどん山の中へw

到着した場所は、牛や羊しかいない、森の中の小さなロッジ。

ホストは、ロッジを運営する老夫婦です。

ヘルパーは、私1人だったので、山の中のロッジで、3人生活がスタートしました。

あと、ダックが5匹と野生動物が沢山いたw

ホバート市街地からスグの一軒家(2か所目)

2か所目の滞在先は、ホバート。

ロッジを出発して、数時間。長距離バスで、ホバート市内へ。

ホストの家も、ホバートの中心から車で15分ほど。徒歩でも1時間もあれば、市街地に出れます。

住宅街の庭付き1戸建て。

ホストは、シングルマザーの先生、娘2人と犬1匹。

もう一人カナダから来たヘルパーがいたのですが、旅行中で、1日しか被らなかったです。

宿泊場所“ここで寝ていました”

山小屋風の離れ(森のロッジにステイした時)

ロッジは、客室なので、私のベッドは、ちょっとだけ離れた小屋。

三角屋根の2階建てで、めっちゃ可愛い♪

しかし…寒い( ;∀;)

暖房がないので、寝袋2枚重ねw

バス・トイレは、小屋から出て、さらに小さな小屋。

しかもコンポスト・トイレなので、虫がスゴくてコワイ…w

シャワーは、ほぼ出ないので、昼間に頑張ったけど、外から丸見えw

 

でも、めちゃ優しいホストだから大丈夫!!

上着やニット帽まで貸してくれた~。

お客さんいない時は、ロッジに寝させてくれたし、トイレもロッジの使えてました☆

慣れてくると、朝6時前に起こしてくれる鳥の声が、気持ちよくなってきますよ♪

 

ヘルパー用とは思えないワンルーム(市街地にステイした時)

一方、ホバート市街地の家では、半地下にある、バス・トイレ付きのワンルーム。

めっちゃ綺麗すぎて、感動したw

もう一人いるはずのヘルパーと2人用でも、2段ベッドではなくシングル。

ストーブまである!!

 

一般家庭なので、出かけた時に時間を合わせないと、家に入れなかったけど…

でも、ホストとは、いつでも連絡とれたし。むしろ観光まで送迎してくれたし…本当に感謝☆

食事“1日3食ゼロ円の贅沢”

シェフの絶品料理(森のロッジ)

ロッジのシェフは、ホストの旦那さん。

昼と夜は、いつもシェフの絶品料理♪

天ぷらなどの日本食を、箸で出してくれることもありました。

朝食は、奥さんが焼いたパンやシリアル、ヨーグルトなど。

こどものいる家族が滞在する日に、一緒にクッキーを作りました☆

基本、キッチンは好きに使えたし、あるものは何でも食べて良いスタイル。

だけど、二人の料理がおいしいから、私は全然作らなかったなw

 

オーガニック重視の自由な食事と家族団らん(市街地)

ホバートの家庭では、娘2人の健康のために、基本はオーガニック食。

冷蔵庫の中は、ベジタリアン向け。旅の疲れに優しいですね。

食材の買い出しは、欲しい物を買ってくれました☆

 

基本、3食、家にあるものを好きに食べてねスタイル。

でも夕食は、ホストが作ったものを食べてましたねw

ほかにも、娘たちとケーキを焼いたり、カレーや寿司を作って楽しみました♪

写真は、ラミントン☆

オーストラリアの伝統的なスイーツらしいです☆

仕事内容とヘルパーの過ごし方

山のロッジでのユニークな仕事

私が滞在したロッジは、エコに力をいれたユニークな作りのロッジでした。

部屋を暖める、お湯を出す、料理を作るなど、多くのことにマキが必要。

それに、野菜は自家栽培、卵も飼っているダックのものです。

そんなロッジのヘルパーの仕事は、いつも奥さんが、キッチンの黒板に箇条書きにしてくれていました。

私のロッジでの仕事

マキ置き場から、ロッジにマキを運んでくる

ダックから卵をもらってくる

料理の手伝い

ロッジの掃除やベッドメーキング

ロッジの壁の塗り直し

全て毎日あるわけではなくて、日によって変わります。

それ以外の時間は、ブッシュウォーキングや周辺散策へ。

ホストが出かける時は、カフェなどに連れて行ってくれたこともあります。

 

市街地の家では、ルール順守で簡単、自由な仕事時間

ホバートの家では、ホームステイのような感じでした。

でも、ヘルプエクスチェンジなので、お互いがフェアになるための、ルールがありました。

基本的な家事、犬の世話、庭の手入れなどを滞在中に、決められた時間分働くこと。

1日1時間ずつなどに分けても良し、暇な日にまとめて働いても良しです。

ちゃんと時間を計ってね。って感じでした。

私のシングルマザーの家での仕事

掃除や洗濯

庭の手入れ

犬の世話(ごはんや散歩など)

たまたま私の滞在中は、長期休暇中だったので、ホストと一緒に過ごすことが多かったです。

ブッシュウォーキングに誘ってくれたり、観光地に連れて行ってくれました。

まとめ

タスマニアでの2つのHelpX、本当に良い経験になりました。

ヘルプエクスチェンジとして、多少のお手伝いはしましたが、全然お返しできてないと思えます。

タダで生活できるだけじゃなく、こちらがタスマニア旅行を楽しめるよう、とても配慮してくれていました。

本当に良い出会いに恵まれました!!!

節約旅行目的でなくても、いろんな方に、経験して欲しいと思います。

タスマニアのロッジや観光地の情報は、以前の記事で紹介してます。

離島マニアがガチ体験レポ!オーストラリアの離島ランキングTOP3

 

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どこでも鼻笛♪路上詩人アイランドTRIPLER「Coba」

どこでも鼻笛♪路上詩人アイランドTRIPLER「Coba」

宮古島からスタートして、沖縄を転々としながら、路上詩人などを経験。カナダ、オーストラリアでのワーキングホリデーを利用しながら、ヘルプエクスチェンジを楽しむようになる。旅にはいつも三線や鼻笛を持参している。⇒プロフィールの詳細はこちら

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