帰国子女が教える!ドイツ・アイゼナハの観光スポット5選!

ドイツ中部のThüringen(チューリンゲン)州にあるEisenach(アイゼナハ)。

森に囲まれた小さな田舎町ですが、世界的に有名なあの人達ととっても縁の深い町です。

その有名人とは、宗教革命を起こしたルターと、音楽室に絶対いるバッハ。歴史に詳しくない人でも名前くらいは聞いたことありますよね。

今回は、訪れた後はちょっと賢くなれる?ドイツの歴史都市アイゼナハの魅力を世界遺産からソーセージまで全部紹介します!

基本情報

場所・アクセス

アイゼナハはドイツ中部に位置しています。ドイツの高速鉄道ICEでベルリンから約2時間半フランクフルトからは約1時間40分です。鉄道で行く以外にも、ベルリンなどから長距離バスで行くこともできます。

バスで行く場合、ドイツではFlix Busというバス会社が国外線なども運行していて有名です。ネットで予約ができ、また鉄道の半額以下で行けるのはとても便利です・・・・

が、バスなので遅延する可能性は覚悟して利用しましょう。

yuri
私は今回ベルリンからバスを使ったのですが、帰りのバスが4時間以上の遅延連絡が入ったため、高い当日券を買って鉄道でベルリンに戻りました。

アイゼナハってどんな町?

アイゼナハ中央駅

アイゼナハを知るためのキーワードは3つ。ルターバッハ、そして自動車です。

アイゼナハは、ドイツの中心部に位置することから、古くから交通の要所として栄えてきました。1067年、この後紹介するヴァルトブルク城が建設されます。このヴァルトブルク城は1521年に帝国を追放されたルターがヴァルトブルク城に隠れていたことでも有名です。

音楽好きじゃなくても知ってるバッハは、1685年にアイゼナハに生まれ、少年期をそこで過ごしました。

工業都市としても有名なアイゼナハは100年以上前から自動車工場があり、BMWの基礎を築いた他、現在はオペルの工場があります。

観光にかかる時間

山の上にあるヴァルトブルク城以外の観光名所は、徒歩で回れるような小さな町なので、1泊2日で滞在時間24時間くらいで十分です。観光の目的をヴァルトブルク城に絞るのであれば、近隣都市からの日帰りでもOKです。

yuri
町のあちこちに案内板や地図があり、観光客にとても優しい町でした!

アイゼナハのおすすめ観光スポット5選

【スポット1】世界遺産ヴァルトブルク城

 

場所・アクセス

1067年に建設され、1999年に世界遺産に指定されたヴァルトブルク城は、チューリンゲンの森に囲まれた山の頂上にあります。

ヴァルトブルク城へは、中央駅の前にあるバスターミナルから15分ほどバス(Wartburg行き)に乗るか、チューリンゲンの森にあるハイキングコースを45分ほど歩いて行くこともできます。中央駅~ヴァルトブルク城のバスは基本的に1時間に1本で毎00分に発車しています。※2018年4月時点

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行きはひたすら登っていくので、行きはバス、帰りは徒歩がおすすめです。また、バスで行った場合もバスを降りてから徒歩で少し上がるので、歩きやすい靴は必須です!

見どころ

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それでは、ヴァルトブルク城の魅力を写真と共に紹介します!ですが、今回、ドイツ語のガイドツアーに参加してみた結果、悲しくもあまり説明を理解することが出来なかったので後学した知識を入れて紹介します。

1.美しい宮殿

↑大広間では、恋愛詩人たちによる歌合戦が日々開催されていました。キラキラ~~~って感じではありませんが、壁、天井、柱などは細かな装飾がたくさんありました。

↑食事の間。ここは思ったより質素でしたが、当時の家具や食器などは細部までこだわっていて美しかったです。

↑ここはハンガリーからルードヴィッヒ4世の后としてやってきたエリザベートのお部屋です。

↑お風呂。ちっちゃめのプールみたいで泳げそうです。

2.ルターの部屋

ローマ教皇に破門されたルターは、この部屋で貴族など一部の人しか読めなかった新約聖書をドイツ語に翻訳しました。これは、その後のドイツ語の発展にも繋がったと言われています。

3.城から見下ろすチューリンゲンの森と町

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個人的にはお城の内部よりも外観やそこから見下ろす景色の方がより感動しました!
  • 入場料(ガイドツアーのみ):10Euro ※2018年4月時点
  • 営業時間:4月~10月は8:30-17:00 / 11月~3月は9:00-15:30
  • ドイツ語のガイドツアーは随時運行。毎日13:30から英語のガイドツアーが開催されている。(所要時間45分)(予約不要)
  • HP:http://www.wartburg.de/en/

【スポット2】バッハの家

バッハ生誕の地であるアイゼナハにある「バッハの家」では当時の楽器などを展示しています。(バッハの像の左側にあります。)家という名前ですが、映像資料なども豊富にあり、施設の規模はもはや博物館レベルです。

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1時間に一度、古い楽器を使った20分間のコンサートが行われます!このコンサートも入れて、バッハの家の観光に必要な時間は1時間~1時間半くらいです!

【スポット3】ルターの家

15歳のルターが学生として下宿していた家がこちら。現在は「ルターの家」として当時の部屋の再現や彼に関する展示品を見ることができます。

【スポット4】自動車博物館

自動車産業で栄えたアイゼナハにある自動車博物館では、車の歴史を学ぶことができます。「自動車」と聞くと、子供や男性が好きなもののイメージがありますが、銃弾が埋め込まれた車、戦中、戦後の車など、世界の歴史と深く関わりのある展示があるので、大人も十分楽しめる場所だと思います!

  • 入場料:6Euro ※2018年4月時点
  • 営業時間:火~日曜日10:00-18:00(11月から3月は11:00-17:00)祝日開館
  • HP:http://www.awe-stiftung.de/

ちなみに、アイゼナハ中央駅の内部にはこんなステンドグラスもあり、アイゼナハは自動車で栄えてきたことがわかります。

【スポット5】せまい家

一応アイゼナハの観光マップに紹介されているのですが、これ観光名所なのかなぁ(笑)幅が2.05mでたぶんドイツで最も狭い家だそうです。

周りは現代的な建物が並んでいるので、ここだけ時代に取り残されているような雰囲気がします。

250年前に建設され、もともとは住居でしたが、今は骨董品などの展示を行っているようです。残念ながら私が訪れた時は閉まってました。

ホテル・レストラン情報

古城ホテル (Romantik Hotel auf der Wartburg)

いつかは泊まってみたい古城ホテル・・・ここにあります!ホテルと隣接された位置にあるRomantik Hotel auf der Wartburgでは、比較的お手頃なお値段で憧れの古城ホテルに泊まることができます。

yuri
お城から見えるのと同じ景色を見ながらゆったりと過ごす時間もいいですね!ちなみに、ルタールームというcozyな(可愛いらしい)シングルルームもあるので、贅沢一人旅の方にもおすすめです!

HP : http://wartburghotel.de/en/

なんともクレイジーなじゃがいもハウス

出典:https://www.eisenach.info/de/eisenach-erleben/gastronomie/details/item/das-total-verrueckte-kartoffelhaus.html

これはレストランの名前を直訳したもので、ドイツ語だと”DAS TOTAL VERRÜCKTE KARTOFFELHAUS”というレストラン名です。ドイツといえばじゃがいも!ということで、このレストランではじゃがいも料理・ドイツ料理を食べることができます。せっかくドイツに来たのですから、ここでビールとじゃがいもをぜひ堪能してください!

HP:https://www.eisenach.info/de/eisenach-erleben/gastronomie/details/item/das-total-verrueckte-kartoffelhaus.html

チューリンゲンソーセージ

色んな地域にご当地ソーセージがあるドイツ。アイゼナハのあるチューリンゲン州は”チューリンゲンソーセージ”というにんにくとハーブが練り込まれたソーセージが有名です。アイゼナハでは屋台でこのThüringer Bratwurstが売られていて、食べ歩きにぴったり!(Bratwurstとはドイツ語で「焼きソーセージ」の意味です。)

買う時にケチャップかマスタード(ドイツ語ではSenf:ゼンフ)を聞かれるので、お好みを選んでください。

yuri
パンからはみ出るソーセージ・・・パンはソーセージで手が汚れないための持ち手みたいなものですね!

おすすめ?アイゼナハ土産

最後にアイゼナハの記念に、こんなお土産はいかがでしょうか。

↑ルター関連グッツ

 

↑ルター関連グッツ②

写真を取り忘れてしまったのですが、同じ感じでバッハ関連グッツもあります。

yuri
町の売りをお土産にしたらこうなりますよね!笑 町の中にはスーパーやドラッグストアもあるので、そこでお菓子などバラマキ土産を買ったり、服屋で服を買ったり、普通のショッピングも楽しめますよ!

まとめ

世界遺産と言えども、ノイシュバンシュタイン城よりかは知名度が劣るヴァルトブルク城。ルターファン、バッハファンでなければ、日本人の間ではまだあまり知名度がないかもしれません。

ですが、町の可愛らしさや落ち着き、城から見下ろす景色など、古いドイツが感じられて行く価値はとてもあります!観光スポットがめちゃくちゃあるわけではないので、目的の場所を回ったらあとはオープンテラスでコーヒー、なんて過ごし方も素敵だと思います。

ベルリンやフランクフルトからもアクセスが良いので、ぜひ行ってみてください!

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旅=自己成長!地球に恋する帰国子女TRIPLER「Yuri」
父の仕事で小中学生の4年間、ドイツで海外生活を送ったことがきっかけでドイツが大好きになり、移住したいと思うようになる。大学卒業後、東京で就職するもその思いは枯れることなく5年後に退職。現在はドイツでワーキングホリデー中。息をのむような絶景、涙が出るほどの感動、笑っちゃうくらいの驚き・・・旅を通してより感受性の豊かな人間になることが旅の目的。 ⇒ プロフィールの詳細はこちら </A >

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