【これで安心】実際にロストバッケージに合った私が教える3つの事

こんにちは!アニオタトリップラーHALです!

今回は、私がフィリピン語学留学に行く前の話です。

人生初のヨーロッパ。
私と同じく英語をほとんど話せない友人との二人旅行。
私が、「…やっぱ英語ちょっと勉強しよう」というきっかけの一つにもなったハプニングです。
海外旅行で、自分の荷物だけ飛行機から降りてこなかったらどうしますか??
ロストバゲージ、なんて単語は、できることなら耳にしたくないものです(笑)
が、起こってしまったものは仕方ない!
体験談を踏まえて、取るべき行動などをチェックしていきます!

ロストバゲージって?

トランクや大きいかばんなど、航空機内に持ち込めない手荷物を、
チェックインの際に空港会社に預けますよね。

これを受託手荷物と言いますが、これが遅延や紛失などで目的地に届かないトラブルを

ロスト(失う)バゲージ(荷物)といいます。

2016年に羽田空港でのロストバゲージがニュースになったこともあり、
日本国内ではあまり馴染みがありませんが、海外では意外と多いようです。

こんな時に起きやすい

なぜロストバゲージがおきてしまうのか。
羽田空港の例でいえば、「ベルトコンベアの故障」
私たちの場合は、「トランジットの際の飛行機間違い」
他にも「積み忘れ」や、「他の人のものと入れ替わってしまった」、など理由は様々なようです。
機械の故障等はもはやどうしようもないのですが、まだ人の手で行われる作業も多いため、
間違われないようにするポイントが以下の3点。
①荷物に特徴をつける
②チェックインを余裕をもって行う
③飛行機の乗り換えも余裕をもって行う
同じような荷物が並んでいると、入れ替わってしまうことがしばしば…
また、フライト時間ぎりぎりで行動すると、
人間は間に合っても荷物が間に合わない、ということがよくあるようです。

確かに私たちも乗り換えの時間が短く、とても焦った記憶があります。

 

意外とゆるいドイツの対応

トランジットを乗り越え、やっとドイツの地に降り立ちます。
長い長い入国手続きの列に並び、入国審査のおじさんとドギマギしながら顔を見合わせ、
さあ、来たぜヨーロッパ!!!
と足を踏み入れた瞬間、アナウンスが流れます。
『〇×÷…〇×÷…』
「…」「…」
「…いま、日本人名言われた気がしない?」
「いや、分からん」「ですよね」
ワタシタチ エイゴ ワカリマセン状態なので、
何も聞かなかったことにして、荷物受け取りのテーブルへ向かいます。
…来ない。トランクが来ない。

待てど暮らせど、私のも友達のも出てきません。

「…やっぱさっきの、我らのトランクロストしちゃったよ的な連絡だったんじゃない?」
「いやでもまさか、そんな二人分だけピンポイントでどっかやるとかありえんでしょ(笑)」

そのまさかの奇跡が起こってました

カウンター対応

「すいません、もしかして、アナウンスが呼んだ、私たち、名前、…?」
今思い出すとこんな感じの英語でした。
カウンターのお姉さんもよく理解してくれたものだなあと思います。
何度か名前を確認されたのち、「ああ!」という顔をして用紙を一枚ずつ渡されます。
渡しながら何やら説明してくれます。
何言ってんのかワカリマセン
頂いた用紙ももちろんオール英語です。
何書いてんのかワカリマセン
それでも何とか、友達とお互いの少ない語彙力を総動員して解読したところ、
名前、電話番号、飛行機の便、経由地、滞在期間、宿泊場所
などの情報と、荷物の『特徴』、と書かれていました。
「…もしかしてだけど、私たちの荷物ってここにないの…?」
そんなばかなと思いながら恐る恐る尋ねると、お姉さん二人、顔を見合わせて笑い出します。
「ええ、そうよ!トランジットしたときに、別の飛行機に乗っちゃったみたいね」

まじで??

という顔をする私たちを見てさらに爆笑。

「明日には届くから、滞在するホテルの住所とか書いてね」
その後、英語が不自由だと察してか、優しい英語で説明し、代筆をしてくれたりしました。
東は日本、西はドイツがまじめなお堅い国、というイメージがあったので、
ひと言の謝罪や同情の言葉等もなく
(カウンターのお姉さんに責任は全くないのですが、
改めて「連帯責任」文化じゃないんだなーって思い知りました)、
終始楽し気に笑いながら、そのまま荷物なしで放り出される、というのは
”日本と似ている”
という勝手なイメージを払拭するには十分でした。

守られない約束

さて、着替えからインスタント日本食まで荷物の大半をいれたトランクがないまま、
「明日には届くよ!」
というカウンターのお姉さんの言葉を信じて空港を後にします。
ミュンヘン駅近くのホテルにチェックインし、
フロントのお姉さんにロストバゲージした荷物が明日届く旨を伝えます。
フロントのお姉さんもにっこり笑って、

「オーケーオーケー、よくあることよ」

え、よくあるの??
明日荷物が届くんなら、困るのは今日の寝間着くらいだな!
と気楽に考えて、周辺を散策したりアイスを食べたり。
2日目は朝からツアーに参加して城巡り。

荷物のことなどすっかり忘れてはしゃぎたおし、夕方、部屋に戻ってから思い出します。

慌ててカウンターへ行き尋ねると、

「まだ届いてないわ。届いたら言うから大丈夫よ」

なるほど。
「明日」とは昼過ぎくらいのイメージだったけど、
もしかしたら明日の「夜」のことだったのかもしれない。

じゃあ明日の朝(3日目)には受け取れるかな~…

3日目の朝、連絡を待つ、しかしこない…
3日目の夜、再度尋ねる、しかしこない…
4日目の朝、こない…

「『明日』ってなんだっけ…(遠い目)」
4日目の夜に届きました。チェックアウト前日でした。あっぶな!!!

本当にやるべきこと

何度か海外に行きましたが、ロストバゲージなんて経験は初めてで、
どうしていいか分からないまま過ごしていました。
すっかり忘れていた保険の存在を思い出したのが4日目の朝。
藁にもすがる思いで海外保険会社に連絡すると、迅速に対応してくれ、
無事に着替えや日用品をゲットすることができました。
保険ってこういう時に役立つんだなあと実感するとともに、
それまで無為に過ごしていた自分に腹が立ったため、
「こうすればよかった」という反省点も踏まえて、とるべき行動を押さえていきます!

ほうれんそう

はい、基本。
異常事態は報告。
状況や問題を連絡。
今後の対策を相談。
①まず空港のカウンターに行き、荷物がない旨を伝えます
空港側が事前に把握できていない場合、探してくれます。
②事故証明書を書きます
探しても出てこなかった場合、証明書が出ます。
名前、電話番号、飛行機の便、経由地、滞在期間、宿泊場所、そして荷物の特徴など、
必要な情報を記入します。
③事故証明書の控えをもらいます
これがないと保険が受け取れない可能性がありますので、必ず大切に保管してください。

保険の確認

続いて、保険の確認。

海外旅行に行かれる際は申し込まれる方がほとんどだと思います。

申し込みした際に冊子やPDFなどを頂くと思いますので、
そちらの「受託手荷物」「寄託手荷物」に関する項目を確認してください。
面倒くさければ、いきなり電話しちゃってもいいと思います。
私は東京海上保険を利用していたのですが、こちらの電話代を気にかけてすぐに折り返してくれ、
また、ロストバゲージの際の保険適応条件などを具体的に教えてくれました。
ただ、その条件が少しややこしかったので、事前に確認した上で電話連絡がスムーズかと思います。
東京海上の場合は、
条件を満たしたことを確認
必要品を自腹で購入
購入したもののレシートと事故証明書、保険申請を書いて後日提出
返金
という流れでした。
レシートさえあれば、思ってたより面倒くさくなかったです。

ポジティブ精神

時間やお金に余裕がない海外旅行は、できれば穏便に終わってほしいものです。
しかしトラブルが起こってしまったものは仕方ない。
めずらしい経験ができたわ~wと、今ある状況を存分に楽しんでしまいましょう!!!

各保険会社の補償

参考までに、人気のある保険会社の補償内容をチェックします。
2017年8月時点の情報なので、変更されることがあるかもしれません。
必ず事前に、最新の情報を確認してください!
・損保ジャパン日本興亜【off!(オフ)】/・Chubb/・AIU保険/・三井住友海上

「航空機寄託手荷物遅延等費用」
条件:手荷物の到着が6時間を超えて遅れる
補償:96時間以内に購入した衣類・生活必需品・やむを得ず必要な身の回り品の費用を10万円まで

・t@biho
「航空機寄託手荷物遅延等保険金」
【実損払】条件・補償:同上
【定額払】条件:同上
     補償:96時間以内の購入費用に関わらず、1回の事故につき1万円を支払い
・クレジットカード付帯の保険
年会費無料のカードでは補償されないケースが多く、
補償があるものでも、1万円から2万円と低額のものが多いようです。

 

飛行機の乗り換え・長時間トランジットを10倍楽しむ‘秘密’の裏技♡

2017.09.01
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【旅、時々就活】アニオタ根性TRIPLER「HAL」

【旅、時々就活】アニオタ根性TRIPLER「HAL」

19歳で参加した内モンゴル乗馬ツアーに魅入られ、行く先々で馬を探す大学生(休学中)。地元の人と交流できるローカルな旅を目指し、奮闘中。星野道夫さんみたいな生き方に憧れます。2017年内に東南アジア各国とモンゴルでのファームステイ、シベリア鉄道での大陸横断、イギリス旅行などを計画中!⇒プロフィールの詳細はこちら

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19歳で参加した内モンゴル乗馬ツアーに魅入られ、行く先々で馬を探す大学生(休学中)。地元の人と交流できるローカルな旅を目指し、奮闘中。星野道夫さんみたいな生き方に憧れます。2017年内に東南アジア各国とモンゴルでのファームステイ、シベリア鉄道での大陸横断、イギリス旅行などを計画中!⇒プロフィールの詳細はこちら