一度は行ってみたい!世界遺産に登録されているおすすめの美術館7選

世界遺産

芸術の秋ですね。
みなさん、美術館や博物館に足を運んだりしていますか?

僕は普段はそれほど行かないのですが、ヨーロッパに旅行に行くとその国の美術館に必ず行きます
経験上、その国が世界を股にかけるほどの勢力を誇った時代があると、その国の美術館は所蔵品も多く超一流の美術品が揃っていると感じます。

それは財力にモノを言わせて美術品を買いまくった大富豪がいたり、戦利品として分捕ってきたりと、良い悪いは別として、その国の美術館が充実するという結果をもたらしていると思います。

なので、今回紹介する美術館の世界遺産もそのほとんどがヨーロッパにある美術館となっています。
ただひとつの例外はありますけど。

世界遺産に登録されている美術館は、実は今回紹介するもの以外にもいくつか存在します。

どのような選考基準にしたかというと、

  • 超一流の美術品を複数展示していること
  • 美術館自体の歴史的、芸術的価値が高いこと
  • 所蔵品の、美術館の大きさ

あたりを考慮し、厳選した7つの美術館を選び抜きました。

それでは、世界遺産に登録されているおすすめの美術館をご紹介させていただきます。

世界遺産に登録されている美術館7選マップ

世界遺産に登録されている美術館 ヨーロッパ地図

世界遺産に登録されている美術館 東京地図

一度は行ってみたい!世界遺産に登録されているおすすめの美術館7選

1. 美術館といえばここ!世界一の美術館「ルーヴル美術館」(フランス)

ルーヴル美術館(Musée du Louvre、ルーブル美術館)は、世界最大級の美術館であり、世界で最も入場者数の多い美術館です。
所蔵品38万点以上、展示品3万5000点、総面積6万600平方メートル、世界的に有名な美術品を数多く展示し、世界最高峰の美術館といっても過言ではないでしょう。
そんなルーヴル美術館ですが、世界遺産「パリのセーヌ河岸」の構成要素のひとつとなっています。

ルーヴル美術館は2018年に年間の入場者数が1000万人を超えるというとんでもない記録を打ち立てました。
これ、365日毎日開館したとしても1日約3万人の入場者ってことですからね。
実際は休館日もあるので、1日の入場者数は3万人〜5万人だそうです。すごいですね。

なので人気のある展示品などの前は常に混み合っています。
モナ・リザ』などのルーヴル美術館の中でも最も人気のある絵画の前などは、いつも多くの人がいます。
常に混み合っていますが、開館直後の午前中と夜間開館の時間帯は比較的空いてて、ゆっくり鑑賞できるのでおすすめですよ。

『モナ・リザ』の他に人気の高い作品は、『アフロディーテ(ミロのヴィーナス)』『サモトラケのニケ』『ナポレオン1世の戴冠式』『民衆を率いる自由の女神』あたりでしょうか。
美術に疎い私でも知っている作品ばかりです。

ルーブル美術館はすべての作品を見るなら1週間はかかるって言われてますよね。
さすがに、ルーブル美術館だけで1週間は難しいですが、1日かけてゆっくり美術品に触れ、ルーブル美術館を満喫するのもいい過ごし方だと思いますよ。

2. 世界三大美術館 豪華絢爛な「エルミタージュ美術館」(ロシア)

エルミタージュ美術館(Hermitage Museum)は、ロシアの第二の都市サンクトペテルブルクにあります。
サンクトペテルブルクは北のヴェネツィアと呼ばれているくらい美しい街ですが、そのサンクトペテルブルク観光で最も外せないスポットがエルミタージュ美術館なのです。
エルミタージュ美術館は世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」の構成要素のひとつとなっています。

エルミタージュ美術館はエカテリーナ2世の美術品コレクションから始まり、今では世界最大規模の美術館と言われています。
所蔵品300万点、5棟の建物から構成されていて、すべての展示室を回るのに27kmもの距離があります。
その上、複雑な施設で迷いやすい構造になっているので、予めどこの何を見るか計画しておいたほうがいいでしょう。

エルミタージュ美術館の所蔵作品で人気が高い作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチラファエロルノワールセザンヌモネゴッホなど超がつく一流の画家の作品群です。

また、エルミタージュ美術館自体も元は実際に使われていた宮殿で、その豪華な装飾や天井画、家具などのインテリアの見学もおすすめですよ。

3. 東京にある唯一の世界遺産「国立西洋美術館」(日本)

現在、日本には全部で23もの世界遺産がありますが、東京にある世界遺産はこの国立西洋美術館ただひとつです。
その名の通り、西洋の美術作品を専門とする美術館で、世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産のひとつとして登録されています。
ちなみに、「ル・コルビュジエの建築作品」は大陸を跨ぐ初の世界遺産となっています。

出典

国立西洋美術館(The National Museum of Western Art、NMWA)は実業家の松方幸次郎が収集した美術品「松方コレクション」を基に設立されました。
人気が高い作品は、モネ睡蓮』、ロダン考える人』『地獄の門』などがあり、他にもルノワールミレードラクロワゴーギャンなどの作品も所蔵・展示されています。

出典

本館の設計は世界遺産に登録された理由になっている通りル・コルビュジエが担当しています。
開放的な空間の『ピロティ』、らせん状の回廊、1階と2階をつなぐスロープなど、ル・コルビュジエの特徴がよく表現されている建築物になっています。

世界的に有名な美術品と世界遺産に登録された美術館、これらを一度に楽しめる国立西洋美術館に足を運んでみませんか?

4. 芸術の街フィレンツェにあるルネサンス絵画の宝庫「ウフィツィ美術館」(イタリア)

ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)は、近代美術館としてヨーロッパ最古のもののひとつであり、所蔵品の質・量ともにイタリア最大の美術館です。
ウフィツィ美術館のあるフィレンツェは、ルネサンス文化の中心であり、多くの芸術家を輩出した街として有名ですよね。
それは、栄華を誇ったメディチ家がその財力で多くの芸術家をパトロンとして支援したためで、歴代のメディチ家当主が集めた美術品がウフィツィ美術館の基となっています。

またフィレンツェの中心部は「フィレンツェ歴史地区」として世界遺産に登録されており、ウフィツィ美術館もその構成要素のひとつ。

ウフィツィ美術館といえば、ボッティチェリヴィーナスの誕生』『春(プリマヴェーラ)』が最も有名ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロラファエロなど巨匠たちの作品が多く展示されています。
ルネサンス芸術を堪能するには、ウフィツィ美術館を訪れるしかないですね!

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こちらの美術館も大人気で混雑しているので、訪れる際はネットでチケットを事前予約していくことをおすすめします。

5. キリスト教の総本山にある傑作の宝庫「バチカン美術館」(バチカン市国)

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バチカン美術館(Musei Vaticani)はローマのバチカン市国にある世界最大級の美術館です。
バチカン市国はその国土の全体が世界遺産に登録されており、その「バチカン市国」にあるバチカン美術館も世界遺産の構成要素のひとつとなっています。

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歴代のローマ教皇の膨大な収集品を所蔵したバチカン美術館は、多くの美術館の複合体として構成されています。
ギリシャ・ローマの古代彫刻、エジプト美術、現代キリスト教美術などの専門美術館のほか、システィーナ礼拝堂、バチカン図書、ラファエロの間なども見学コースに含まれ、これらを総称して「バチカン美術館」と称しています。

有名な美術品が多く書ききれませんが、ミケランジェロ最後の審判』、ラファエロキリストの変容』、カラヴァッジオキリストの埋葬』などの人気が高いです。

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また、バチカン美術館は他の美術館と比べて天井画の数が多いので、天井を見上げすぎて最後の方にあると段々と首が痛くなってきます。。
途中で適度に休みながら、鑑賞するようにしましょう。

バチカン美術館は本当に行列のできる人気スポットなので、事前にネットで予約することを強くおすすめします。

6. 印象派の絵画を多く展示する「オルセー美術館」(フランス)

オルセー美術館(Musée d’Orsay)はフランスのパリにあり、ルーヴル美術館と同じく世界遺産「パリのセーヌ河岸」に登録された構成要素のひとつです。
元々は駅舎だった建物が紆余曲折を経て、1986年にオルセー美術館として開館した比較的新しい美術館なんですね。
そして、ルーヴルに引けを取らない人気の美術館でもあります。

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オルセー美術館は多少の例外はあるものの、原則として2月革命のあった1848年から第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示するということになっています。
ちなみに、それ以前の作品はルーヴル美術館、それ以降の作品は国立近代美術館に展示するという役割分担が行われています。

なので、オルセー美術館では印象派ポスト印象派などのパリの前衛芸術のコレクションが多く所蔵され、その作品群を鑑賞するために世界中から多くの観光客が訪れるほどです。

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人気の作品も上げれば切りがありませんが、ミレー落穂拾い』、ゴッホ自画像』『ローヌ川の星月夜』、ゴーギャンタヒチの女』、マネオランピア』、ルノワールムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』、モネ日傘の女』などが有名です。

7. ブリューゲル、フェルメールなどの名画が揃う「ウィーン美術史美術館」(オーストリア)

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美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)はオーストリアのウィーンにあり、主にハプスブルク家が収集した美術品を展示している美術館です。
ウィーン美術史美術館はマリア・テレジア記念碑を点対称に自然史博物館とまったく同じ外観で建築されており、双子のミュージアムと呼ばれ親しまれています。
その美術史美術館と自然史博物館は、共に世界遺産「ウィーン歴史地区」の構成要素として登録されています。

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代表的な展示品は、ブリューゲルバベルの塔』『農家の婚礼』、フェルメール絵画芸術』他多数の美術品が展示されています。

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また、美術史美術館の中に「世界で最も美しいカフェ」と言われる「KHM(カフェ・クンストヒストリシェス・ムゼーウム・ウィーン)」があります。
とってもゴージャスでおしゃれなカフェなので、美術史美術館と訪れる際にはぜひ立ち寄ってもらいたいおすすめスポットです!

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一度は行ってみたい!世界遺産に登録されているおすすめの美術館7選 まとめ

世界遺産に登録されているおすすめの美術館7選、いかがだったでしょうか?

やはりヨーロッパに圧倒的に集中していましたね。
その中に、日本の美術館がヨーロッパ以外からでは唯一世界遺産に登録されているのは、日本人として嬉しい限りです。

それに、こうして各国の美術館をこうして記事にしてみることで、やっぱり国ごとに美術館のカラーがあると感じます。

アートに触れると心が豊かな気持ちになれますよね。

次の旅行では、世界の名画・名作を鑑賞しに美術館にも足を運ばれてはいかがでしょうか?
この記事が、そのお手伝いをできたら嬉しいです。

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世界遺産を求めて旅する世界遺産トラベラーTRIPLER「AKIRA」

旺盛な好奇心で、どこでも行き、何でもチャレンジしちゃうWEB系プロジェクトマネージャー。

旅行に求めるものは、刺激と世界遺産と美味しいもの。大学の卒業旅行でロンドンに行ってから、トータルで30か国以上の海外経験を持つ。行ったことのない大陸は残すところ南極大陸のみ!

都会よりも大自然、美術館よりも世界遺産、安全よりも刺激!

見たことのない景色、したことのない体験を求め、これからも世界に旅立ちます!

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