田舎から静岡市、東京、外国と段階を踏む。2006年から女一人、世界一周の旅に出る。そこで良いことも悪いことも含め様々なものを見て、知って、聞いて、学ぶ。2011年からは主にアジアでビジネスのチャンスに巡りあい、拠点をベトナムと東京とし新たなチャレンジを始める。今は出会いや人をより大切に、日々面白いと思うところに足を運んでいます。⇒プロフィールの詳細はこちら
『水の都』として観光地としても有名な街。
そして映画ツーリストの舞台にもなったヴェネツィア。
この地で世界三大カーニバルの1つ、ヴェネツィアカーニバルが毎年冬に開催されます。
気合の入った舞踏会の衣装と仮面がより一層、幻想的な雰囲気を醸し出し、まるで中世にタイムスリップしたかの ような気分です!
水路と道が迷路のように入り組んだこの街のカーニバルの楽しみ方をご紹介します。
この記事の目次
ヴェネツィアのカーニバルとは?
ヴェネツィアについて
中世の時代にヴェネツィア共和国の首都、現在はイタリア共和国の北東部に位置します。
都市の特徴等から別名で水の都、アドリア海の女王・真珠と呼ばれ、本島と7つの島から成っています。
島々から成る本島には無数の運河が張り巡り、その真ん中を街を割るようにカナルグランデと呼ばれる大運河が流れています。
細い路地や水路には車は入れず、陸上では徒歩、水上では水上バス・フェリー・ゴンドラが市民や観光客の足となります。
★ヴェネツィアカーニバル開催日程
2018年 2月3日~2月13日
2019年 2月23日~3月5日
2020年 2月15日〜2月25日
2021年 1月30日〜2月16日
カーニバルの歴史
ヴェネツィアのカーニバルの始まりは1162年、ある争いでの勝利を祝うために大勢の人がサンマルコ広場に集まって踊ったことがきっかけでした。
その後、ルネサンス期に一度は公式なイベントになりましたが、18世紀になるとヴェネツィア国家が滅亡、カーニバル文化も衰退していきました。
そして1979年、ヴェネツィアの歴史と文化を復活させようとカーニバルが再開されました。
はじめはイタリア政府が結果を残す為に再開されたものですが、今ではこのイベントに300万人もの人が訪れています。
何にせよ、1000年以上の歴史ある伝統的な祭典にかわりはありません!
駅に到着すると既に仮面だらけのショーウィンドウが設置されていました。
いよいよかと気分も高まります!
入り口にはアーチが架けられていますが、このモチーフは毎年違います。
イベントの開催期間は毎年1回、冬の間のどこか2週間で最終日は必ず火曜日と決まっています。
カーニバルの見どころ
せっかくのヴェネツィアカーニバル!
行った際の楽しみ方をいくつかご紹介します!
行ったら必ず行きたい場所
出典:http://enamoradosdeitalia.blogspot.jp/
ずばり!1番はサンマルコ/広場!!
ヴェネツィアの中心地でもあり、仮装した人も観光客もみんなこの場所に集まってきます。
周りをサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館、新政庁、時計塔と有名な建造物に囲まれた場所で、写真映えもばっちりのスポットです。
普段は広場付近の飲食店のオープン席が設けられ、音楽の生演奏を聴くことができます。
カーニバル期間中は広場には沢山の椅子と特設会場が設置されてます。
残念ながら行った初日は降り続く雨と水はけの悪いことから、どこもかしこも水たまりでした。
街では毎日様々なエンターテインメントが行われています。
出典:http://www.carnevale.venezia.it/en/
沢山の色とりどりのゴンドラが運河に出ている様子は圧巻の光景です!
出典:http://www.carnevale.venezia.it/en/
ベネツィアらしい水辺でのショー。
出典:http://www.carnevale.venezia.it/en/
昼間には空中ショー。
出典:http://www.carnevale.venezia.it/en/
夜はディナーショー。
出典:http://www.veneziatoday.it/eventi/
そしてフィナーレ!!
カーニバルの開催日程は毎年違いますが、最終日は必ず火曜日と決まっていて、花火が打ち上げられます。
夜の街も・・昼間とは違った顔を見せてくれます。
日が暮れると仮面が更に際立ち、なんとも言えない不思議な感覚に・・・
気になるお土産
写真や思い出以外に、何か手元に残るご当地ものを買いたい時におすすめの3つをご紹介します!
ヴェネツィアンマスク
目だけ隠すものやフルフェイスのもの、動物モチーフや伝統的なもの。
価格は6ユーロくらいからとリーズナブルな物もありますが、凝ったものはいいお値段するので自分のお気に入りを見つけてみてください!
ヴェネツィアングラス
出典:http://blog.ciao3.com/
カラフルで美しいガラスはペンダントや時計、グラス等様々なものに加工され、見ているだけでも楽しい一品です。
ヴェネツィアンレース
出典:http://www.huffingtonpost.jp/
伝統工芸の1つ、ヴェネツィアンレース。
本島から水上バスで40分程離れたところにブラーノ島という小さな漁師町があります。
男性たちが漁に出ている間、女性たちは家で漁に使う網を編み、そこからメルレッティという独自の詩集技術が生まれました。
仮装の本気度がスゴイ
1番気になる見どころ!!
と言っても過言ではないであろう現地にいるイタリア人や各国からの観光客の姿。
ずっと雨が降ったり止んだりの天候なか、常連と思われる写真撮られ待ちの人や街中で出会った人のほんの一部を紹介していきます。
声をかければ気軽にポーズをとったりしてくれますよ。
まさに中世の貴族の装いと言ったところでしょうか。
ゴージャスな衣装で王道の男女ペア!
同性同士や数人で衣装合わせしている人たちもいます!
ド迫力の赤い衣装、2人で歩いているだけで注目の的です!
オレンジ×ブラック×ホワイトというハロウィンのような色使いも!
常連さん!?アンティーク衣装に身を包んだ貫禄のあるマダム。
まるでどこかの民族衣装のようにも見えます。
小さな王子様もいました!
雨が降ったり止んだりしていたので、さりげなく傘も小物の1つになっています!
ペアが目立ちましたが、ピンももちろんいます!
ブラック×ゴールド×シルバーに差し色を入れて、シックにキメています!
全身派手でとにかく目立ちます!
どこにいても背景とのコラボレーションもバッチリですね!
主役は自分、なりきり体験
祭りが更に面白いと感じる理由の1つが、『参加型イベント』なところではないでしょうか。
ふらっと言って街歩きをするだけでも楽しめますが、自分も参加できる。となるとまた印象も違い、見ているだけよりも良しと思う方もいるかもしれません。
せっかく行ったなら、いつもとちょっと違う非日常感を堪能するのもアリですね!
気軽にフェイスペイント
街の駅や路上・広場等、至るところにアーティストたちがテーブルを出しているので、ちょっとやってみたい!と思った時に簡単に体験できます。
ペイントをする箇所・色・デザインを選べるのも魅力の1つ。
さらに5ユーロ程度とリーズナブルなのも嬉しい限りですね!
がっつり衣装レンタル
出典:http://www.carnevale.venezia.it/en/
着たいと思っても自前で用意するのも移動の持ち運びも億劫になるもの。。
現地でトータルで衣装を借りることも可能です。
お値段はピンキリでだいたい800ユーロ前後です。
混み合うので予約がおすすめですよ。
寒さ対策を忘れずに!
開催日程は毎年冬、2018年は2月3日~13日、2019年は2月23日~3月5日、2020年は2月15日〜2月25日、と非常に寒い時期にになります。
私も相当着込んで行きましたが、時には雨と寒さで無表情でした・・・
現地にいる時は気付かずはしゃぎ、帰国してから大風邪をひいた・・
なんて事にならないように、しっかり寒さ対策をして楽しみましょう!
ハッピー☆マニアTRIPLER「AIMI」
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