海外添乗員の下調べノートを大公開!これで海外旅行が超快適に!?

突然ですが、旅行に行く際に「下調べ」していますか?!

全然しない~!という方でも、ガイドブックを買ったり、
たまたま見ていたテレビで特集されていたら、見いってしまうこともあるでしょう。

それとも逆に、
下調べ不足で現地で困った、なんてこともあるのでは?

私の場合は、仕事で行くので下調べは必須でした。
お客さんを連れて迷うわけにはいきません。

仕事が休みの日も一日中パソコンや本で下調べ、なんて日々でした。

今回は、そんな私の財産でもある下調べノートも使いながら、
記事の前半下調べの方法を、
後半下調べノートの作り方をご紹介します。

海外旅行の下調べのメリットとデメリットとは

旅行の下調べをすることのメリット

まず、下調べのメリットとは

現地で時間を有効活用できること

現地についてから行き先で迷ったり、無駄な動きをしていては、せっかくの時間がもったいない。

事細かに決める必要はありませんが、
大まかなスケジュールを決めたり、現地の治安について調べたりは必要です。

情報を持っているからこそ、予定を変えたり臨機黄変にも対応できます。

また、滞在先の歴史や文化をあらかじめ知っておくことで、歴史的建造物や、博物館の展示などを、生で見た時の感動が違っているはずです。

旅行の下調べをすることのデメリット

私は仕事上もあり、事前にこれでもかというほど調べます。

写真を沢山見ておいて、現地ですぐ分かるように頭に叩き込みます。

するとどうでしょう、現地で見た時の感動が薄くなります。

ある程度なら良いと思います。
何ごともやりすぎは新鮮味を失い良くない、ということですね。

添乗員の下調べ術

まずはルート確認。広い範囲→狭い範囲の順で下調べ

ツアーの仕事が決まったら、ルートの確認です。

ツアーはだいたい2~3か月前にツアーナンバーを知らされます。
そのナンバーを元に、パンフレットや旅行会社のサイト検索でルートを確認していました。

*個人でツアーに参加される場合*

私と同様にルート確認を。

「なんとなく場所は知っている」では無く、ガイドブックの地図かグーグルマップに

マーキングしていくこと。

あつこ
目で見ることで、より分かりやすくなります。これは次の章でご案内します。

*ツアーではなく個人で行く場合*

個人の場合は「どこの国に行きたいか」よりも

どの町に行きたいか

によって決めていく方がリアリティをもって決めやすいです。

あつこ
例えば「ヨーロッパ周遊」なら、地図を出して国ではなく町に印をつけましょう。
「北海道旅行」であれば、訪れる観光地に印をつけていく、という風です。
町に沢山マルがついたら、線で結び、予定している日数でまわれるのかを検討します。

ルートを「見える化」しよう

この印をつける、という作業は大切です。

なんとなーく頭では位置が分かっていても、

目で見える形にする

ことで、より一層頭に入ります。
ガイドブックの地図でも良いし、グーグルマップも便利です。

グーグルマップを利用したマーキング方法

実際に位置付けをしたのがこちら。
例として京都を上げています。

方法は簡単です。
googleアカウントを取得し、ログイン。

あとは、行きたい場所をクリックして「保存」を押します。

例えば「平安神宮」をクリックしたら、
下の写真のような画面が出てきます。

①保存を押します

②好きなマークで印をつけます。

行った場所をハート、行きたい場所は緑の旗、といった風に色分けすれば一目瞭然。
ネット環境とスマホがあれば、いつでも確認できます。

滞在する国、県など一番大まかなところから調べる。

地図が頭に入ったところで、次に内容を把握します。
国や県など、大まかなところから始めましょう。

例えばスイスのツアーなら、スイスの物価や治安、通貨、面積、電圧やプラグなどです。
面積を知ることで距離感がつかめます。
両替について調べたり、電圧やプラグについても、行く前に確認が必要です。

調べると言っても、ガイドブックの最初のページにあります。

これらは最低限、まずは押さえておくべき情報です。

そして安全面は最重要です。
外部リンク:外務省海外安全ホームページ

あつこ
ネット上には古い情報があふれているため、常に新しい情報を得るようにしましょう。

観光する町について調べる

国について分かったら、次は訪れる町や観光地の下調べです。

その城がなぜ有名なのか調べたり、遺跡の歴史を知ったり、
お客さんから聞かれそうなこと、話題になりそうなこと、
ネタになりそうな面白いことが無いか調べました。

*ツアーで行かれる方*

ガイドさんが案内してくれるのか、個人でフリータイムなのかで調べ方が変わります。
案内があるなら、現地で聞けば良いです。
フリータイムがあるなら、行きたい所や見どころ、どうやって行くかを調べましょう。

*個人旅行の方*

まずは訪れる町の中で、どこに行きたいか、おおまかに決めておき、現地でどこ行こう?と無駄に時間を使わないようにしましょう。

下調べとしては、歴史や観光について「ふーんそうなんだ」くらいに頭に入れておいたり、メモをしておくと良いです。知っておくのと、知らないのとでは、現地に行った時の充実度が変わってきます。

*調べ方*

ガイドブックで大まかに調べ、足りない情報をネット検索して調べるとはかどります。

スマホの画面キャプチャがとても便利です。
画面をスクリーンショットで保存しておくと、荷物にならずに、すぐに情報を取り出せます。

あつこ
私はスマホの写真フォルダを国ごとや町ごとに分けておき、そこに情報をつっこんでいます。

行きたいお店の場所と行き方を調べる

ツアーでは、レストランの場所は住所だけ渡されます。
ヨーロッパでは町の中までバスが入れないので、レストランの住所や場所はきっちり調べました。

使うのは「グーグルマップ(上の写真)」と「グーグルストリートマップ(下の写真)」。

ネットが無くても使えるオフラインマップも便利だと思います。
ただお客さんを連れて万が一アプリが使えないと困るので
スマホの画面キャプチャでアルバムに保存し、現地で確認できるようにしました。

google ストリートビューは実際にその道を歩くことが出来るので、とても便利です。

ガイドさん無しの観光案内時も、事前にストリートビューで予習していました。

知らない場所へ行く際、ヨーロッパでは通りの名前がはっきり書いてあるので、ストリート名と番地をしっかり覚えておくことが重要です。

その国にまつわる音楽や歴史、映画を調べる

あつこ
この下調べはとっても楽しいです♪
例えば映画なら
ローマへ行くなら「ローマの休日」
オーストリアなら、モーツァルトをテーマにした「アマデウス」
ドレミの歌などが有名な「サウンドオブミュージック」
フランスなら「マリー・アントワネット」
といった具合。

楽しく歴史を学べますし(解釈の違いとかはおいておいて)、その国の雰囲気がわかりますよ。

音楽CDを探すのも楽しく、日本の中古CD屋で買ったり、現地でCDを買ったりしてバスでBGMにしていました。

調べたことをノートにまとめてみよう

サイズを決める

ノートでも良いし、旅のしおり的な薄い冊子も良いです。
自分の使いやすさでサイズを決めましょう。

私の場合は、情報を後から足せるように、リングファイルにしました。

サイズは持ちやすさを考えてA5サイズです。

分かりにくいですが、A5ファイルの後ろの方に、クリアポケットを足しています。

ここに現地でゲットした地図や情報で使えそうなものをストックしています。

個人で使うなら、チケットなど旅の思い出を入れるのもありですね♪

こちらは最初に使っていた無印のA4ノート。

調べていくうちに情報がおさまらなくなってしまいました。
上から紙を足していって見難いページに。。

ガイドブックはひきちぎれ!

ガイドブックは不要な情報も多いものです。
いるページだけ引きちぎってもっていきましょう。

私は切ったらA5ルーズリーフにホチキス止めして、ファイリング。
観光地の営業時間や休業日などは、いちいちネットで調べるよりガイドブックを見れば一目瞭然です。

自分なりのガイドブックが出来上がり、そこに必要な情報を書き足していきます。

バスで移動中に見えるものメモ。
(スイスは山や湖が目白押し!)

ネットで調べたことはワードにまとめてプリント

ネットで調べた情報も多くあります。

それらは手書きで書き写すと大変なので、一度ワードにまとめて、A5のルーズリーフにプリントアウトしていました。

これで全てがA5サイズにそろい、町ごとにまとめているので、必要なページにすぐたどり着けます。

プランに合った下調べを★

私の下調べノートと下調べ方法を紹介しましたが、
ガイドブックのようなノートを作っているのは「ヨーロッパ」のみです。

現地でガイドさんが付かないことが多い、というのが理由です。

最初から最後まで現地ガイドさんがいる場合、
ストリートビューで細かに道を調べたりせずに場所の把握くらいだし、
お客さんにガイドするのはガイドさんなので、年号まで調べてメモしたりはしていません。

こんな方法もあるよー、ていう参考にして頂き
みなさんの旅行プランにあった下調べの参考にしてもらえたらな、と思います^^

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写真大好き&元海外添乗員TRIPLER「あつこ」
「旅行」と「写真」がライフワーク。海外添乗員生活を経て、冬はスタジオカメラマン、それ以外は旅や撮影、訪日外国人ケアのお仕事をしています。(スタジオカメラマン/添乗員/ライター/360度カメラ撮影/写真販売/旅行相談) ⇒プロフィールの詳細はこちら

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