【メキシコ】白い村に出る幽霊?UFOが来るパワースポット?観光スポット7つ

このページを開いた皆さん、
「メキシコ」というと、どのような国を想像しますか?

 

砂漠のなかで、ソンブレロとポンチョを身につけたヒゲのおっさんたちが音楽をかなでている陽気な風景ですか。

それとも、麻薬カルテルが銃を撃ち合い、道に死体が転がっている物騒な光景ですか。

 

ここでは、メキシコの滞在期間ギリギリの約半年間、自転車であちこちまわった自分が、そのなかでも

「これは好き!」「ここはよかった!」

というものをかなり個人的な見方で、日本での知名度は無視し、写真多めで、ライトめにサッと読める感じで、紹介したいと思います。

全7か所、あなたの気になるところが見つかれば幸いです。
ではどうぞ。

 

白壁の村、アクルコ “Aculco”

まず1つ目は、石畳の通りと白い壁の家が並ぶ小さな村、アクルコ。

たまたま自転車が壊れて修理をするために立ちよったところだったので、元々ここには来るつもりはありませんでした。

だから、この村に入った時はちょっとびっくりしました。
こんないいところがあったなんて、って。

 

 

超簡単なアクルコの場所大体(手書き)↓

詳しい位置↓

白壁とレンガ屋根のコントラスト

見てください、この街並み!

イタリアやギリシャなどの有名な「白い街」よりはちょっと地味ですけど、それでもなかなかきれいじゃないですか?

 

本格的なヨーロッパの白い街を見たい方は、この記事がいいかも。

ビーチリゾートから心奪われる白い街ミハスとロンダの街!アクセス方法や移動方法も紹介

 

こちらは修理してもらった自転車屋。

品ぞろえはあまり良くなかったようですが、それでも応急処置はしてもらえたので助かりました。

 

アクルコは小さな村です。
しかし、そののどかな雰囲気が気に入ってしまいました。
それまで治安の悪い地帯も多く、気が抜けませんでしたからね。

ここはすぐに発つ予定でしたが、なんだかよさそうなところだし、もうちょっと見てみようかな。

 

「幽霊が出るという木」で見たものとは…

 

ということで、適当に安めのホテルを見つけて数泊。

すると、その宿の息子であるエリックさん(2013年当時25才)が町を案内してくれました。
チップもなしで!!

英語が堪能な彼に、この村の歴史などを教えてもらいました。

 

アクルコはメキシコの独立戦争時、兵士たちがメキシコシティへの中継地点として使っていた宿舎街だったのだそうです。
ここで水や食料を補充したり、夜を明かしたりしました。

こちらは昔使われていた洗い場。

「ここの水はきれいだから飲めるよ。おいしいよ」
なんて笑顔で言ってるエリックさんでしたが、さすがに飲んでみようなんて気にはなれませんでした。

水道水でもそのまま飲むと腹痛を起こすと言われているのにそりゃ無謀だろう、と。
こんな風に記事にするなら、飲んでみればよかったかなと今では思います。

 

そのすぐ外には一本の木が生えています。

実はここ、幽霊が出るのだそうです。

うう、怖い話苦手なんだけどなぁ。

 

お構いなく話を続けるエリックさん。

「とある金持ちの女性とその恋人の男性が密会する場所として、この木の下を選んだらしいんだよね。
でも、その彼女の父親は彼氏が金目当てで娘とつき合ってるんだと思ったんだって。

それで男を殺してやろうと父親はここで待ち伏せていたのだけど、先に来た娘のほうを間違って殺しちゃったんだ。
そのあと男も殺したんだよ。

それからというもの、この木から血が流れるとか、木の下で抱き合ってる男女の幽霊を見た、なんていう話が広がってったのさ」

夕方、この木の場所に行ってみると、

話の通り、幹から液体が流れていました。

 

そう、

 

樹液がね。(デデーン)

 

滝が名所らしい

 

翌日、エリックさんが近場の滝を3か所ほど案内してくれました。
そのうちのひとつを見てみましょう。

しばらく草原のなかを歩くと、着きました。

おお、虹がかかってる!!

もっとこじんまりしたものを想像していたのですが、なかなかきれいですね。

 

周りの光景はというと、

見渡すかぎりの荒野。

THE メキシコ!って感じです。

 

下に降りてみると、この滝、結構パワフルでした。
水しぶきがガンガン跳ねてきて、常時スプラッシュマウンテン状態。

エリックさんは少し前にここで何メートルもある巨大なヘビを見たそうです。

ってこわっ!!
リアリティがある分、お化けの話よりそっちのほうが怖いんですけど。

 

そそくさと帰宅後、宿と一緒になっているバー(営業はしてなさそう)でコオロギの佃煮?を見せてくれました。
chapulin(チャプリン)というらしいです。

苦手な人もいると思うので、アップの写真は控えておきます。

見た目バッタですけど、クリケットと言ってたのでおそらくコオロギ、なのかな。
それとも「バッタ」の英単語を知らず言い換えただけかもしれません。

たしかに、メキシコの道路にはコオロギやバッタがうじゃうじゃいるんですよ。
自転車でひきそうになるほど、一面でピョンピョンと跳ねています。
そんなところなので、そりゃもう取り放題なんでしょうね。

 

こちら、おつまみとして親しまれているようで、エリックさんの好物。
ライムを絞った塩やテキーラと一緒に食べるのだそうです。

試しに食べてみました。
が、なんかちょっと酸っぱくて、そんなにおいしくなかったです…
お酒あんまり飲まないせいかな。

ま、好き好きですね!

 

口直しに広場のカフェで頼んだカプチーノ。
飾りのサボテンがやっぱりメキシコっぽい!

 

ケレタロ “Querétaro” の大聖堂、時間によって変わるステンドグラス

ケレタロって変な名前だな、
と思っていたのですが、実際行ってみるとここがもうすごくいいところで。
メキシコで一番好きな町です。

 

 

まずは町の風景をご覧ください。

どんな町かといいますと、

水道橋。

こちらがケレタロの目玉のようで、町の真ん中をずっとまっすぐ横切っています。

そんなちょっと古めかしい雰囲気も残しつつ、しかし結構オシャレな町なんですよ。

落ち着いた街並みで、観光するというよりはゆっくり過ごしたい人向けと言えるでしょうか。

フルーツスタンドなんかもあります。

メキシコのマンゴーはオススメ!
考えられないくらい甘くておいしいのです。
お好みで塩や一味唐辛子をかけてくれますが、自分は何もつけないで食べるのが一番おいしいと思いました。

 

こちらは高台から見たケレタロ。

水道橋が一直線に走る姿を見ることができます。
町は自然も残しつついい感じに発展していることがわかりますね。

ここは Mirador de los Arcos(ミラドール・デ・ロス・アルコス)という見晴らし場で、中心市街からも近いところにあります。

 

という様に、レトロ風で自然豊かな大きい町なんです。

 

一番お気に入りのカテドラル!

そして一番印象深かったのが、

とにかく教会が多いこと!

3分も歩けばいくつか教会にぶつかるほど、あちこちに散らばった教会。

ステンドグラス好きの自分としては、これはとても嬉しかったです。

 

なかでも一番よかったのが、カテドラル。

こちらです。

紫に包まれた空間。

 

実はここ、時間によって教会内の色が変わるのです。

別の時間に訪れた写真がこちら。

ね。
赤っぽくなってるでしょ。

その秘密は、天井にあります。

この上についているステンドグラス。
角度によって色が違うので、日が傾くと差し込む光の色が変わるのですよ。

これは素晴らしい!

教会内の雰囲気も神秘的で、すてきです。

 

こちらは外見。
内部のイメージと差がありますね。

 

少し奥まったところにあるので、場所がちょっとわかりづらいです。
地図はこちら。

こちらは、小さなカフェで食べたフルーツのクレープ。

あらまあきれい。
都会の有名スイーツ店で出てきそう。

 

そんな感じで、とにかく空気がとてもステキな、散歩がはかどる町でした。

 

UFOが集まるパワースポット、ペニャ・デ・ベルナル “Peña de Bernal”

メキシコスポット3番目は、ケレタロの近くにあるベルナル村。

そこにはペニャ・デ・ベルナルという一枚岩(モノリス)があります。

 

その高さは世界第3位なんだそう。
大きさの規模ではエアーズロックなどに押され、大体10位くらいに位置しているみたいです。
※参考 touropia(英語サイト) http://www.touropia.com/largest-monoliths-in-the-world/

 

噂では、そこは強力なパワースポットとして知られているらしいのです。

というのも、この巨大な岩は地下で固まったマグマの塊が風化とともに地表に現れたもので、地上のエネルギーを集める神聖な場所として太古から崇められたと伝えられています。

UFOの目撃証言も数多く出ているのだそうな。
本当ですかね?

 

疑い半分ですが、近くだし、最近ついてなかった自分の運気を取り戻すべく、行ってみることにしました。

 

ケレタロから丘に向かって自転車をこぎこぎ、1日で着くことができました。

道路を走っていると、目の前に

大岩が見えてきましたよ。

 

どんどん大きくなる岩山。

そして、到着です!

こちらベルナル村の道路看板と、奥にそびえるペニャ・デ・ベルナル。

思っていたよりもずっと迫力があります。
さすが世界第3位!

いやこれ写真だとそうでもなく見えるかもしれませんけどね、実際見るともう存在感がすごいんですよ。

沈みゆく日に照らされたこの一枚岩は神々しく光って、とても美しいのです。

 

たしかにこれは何かしらのパワーを持っていそうな気がする!

この頃自転車を盗まれたりなど落ち込み気味だった運気も、これで回復する、気がする!!

 

おっと、なにか物言いたげな顔をして写真を見てますね、あなた。

もしかして、UFOが見えたかどうか気にかかっています?

 

それは、

もちろん、

見えませんでした!

残念!!

 

まあ噂は噂ですが実際行ってみると、もしかするかもしれませんよ。

 

芸術の町、サン・ミゲル・デ・アジェンデ “San Miguel de Allende” の夕日

つづいて4つ目。

芸術の町として知られるサン・ミゲル・デ・アジェンデは、メキシコの大体真ん中あたりにあります。

 

町の様子もきれいで、中心部には大勢の人で賑わっています。

まずはその様子を見てみましょうか。

 

まさにアートでキュートな街並み!

こちらは中心部へ向かうために坂を下りているところの写真。

暖色系のカラフルな壁に花がたれ下がり、色鮮やかな町ですね。

 

もっとよく見えるようにアップにしてみます。

奥に見える中心部には、童話にでてきそうな立派な教会が目立っています。
なんだかディズニーランドみたい。

町の路地に入ると、これまた絵になります。

 

ツタや花とポップな建物のコラボレーション。
電灯のデザインも可愛らしいですね。

 

町の中心部へと入ると、

そこには、絵を描いたり楽器を演奏したりしている人がたくさん見られます。
さすがアートの町ですわ。

また、訪れたときにはちょうどホールでコンサートが開催されていたので見に行ってみたり、インディーズのミュージシャンと話をしてCDをもらったりなんてことも。

アーティストの出会いが多いのもこの町の魅力かもしれません。

 

 

一番のアートは夕暮れの美しさ

でもですね、ここで書きたいのはこういった街並みではなく、
この周辺で見た夕焼けたち

どんなものよりも、オレンジに照らされた自然の景色が一番心を動かされました。

そんな美しい風景を紹介したかったのです。

 

ではその一部を見てみましょう。
サン・ミゲル・デ・アジェンデから約20kmほど手前の草原です。

木があまりない荒野に夕日があたって、全体が黄金色に光っています。

こんな景色が360°広がっているのを想像してみてください。

たそがれゆく、ほの暗い大自然。
輝く低木の草原。

それはそれはもう、映画のワンシーンのような光景でした。

 

こちらは町で泊まったホステル(相部屋式の宿)の屋上で見た夕日。

オレンジに焼けた地平線と鈍く色づく雲。

真上には不思議な一本の筋が見えました。
青空のミルキーウェイのようです。

とても美しく描き出される天然のアート。

もっと見ていたいと思いながらも徐々に日は傾き暗くなっていってしまうのが物悲しいのですが、すぐに失われていってしまうそんな尊さがまた忘れがたいものにさせてくれます。

 

全く関係ないこちらの写真は、ここで食べたチキンバーガーとオルチャータ。

このオルチャータ、すんごくおいしいです!

米で作られた強い甘さが特徴の飲み物で、口当たりはちょっとザラザラしています。
こちらメキシコでは定番の飲み物なのですが、国を出てしまうとお隣でもなかなか見かけなくなるので、メキシコに来た時にはぜひ飲んでみてください。

 

特にメキシコは他の国よりも飲み物の種類がめちゃくちゃ多くて、それまでのアメリカやカナダに比べても圧倒的でした。
暑いからでしょうか。

コンビニでもズラッと並ぶ飲み物コーナーは目を見張るものがありました。
飲み物が大好きな自分にとっては素晴らしいところでしたね。

その分料理の6割は辛いので、辛いのが大の苦手な自分にとってはつらいところでもありました。

 

レオン “Leon” めちゃくちゃデカい教会のステンドグラス

つづいて5つ目。

このレオンという町は、色々とアクシデントがありすぐに通りすぎてしまったのですが、大通りを走っているときに奥に見えた教会がどうしても気になり、ここだけ寄り道しました。

これが大当たり!

巨大でハデハデな教会のなかは、輝くステンドグラスにあふれていたのでした。

場所はおそらくココ↓

 

こちらは外から見たその教会。

ピンクの壁と屋根にのびるとげとげしい造りが独特で目立っています。

 

中に入るとすぐ目に飛び込むステンドグラス!

めっちゃきれいなんですけど!

実際「うわー」だか「うひゃー」だか変な声が出てしまいました。

それくらい異世界なんですよ。この広さとステンドグラスの存在感がすごくて。

惜しいのは、現在持っているカメラでは光が入りすぎて白飛びし、うまくグラスの色を映せないということ。

いいカメラ欲しい!
それか5000兆円欲しい!

ステンドグラスを通した光が、ツルツルの床に映っているところ。
その神々しさに、口をあんぐりあけながら眺めていました。

 

ステンドグラスは幾何学模様が並んでいるだけのイメージでしたが、こんなにはっきりと絵が描けるのですね。

こんなのもあります。

山に祈りをささげる人々。
細部の影のグラデーションまでちゃんと色がつけられています。

 

中央の空間。
青を基調とした色使いなのも、祭壇を丸く囲っているのも、とても美しいです。

もうちょっと近づいてみましょう。

色がとても細かいですね。
遠くからだと一色に見える部分も、よく見ると細かく使い分けられているのがわかります。

 

花模様のようなスタイル。

あまり詳しくないのですが、バラ窓というのでしょうか。
以前大学のゼミ旅行でフランスに行ったときにこのような形のステンドグラスをよく見た気がします。

そう、自分がこんなにステンドグラスが好きになったのは、フランスのシャルトル大聖堂がきっかけでした。
シャルトルの町もすてきだったので、そのうちまた立ちよってみたいです。

そのときまでにもっと写真の腕と文章力を磨いて、すてきに紹介できたらいいですね。

 

教会端の通路。
グラスに反射し色のついた光が柱に映っていて、これもまた神秘的でした。
写真やや右の柱にそれぞれ赤、黄、青の色がついているのがおわかりでしょうか。

 

なかは静かで涼しく荘厳な雰囲気で、本当に神聖な気持ちにさせてくれました。

この美しさ、ちゃんと写真で伝わりましたかね。
こういう教会の壮大さというのは、写真や映像だけでなくぜひ実際に肌で味わっていただきたいです。

 

こちらは外見。

わー、すんごいゴテゴテしてますね。
装飾が細かいです。
建てるのが大変そう。

重厚な扉にもキリスト教のストーリーが描かれています。

いやーすごかった。
こういうところで結婚式を挙げたら感動的なんでしょうね。

 

 

話は変わりますが、
ここは治安が悪いのかそういう文化なのか、グラフィティやイラストが建物にたくさん書かれていました。

そのなかでもクオリティの高いものもたくさんあったので、ちょこっと載せておきます。

マリオ。

 

これはオリジナルでしょうか。
下に多数チームのグラフィティが。

やっぱり治安、悪いのかな・・・

 

山の上の町、サカテカス “Zacatecas”

山の上にあるサカテカスは街中のライトアップが印象的で、勝手に「夜の町」として認識しています。

2500m弱ある標高のため、夜はかなり冷え込むのですが、この町もとてもお気に入り。
メキシコのなかでは、ケレタロにつぐ2番目に好きな町です。

 

夜に輝く町

暗いせいでボケてしまっていますが、中央の通りには石造りの建物が並びます。
しかしケレタロとは違い、あまり古さは感じさせません。

地面からのライトに照らされた店の並びは、もうオシャレの一言。
高級ブティック街といった感じの様子です。

静かな町と聞いていたのですが、人が多く活気にあふれていました。

カフェもあちこちにあります。
値段はかなり高め。

上の写真は、クリスマスシーズンだったためサンタが休憩している風にセッティングされていたものを、窓の外から撮影。
一瞬コスプレかと思って足を止めてしまいました。

 

ここでもやっぱり教会

ここでも訪れました、教会。

地図を片手に歩き回っているときに、ここを見つけました。

この淡色の古めかしい感じ。
いいですね。

他に比べて小さいのですが、壁のほんのりとピンクがかった色、そして内部への太陽の入り方が絶妙でした。
中心部からちょっと外れたところにあるので、あまり人がいなくて落ち着いているのも高ポイント。

シンプルなベンチの下には、膝をついて祈るためのクッション付き台があります。
地面に膝をつくと痛いですもんね。

 

神父さんが説教をする台座と、

その頭上に彩るステンドグラス。

こちらにもキリスト教にならった絵が描かれていました。

 

ブロック模様の壁と、地面にこぼれるカラフルな光。

 

天井には複雑な角度で並ぶステンドグラス。

しかしですね、ここ、名前がわかりません。
場所もよく覚えていません。

たしかカテドラルからちょっと離れていたような・・・
近くに学校があった気がする・・・

もしサカテカスに来た時は、この写真をたよりに探してみてください。
おそらく、宿の人などに教会の外観を見せ、
“Sabes donde esta esto?”(サベスンデエスエスト?「これはどこかわかりますか?」)
と聞いて回ればわかるかと思います。

 

ほかにも朽ちた遺跡を探索したり、坂の上から町を見下ろしたり、アクセサリー屋を覗いてみたり、散策が楽しかった思い出があります。

銀製品が多かったのでドックタグを作ってもらおうとしましたが、値段が高くて断念。
頼めば簡単なデザインならオーダーメイドもできると思います。

 

こちら、泊まっていたホステルの近くにある、中心部へと降りる小路。

先ほども言いましたが、ここはかなり寒いので防寒対策はある程度していったほうがいいでしょう。

自分は風邪をひいてしまいましたので。

 

しかしそんな中で食べるフラペチーノのおいしいことおいしいこと。
先ほど飲み物の種類がたくさんあると書きましたが、メキシコはおいしいフラペチーノもたくさんあるんですよね。

ちなみに、こっちでは フラ”プ”チーノ と呼ぶようです。

夜に撮ったため色はわかりにくいですが、こんもりはみ出すほどのクリームをトッピング。
刺さってるチョコウエハースも嬉しい。
硬さがちょうどよくて飲み心地もいいんですよ、これが!

 

サカテカスは物価の高いところですが、売られている品々の質もなかなか良さそうですね。

 

 

海の観光地プエルト・バジャルタ “Puerto Vallarta” と、ちょっと田舎なバラ・デ・ナビダッド “Barra de Navidad”

ラストはこちら、プエルト・バジャルタとバラ・デ・ナビダッドです。
距離が近いので両方一緒に紹介します。

 

ゴージャスなリゾート、プエルト・バジャルタ

海沿いの町であり、本格的な観光地でもあります。

メキシコではおそらく有名なところだと思うのですが、日本人にはなじみがないでしょう。

ここはとにかく、リゾート地!

海があり、高級ホテルが並び、お土産屋や高そうなレストランも盛りだくさん。
人も多いです。

 

こういうちゃんとしたリゾート地はあんまり行かないので、着いたときにはワクワクしっぱなし。
しかも久しぶりの海との出会いで、気分は高揚!

と同時に、ボロボロの服とザックを身にまとい荷物が満載の自転車に乗っている自分がとても場違いな気がしてなりませんでした。
物価も高く、節約しながら旅行している身としては、なかなか大変な場所でもあります。

 

それでもこの華やかな雰囲気、南国の香り、そして真夏を感じさせる気候に浸り、なかなかいい”休日”を過ごすことができました。

そうそう、毎日息を切らせ苦しい思いをして走っている自転車乗りにとって、何でもそろう街中でゆっくりとするのが”休日”なのです。

 

お土産屋さんには、海賊風のがいこつ。

奥の海にハマってますね。

 

浜辺にはこんなサンドアートも作られていました。

クリスマスツリーと雪だるま。
日本のクリスマスに慣れていると、ものすごく違和感があります。

 

こちらはアニメ『怪盗グルー』のキャラクターのミニオンズでしょうか。
よくできていますね。
左下の服のうねりとか、すごくないですか?

あ、アニメで思い出しました。

余談ですが、メキシコでは ” El Chavo del Ocho ” (エル・チャボ・デル・オーチョ)というテレビ番組がとても有名です。

チャボという少年やその仲間に扮したコメディアンたちが繰り広げる喜劇で、かれこれ40年以上も親しまれているそうです。
昔のドリフターズのような、たらいを落としたり水をかけたりするコント番組でした。
アニメ化もされていて、キャラクターのTシャツや人形なども販売されています。

この町でもチャボの大きなパネルが置かれていたりと、その人気具合がうかがえました。

メキシコのテレビ局で作られている番組ですが中南米でも有名なので、知っておくと現地の人と話すときのネタになるかもしれません。
自分はスペイン語の勉強のためによく見ていました。

 

はい、話はそれましたが、リゾートの雰囲気を存分に味わえるプエルト・バジャルタでした。

お次はこちら。

 

隠れた観光地、バラ・デ・ナビダッド

こちらはもっと庶民派。

しかし意外と現地ではメジャーな町みたいで、聞く人聞く人みんな知っていました。
というか、実は周りの人たちの勧めでこちらへやってきたのです。

 

プエルト・バジャルタよりもずっと小さく、そのぶん向こうよりも物価が安めです。
ホテルもそこそこの値段で開放的ないい部屋に泊まることができました。

正直ここはリゾートな雰囲気や都会感が全然なく、そのため自分はこっちのほうが性に合ってました。

 

広場ではお祭りが開催されていました。
まあ、メキシコはどこ行っても大体なにかしらの祭りをやっていたので、そう珍しいことでもないのですが。

この日はカレー大会の真っ最中!
各自持ち寄ったカレーを売り、お客さんが食べ比べていました。

しかし、カレーが苦手な自分は不参加!!!
楽しそうにカレーを食べる姿をチラチラ見るくらいしかすることがありません。

海でも眺めますか。

太平洋です。

見た目よりずっと波が強くて、サンダルが流されかけました。
そして、プエルト・バジャルタもそうなのですが、そんなにきれいじゃありません。

サーフィンをやっている人がいたので、泳ぐよりもマリンスポーツ向きかもしれませんね。

人が少な目なので、ビーチでのんびりするのもいいかと思います。

犬もまったり休憩中。

夕方来てみると、この砂をものすごい深さまで掘っていてビックリしました。

 

ゆったりした空気のなか、リフレッシュすることができました。
もうちょっと便利なほうがいいという場合は、ここからバスで15分くらいのところにもっと大きな町もあるので、そこに泊まるのがいいかと思います。

 

プエルト・バジャルタで食べたモーレ料理。

パッと見カレーですが、こちらはチョコを使っており、そのコクとビターな味わいが絶妙にマッチ。
米やトウモロコシで作られたトルティーヤと一緒に食べます。
大体どこもそこまで辛い味付けにしていないので、メキシコでは見つけるとしばしば食べていました。

おいしいです。
オススメ。

 

ということで、リゾート気分が味わえるプエルト・バジャルタと、ゆっくりすごしたいバラ・デ・ナビダッドでした。

 

まとめ

 

自分が行ったところでよかった場所7選、日本での知名度を無視したお気に入りのところを色々挙げてみました。

 

『あなたの知らない』なんてタイトルにしておきながら、有名なところも結構入ってしまいましたね。
でもほら、夕焼けとか教会内の色の変化とか、あまり他のサイトでは注目されないでしょ? たぶん。

それと、おまけとしてそこで食べたり飲んだりしたものもそれぞれお尻にくっつけました。(レオンとベルナルはすぐに出てしまったので写真がありませんでした。)

 

本当はグアダラハラからプエルト・バジャルタまでの山道や、ケレタロからプエブラへと向かう高地、オリサバ手前辺りの激坂がある自然区域の山並みなどなど、他にも印象的だったところはいろいろありました。

ですが、そこら辺は目印となる町がなく、なかなか伝えづらい部分だったので、今回はわかりやすくて誰でも行きやすいところに特定しました。

 

このなかで自分が好きな町を順位付けすると、

1 ― ケレタロ
2 ― サカテカス
3 ― アクルコ
4 ― サン・ミゲル・デ・アジェンデ
5 ― プエルト・バジャルタ / バラ・デ・ナビダッド
6 ― ベルナル
7 ― レオン

という感じでしょうか。

ケレタロとサカテカスはとにかく雰囲気が最高に好きでした!

ベルナルはもっと長くいたら上位に食い込んだかもしれません。
ペニャ・デ・ベルナルは途中まで登れるみたいですし、ロッククライミング上級者なら登頂も可能らしいです。
余裕があったら数日かけてUFOを待ってみるのも面白そうですね。

レオンが最下位なのは、ちょっと嫌な思い出が・・・
治安もちょっと悪そうでしたしね。
ちゃんと見てみると実はいいところだった、なんてこともありそうですが、自分にはちょっと縁がなかったようです。

 

というところで、メキシコのスポット紹介でした。

おしまい。

 

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2017.07.05
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孤高の非日常体験チャリダートリップラー「ReiCoen」

孤高の非日常体験チャリダートリップラー「ReiCoen」

小さなころから引っ込み思案で人付き合いが苦手。 幼稚園時代から、自分はまわりの子よりも言葉での自己表現ができないことを自覚し始める。コミュニケーションがうまく取れないことに危機感を覚え、言葉について、気持ちの伝え方についてを模索し練習する。⇒プロフィールの詳細はこちら

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