「戦場にかける橋」の終点へ!カンチャナブリで日帰り泰緬鉄道の旅!!

初めまして!ともです。

初海外でタイに行ったのですが、今回その時に私が行ったある場所を紹介したいと思います。

皆さん、泰緬鉄道って知っていますか?聞きなれない方も多いかと思います。

それでは、「戦場にかける橋」という映画を知っていますか?泰緬鉄道がピンと来ない人の中にも、その映画見たことある!知ってる!って方もいるのではないでしょうか。この映画は、泰緬鉄道を舞台にしています。
映画にも描かれたという泰緬鉄道についての記事、始まります!

泰緬鉄道とは

「死の鉄道」!?泰緬鉄道の歴史

泰緬鉄道は、1943年10月に建設された、タイとビルマ(現在のミャンマー)を結んでいる鉄道です。旧日本軍によって第二次世界大戦中の物資を運ぶために、日本人兵士や連合軍捕虜、アジア人労働者を働かせて建設されました。未開のジャングルに鉄道を走らせる計画であったため、5年はかかるといわれていた工事でしたが、約1年で泰緬鉄道は完成しました。しかし、そこには大きな代償がありました。

その泰緬鉄道なのですが、「死の鉄道」という別名を持っています。なんとも穏やかではない名前ですよね。この別名こそが、大きな代償を表現しています。

建設現場の環境が劣悪であり、多くの労働者が犠牲となったのです。何人の方が犠牲になったのか、調べてみるとどこの資料も食い違いがあり、具体的な人数が現在でもわかっていないようです。

多くの犠牲の上で成り立っている泰緬鉄道ですが、現在、鉄路はタイ国内のカンチャナブリ・ナムトック間が残っているだけです。

乗ったら死ぬという意味ではありませんので、むしろ歴史を感じるためにも皆さんもぜひ行ってくださいね。それではその行き方を説明します!

泰緬鉄道への行き方・帰り方

 

行き方はもちろんいくつもあるのですが、ここでは私の例を紹介しようと思います!

泰緬鉄道は、現在ナムトク線として使われています。私は、宿からトゥクトゥクで始発駅トンブリーに向かい、そのまま終点ナムトックまで。そして帰りは途中のカンチャナブリ駅で下車し、その後バスに乗ってバンコクまで戻りました。

こちらが始発のトンブリー駅。

行きのスタートはカオサン通り近辺のゲストハウスでした。もちろん交通状況と運転手の運転の荒さにもよりますが、トゥクトゥクで20分ほどでトンブリー駅に着けます。そして始発である7:50発の列車に乗ると、この列車が終点ナムトック駅には12:35に着きます。そのまま折り返すとトンブリー駅に17:40着です。

・・・一日列車に乗りっぱなしですね(笑)

だからといって、ナムトックでゆっくりしてから帰ろうと思っても、それはできません。なぜなら、一本遅い列車だとトンブリーまで行けずに終点を迎えるからです。トンブリーからナムトックまで行く便、ナムトックからトンブリーに行く便は、一日にどちらも2本ずつしかありません(2016年3月現在)。

そのため、1番のお勧めは途中のカンチャナブリ駅で降りて近くで一泊することです。

カンチャナブリは観光地として有名です。観光場所としては、鉄道建設の際に亡くなった人々が眠る連合軍共同墓地や、第二次世界大戦時に使われた捕虜収容所を再現するために竹で作られたJEATH戦争博物館、その他にも泰緬鉄道博物館や、第二次世界大戦博物館など、見どころ満載です。多くの宿泊施設もあるため、カンチャナブリにゆっくり滞在するのがベストでしょう。

ところが私は日帰りでバンコクに戻る予定だったので、あまりカンチャナブリ観光はしてません。ゆっくり観光したい方は「カンチャナブリ 観光 博物館」などググって詳細を調べてください(笑)

日帰りで終点まで行きたい、でもずっと乗りっぱなしはいやだっていう私みたいな方は、復路のカンチャナブリ駅で下車しましょう。そして少しだけカンチャナブリ観光をして、その後バスで帰りましょう。私はカンチャナブリで自転車をレンタルし、この後紹介するクウェー川鉄橋を歩いて渡りに行きました。

カンチャナブリ駅からトゥクトゥクで10分くらいでバンコクに向かうバスがあるバスターミナルに行けるので、ここから帰ることをお勧めします。

ちなみに、カンチャナブリ観光をメインでいきたいって方は、鉄道以外にもバンコクからバスやロットゥー(ミニバス)を利用してカンチャナブリに行くことができます。鉄道よりも本数が多いので、こちらのほうが安心できるでしょう。

泰緬鉄道旅の見どころって?

 「戦場にかける橋」の舞台!クウェー川鉄橋

泰緬鉄道で最も有名といえるのがこのクウェー川鉄橋。この橋こそが「戦場にかける橋」そのものなのです。建設当初は木造でしたが、その後鉄橋を作りました。戦時に爆撃で破壊された部分を修復したものが今使われている鉄橋です。

この鉄橋は列車に乗って景色を眺めるのもとても良いですが、鉄橋を歩いて渡ることもできます。ここならば、SNSに写真を上げても、線路侵入で炎上なんてことはありません!!(ここ重要)

列車が通るときも、鉄橋上に避難できる場所があり、列車の通過を間近で見ることができます。本当に目の前を列車が通過します。

 

列車と2ショットも撮れますよ(笑)

迫力満点の岩壁!チョンカイの切り通し

次の見どころはここ。チョンカイの切り通しは、鉄道を作るときに邪魔となった岩を切り抜いたことによってできています。車窓から手を伸ばせば岩壁に触れることができるくらい狭い隙間を列車が通ります。のんきに窓から顔を出していると、岩の隙間から生えている草木にぶつかりそうになるので気を付けましょう(笑)。

もちろん建設時は現在のように機械で岩を削らず、人が行ったため、大変な作業であったことが想像できます。迫力満点の岩壁を味わうと共に、鉄道建設の過酷さを感じることのできるスポットといえるでしょう。

これこそが大自然!タム・クラセー桟道橋

三つ目の見どころとなるタム・クラセー桟道橋。一方の窓から外を見ると、川沿いで美しい景色が広がりますが、反対側の窓をのぞき込むと岩壁がそびえたっています。チョンカイの切り通しと同様に、建設時に多くの犠牲者が出た場所としても知られています。

この橋は木造であり、通っているときに橋が崩れたりしないかとドキドキでした。列車も速度を落とし、ものすごくゆっくりこの橋を渡るのです。そのため、広がる大自然をじっくり眺めることも、目の前の岩壁をまじまじと見ることもできるので、泰緬鉄道の旅で私が一番気に入っているエリアでもあります。

まとめ

泰緬鉄道の旅は、自然の美しさを体感すると同時に、その大自然の中をかいくぐって線路を作った人々の過酷さを感じるとても有意義な旅となりました。泰緬鉄道の魅力が少しでも伝わったでしょうか?写真を見ただけでは伝わらない迫力がそこには存在するので、皆さんもぜひ足を運んでみてください。

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“今”を全力で楽しむ学生TRIPLER「とも」

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