現在進行形で夫婦で世界旅行中!毎日新たなことに触れて、新たなことを知り、新たなものを食べ、また興味が広がる。そんな旅をしています。
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こんにちは!
現在、夫婦で世界一周中のメイです。
私は世界の色んな食べ物を食べるのが好きで、特に屋台で食べるローカルフードが大好きです。
今回は、わたしが大好きなラオスのローカルフードについてご紹介します。
「世界で1番行きたい国」に選ばれたことがある人気の観光地ラオスですが、
食に関してはタイやベトナムほど知られていません。
わたしはラオスが大好きで、他の国にいても「あ~ラオス料理が食べたい!」とよく思い出します。
そんな、みんなに知ってほしい一度食べたら病みつきになるラオスのローカルフードをご紹介します。
1.ラオスの基本情報
ラオスの正式名称は、ラオス人民民主共和国。
面積は日本の6割ほどで、国土のほとんどは高原や山岳地帯です。
主な宗教は、仏教(上座部仏教)で、オレンジ色の袈裟を着たお坊さんたちが托鉢をする姿は有名ですよね。
ラオスは歴史的にタイや中国との結び付きが強く、特にタイの東北部(イサーン地方)とは食の面でも多くの繋がりがあります。
また、19世紀末からはベトナム、カンボジアと同じくフランスの植民地となり、フランスパンやコーヒーなどの食文化も根付きました。
第二次大戦後にはラオス王国が成立しますが、ベトナム戦争で大きな被害を受け、ベトナムとの国境付近には現在でも不発弾が多く埋まっています。
1973年にラオス和平協定が締結、1975年に王制が廃止され、現在のラオスが誕生しました。
2.ラオス料理の特徴
ラオス料理は、タイの東北部(イサーン)の料理と共通する部分が多くあります。
主食がもち米(カオニャオ)なので、ご飯に合うおかずがたくさんありますし、それはすなわちビールとも相性バッチリだということ。
ほら、日本人の口に合いそうでしょ?
野菜もたくさん摂れるし、栄養がある食材がたくさん使われています。
きっとあなたも、どこか温かくて素朴な、ラオス料理の虜になるはず。
3.絶対に食べておくべきラオス料理
3-1.タムマークフン
ラオスや、タイのイサーン地方を代表する料理です。
細く切った青パパイヤを、にんにく、マナオ、唐辛子、トマト、ナッツ、魚醤(ナムパー)、パーデークなどと一緒にすり鉢で叩いて作る青パパイヤのサラダです。
タイでは「ソムタム」と呼ばれていて、ラオスでもほとんどの場合ソムタムと言えば通じますが、元はラオスのタムマークフンが発祥です。
ソムタムとの違いは、「パーデーク」を使うということ。
パーデークとは、川魚に塩と米ぬかを混ぜて発酵させたもので、なかなか強烈な匂いを発します。
例えるならば、日本のイカの塩辛のような感じ。
青パパイヤのコリッとした歯ごたえと、パーデークの癖のある奥深い味わい、唐辛子の強烈な辛さが病みつきになります。
ラオス人は、タムマークフンに生唐辛子を5~10個、もしくはそれ以上入れて、ものすごく辛くして食べますが、唐辛子の量は言えば調節してもらえるし、仕上げ前に味見もさせてくれるので安心してください。
前の人のタムマークフンが激辛で、すり鉢に辛い汁が残っている場合は、唐辛子を入れなくても辛いことがあるのでご注意を。笑
辛いときは、一緒に出てくる生野菜で口の中を中和してくださいね。
見た目は、タイのソムタム(ソムタムタイ)と比べて黒っぽいです。
わたしはタムマークフンが大好きなので、タイに行ってもタムマークフン(ソムタムラオ)を食べます。
タイで食べるには、ソムタムプラーラー(もしくはソムタムパラー/ソムタムラオ)と注文すると食べることができます。
カオニャオと一緒に食べたり、麺を入れて食べることもあります。
あまりに辛くて食べられなくて、麺を入れてもらったことがあります。笑
蟹入りタムマークフンには注意が必要です。
沢蟹の塩漬けを使うタムマークフンには、寄生虫がいる可能性がありますので、周りのラオス人が食べていても避けるのが賢明でしょう。
わたしは何度か食べてお腹を壊したことはありませんが、人にはおすすめできません。
写真のは赤いので茹でてあるかも?
3-2.カオ・チー・パーテ(カオ・チー・サイク・ワン)
ラオスはベトナムと同じくフランスの植民地(仏領インドシナ)となっていたため、フランスパンが広く浸透しています。
ラオスのフランスパンは、とにかく軽い!
日本のフランスパンは固くて重いイメージがありますが、何個でも食べられちゃうくらい軽い。
この軽さが、一個食べ終わってももう一個食べたい!とやみつきになる秘密だと思います。
カオチーはベトナムのバインミーと似ていますが、違いは、青パパイヤのささがきが入っていること。
バインミーには、大根とにんじんのなますが入っていることが多いのですが、ラオスのカオチーには青パパイヤとにんじんが入っています。
だから、バインミーより少しシャキシャキしています。
青パパイヤの他に、肉でんぶやパクチーが入っていたり、チリソースをかけたりします。
肉団子、卵、ネギ、きゅうりなど、具材のバリエーションはかなり多いです。
3-3.カオソーイ
ラオス中部やルアンパバーンなどがある北部で食べられる名物麺料理です。
鶏や豚で出汁をとったスープに、平麺のライスヌードルを入れ、ピリ辛な肉味噌をかけたものです。
担々麺のようですが、こってりした味ではなく、あっさりとしています。
この肉味噌は、少しだけ納豆のような臭いがすることがあります。
この発酵臭の正体は、「トゥアナ」という、大豆から作られる発酵食品です。
味は、味噌と納豆の中間くらいですが、粘りはありません。
これに、トマトと挽肉とにんにく生姜などを足して、肉味噌は出来上がり。
ライムを絞ったり、生もやしや香草類をスープに入れたり、好きな調味料を足して食べます。
わたしは唐辛子の酢漬けをかじりながらが食べるのが好きです。
ルアンナムターやサワンナケートのナイトマーケットでは、麺を手作りしていました。
ソース状になった麺の元を、クレープのように鉄板の上で薄く焼き、火が通ったら生春巻きのように丸めて、ハサミで端からチョキチョキ切って麺にしていました。
ルアンパバーンに、わたしのオススメの屋台があります。
ここのおばちゃんが作るカオソーイは絶品です。
滞在中は毎日のように通いました。
3-4.カオピヤックセン
ラオスの朝食でよく食べられる、優しい味の麺料理です。
全く辛くないので、辛いのが苦手な人におすすめ。
カオピヤックセンは、何といっても麺が特徴的です。
米粉にタピオカ粉を混ぜて作る太麺なので、つるつるでモチモチです。
楽しい食感ととろみのあるスープで、気持ちのよい朝を迎えられます。
3-5.ラープ
ラオス料理と言ったらこれ!な定番料理。
鶏や豚などの挽肉や魚などを、レモングラス、にんにく、ナムパーなどの調味料とミントやパクチーなどの香草をたっぷり混ぜて和えたもの。
肉の旨味と程よい辛味が、ビールの最高のつまみになります。
カオニャオは手にくっつきませんので、気軽にチャレンジしてみてください!
3-6.ソムムー
ラオス風生ハムと言えばいいでしょうか。
バナナの葉で何重にも巻いた豚肉を発酵させたものです。
真ん中に青唐辛子とにんにく一片がそのまま入っています。
豚の皮のコリコリとした食感が楽しく、ビールのツマミにぴったりすぎる1品です。
「ソム」は酸っぱい、「ムー」は豚という意味ですが、
発酵具合によって、酸味があるものとないものがありました。
これはどこで食べられるのかというと、売店や屋台でバナナの葉に包まれた状態で吊るされて売られていることが多いです。
トトロのお土産みたいなやつです。
ぜひ見つけてみてください。
3-7.シンダー(シンダート)
中央の鉄板部分で肉や海鮮を焼き、周りのスープで野菜を茹でて、タレにつけて食べます。
焼肉と鍋を一気にできる、一石二鳥な料理です。
タイの「ムーガタ」という料理に似ていますね。
スープは減ってくると、店員さんが追加してくれます。
シンダーをやっているお店は、食べ放題をしているところも多いので、友達でも家族でも大人数でわいわい楽しめる料理です。
3-8.おまけ・ビアラオ
ラオス人が大好きなビアラオ。
旅人も「ビアラオは美味しい」とみんな口をそろえて言います。
ラオスでは、グラスにたっぷりの氷を入れて飲みます。
これならビールが苦手な人も少しは飲みやすいかも?
一緒に乾杯をするタイミングがあれば、言ってみてください!
4.まとめ
ラオス料理、どれも美味しそうですよね?
タイ料理やベトナム料理とは似てるようでちょっと違う、ラオスのローカルフードの魅力を感じていただけたでしょうか?
ラオスに行ったら、ぜひビアラオ片手に、屋台でローカルフードの世界を楽しんでみてください。
地域密着!ご当地グルメハンターTRIPLER メイ
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ポリフェノールやビタミンCだけでなく、「パパイン」というタンパク質・糖質を分解する酵素が豊富に含まれています。
日本では手に入りにくい食材ですから、ラオス滞在中にたくさん食べておきましょう!