北欧が大好きなフリーライター。前職のインテリア関連会社では家具デザインやマーケティングを担当。世界中の雑貨やインテリア、おいしいものに目がありません♪おもに北欧と東南アジアを行き来しています。
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みなさん、こんにちは!モチヅキです。
突然ですが、みなさんはお土産を買うのが得意ですか?
私は得意な方ではありません。
どこで買おう?何がいいの?といつも悩んでしまうんです。
いつも旅先でお土産に悩む、どこで買い物するべきか悩む方、結構多いのではないでしょうか。
先日母と旅したクアラルンプールでも、やはりお土産やショッピングをどこでするか悩んでしまったのですが、そんな悩みを解決してくれるスポットを発見。その名も「セントラルマーケット」。
クアラルンプールでお土産買うならここに来てまず損はしないでしょう。
マレーシア中のお土産を集結させたスーパー市場なんです。
早速どんなスポットなのかご紹介します♪
この記事の目次
クアラルンプールでお土産選びに困った筆者。
クアラルンプールはいたるところにショッピングモールがあり、買い物自体には苦労しません。
しかし、いざ「マレーシアっぽいお土産」を選ぶとなると、なかなか良いスポットが見つけられなかったんですよね。
マレーシアは他民族国家の国で、さまざまな食べ物や歴史的スポットなど見所が盛りだくさん。
さまざまな場所での食事やスポット巡りを楽しむのに集中しすぎて、お土産を買う時間を十分に取れていないことに気づき、いつも以上にお土産をどこで買うか悩んでしまいました。
そうだ、セントラルマーケットに行ってみよう!
「せっかくマレーシアに来たんだし、エキゾチックでローカル感のあるお土産が欲しいよね〜」
と話していた母と私。
現代的なショッピングモールではなく、ローカル感のある場所を…と探しているとガイドブックであるスポットを発見。
その名も「セントラルマーケット」。
ブックによると、クアラルンプールをはじめ、マレーシアのお土産が集結しているとのこと!
多民族国家らしく、中華系やマレー系、インド系などのお土産も豊富なようです。
「これはちょうどいい!ここでお土産まとめて買おうよ!」
と、早速母と訪れてみることに。
建設は1888年!長い歴史をもつスポットでした
外観はこちら。明るいブルーが特徴的ですね。
1888年にイギリスによって建設されたコロニアル調の建物で、当時は生鮮食品市場として使われていた場所なのだそう。
100年以上も歴史がある建物内でお買い物ができるなんて、なんだか心がときめいてしまいました。
アクセス
マーケットからの最寄り駅は、LRTクラナジャヤラインの「パサール・セニ」駅。
駅から徒歩5分もかからずにエントランスに到着。
わたしは恥ずかしながら極度の方向音痴なのですが、初めてのスポットでも難なく到着できましたよ。
ちなみに、駅を出てからマーケットに方向に向かう際は、たくさんの車が結構な勢いで通りを走っていますので、十分気をつけてくださいね。
マレーシアのお土産が一斉に集結。ショップと人の数に圧倒?!
正面エントランスから入場すると、インフォメーションカウンターがお迎え。
ここのエリアは人が多すぎて写真が取れないほど。
やはりお土産が集まる場所柄、人のアクセスは時間帯も時期も問わず多いようです。
カウンターにはクアラルンプール市内の観光マップも完備されています。
ここを離れたあとのプランも立てやすいかも。
ここを抜けると、
インフォメーションカウンターからまっすぐに進んだメイン通りは、屋台が無数に並んでいるのが特徴。
こちらのマーケットは屋根付きですので、雨の日もゆっくりとお買い物を楽しめますね。
屋根付きだと屋内は暑いんじゃ……?と感じがちですが、マーケット内は絶えず風が循環していたため、暑さを感じることはありませんでした。
50代半ばの母は暑さに弱く、暑さで体調を悪くしてしまう時もあるのですが、こちらのマーケットでは終始元気でした。暑さに弱い方でも安心してショッピングが楽しめるはずです。
あ、涼しいですが、水分補給をお忘れなく!
小さなお土産屋台は、お菓子や芸術品、エスニックバッグや旅行品などジャンルは多種多様。
リゾート地で着てみたい、カラフルなワンピースをはじめとした衣類のスタンドも!
チョコレートやクッキーなど、ばらまき土産に最適なお菓子・お茶のお土産屋さんも多数。
お菓子屋さんでお土産を選んでいる日本人の方をたくさん見かけました。
配りやすいですもんね。
メイン通りをもう少し進むと、カフェ風レストランが並ぶエリアも出現。
歩き疲れて一息つきたい、という時ものんびり一息つけますよね。
メイン通りからも道が分岐しており、
メイン通りから右に曲がると、市街地寄りの通りに出ます。
おもちゃや高級バッグ、伝統工芸品、食器ショップなどが多くありました。
分岐した通路にはアクセサリー屋さんも。
ここ以外にも、いたるところにアクセサリー屋さんがたくさんありました。
物価の安さもあり、日本のアジア系雑貨ショップで買うよりもやはり安め。
こちらでまとめ買いして日本のお友達にお土産として買うのも良いですよね。
こちらの通りでは、アラブチックな陶器の鍋敷きを6枚購入。
海外のショップだと梱包面が心配でしたが、ショップのお姉さんが「ダイジョウブ!」と、プチプチで1枚ずつ頑丈に包んでくれました。
陶器の鍋敷きを6枚分持ち歩くのは重たいので、ショッピング中はずっと店内で預かってもらうことに。
やはり観光地だからか、海外からのお客さん向けの対応や要望にはとても柔軟である印象を受けました。
これまで海外旅行先で何度もお土産を購入して来ましたが、ざっくり(適当)対応にずっとがっかりしていた私。
海外旅行の際にいつも梱包材を持ち歩いていたほどでしたが、こちらのショップをはじめとした丁寧な梱包や対応には驚かされました!
文化ごとに分かれた通りも
一旦メイン通りに戻り、メイン通りの左側に向かってみます。
「文化ごとに別れたエリアがある」と聞いていたからです。
華人街
まずは、中国系のバックグラウンドのショップ街「華人街」。
ランタンや少数民族のハンドメイドバッグ、茶器などが多くありました。
マレーストリート
こちらはマレー系の通り「マレーストリート」。
バティック染めのファブリックを使った衣類や木製雑貨、アラブ系の伝統美術品などが多く販売されていました。
なかにはこんな荘厳なショップも。
も、持ち帰るのが大変そうです……。
リトルインディア
こちらはインド系アイテムがそろった「リトルインディア」。
色とりどりのサリーやカラフルなアクセサリー、バッグなど女性がときめくアイテムがたくさん!
お手頃価格なカシミアアイテムもこちらのエリアに多かったです。
床もかわいい!
こんなストールが10リンギット(約250円)だなんて!
なにがなんだかわからないくらい陳列しているショップも。
お店も多いし、アイテム数も多いし、目がついていかない!と感じた市場はここが初めてかもしれません。(笑)
ヘナタトゥーに挑戦!
リトルインディアのエリアをぷらぷらしていると、とある生地屋さんがヘナタトゥーも行なっているのを発見。
せっかくなのでチャレンジしてみました!
価格と柄の豊富さに圧倒
店頭のお兄さんにヘナタトゥーをしたい旨を伝えると、
「やぁ、ヘナタトゥーだね!まずはカタログで好きな柄を決めてみてね!」
と言われました。
ウキウキで入店すると、無数のカタログが。
選ぶのにとっても時間がかかっちゃいました。
多分、写真は300枚くらいあったような。
カタログの写真に価格は載っていないため、気になったデザインはその場で価格を聞いてみるのが良いかもしれません。
私が決めた、手の甲に施してもらうデザインは25リンギット(約660円)。
ヘナタトゥー初体験の私は相場がわからなかったのですが、思っていたよりも安かったです。
15分程度で完了
デザインを見せると、お兄さんが慣れた手さばき(指さばき?)でヘナスティックを操り、どんどん肌に模様を描いていきます。
とくにくすぐったくもなく、冷たくもなく、想像よりもナチュラルな感触。
完成!
乾くまではペースト状態が続くため、手の甲に触れられない、虫に刺された場合にボリボリかけない……などちょっと不便ですが、ここは我慢!
だいたい1時間程度で乾き、色が安定しました。
乾いたらこのような感じに。
日本ではなかなかできない体験ですよね。
セントラルマーケットで一番楽しかったのはヘナタトゥーかもしれません♪
私はもともと肌がとても弱い方なのですが、特に痒さや痛みなどはありませんでした。
ヘナは1週間程度で消えます。
写真はヘナタトゥー翌日の、レモン味タイガービールにはしゃぐ私です。
指部分のヘナがやや色落ちしてきています。
日本帰国が近くなるたびに薄くなってくるのでなんだか切ない気分に。
私の場合は、1週間程度で消えてしまいました。
帰国が近くなるにつれ薄くなってしまうのは切ないですが、良い思い出にもなりますし、ぜひこの機会にお試ししてみてはいかがでしょうか?
名産品「なまこ石鹸」を探す
そうそう、私こちらのマーケットで必ず買っておきたいアイテムがあったんです。
その名も、
なまこ石鹸。
なんだかギョッとしちゃう名前ですが、こちらの石鹸をどうしても試してみたかったんですよね。
なまこ石鹸とは?
なまこ石鹸は、読んで字のごとく、なまこが主成分の石鹸です。
切られてもすぐに再生できるなまこの「再生能力」が美容に良いといわれており、お肌の保湿に欠かせない「セラミド」やお肌の弾力を保つのに必須の「コラーゲン」などを多く含んでいるのが魅力。
北欧やインテリアおたくであるだけでなく、スキンケアおたくでもある私にとって買わない理由はなかったのです。
バティック模様がすてきなパッケージをチョイス!
マーケット内を歩いていると多くのなまこ石鹸ショップが見つけられます。
まとめ買いで安くなるお店ばかりだったので、たまたま通りかかったショップで3つまとめて買ってみました。
特に、写真のような日本語の看板が出ているところは日本語も通じやすくスムーズにお買い物できますよ。
選んだのは、伝統布・バティックで包まれたカラフルなアイテム。
(石鹸自体はアイボリー色)
カラフルでかわいらしい柄が多く、その上まとめ買いで割引がきくのでばらまき用お土産にも良いですね!
いろいろなショップを訪れましたが、だいたいの相場は1つ5リンギット(約130円程度)程度でした。
ストールといい、ヘナタトゥーといい、なかなかのお手頃価格です。
香り付き、カラー付きの石鹸もありますよ♪
写真手前部分にあるカラフルなゼリーのようなものもなまこ石鹸。
目にも鮮やかなだけでなく、いろいろな種類がありますので、ショップの方とおしゃべりを楽しみながら選んでみてくださいね。
私の場合、洗顔後のお肌がつっぱらず、しっとりとした仕上がりに。
また買い足したくなるような石鹸です。
2階にはフードコート・さらなるショップ群も
マーケット内にはゆうに100以上のショップがひしめき合っており、どこに行くか迷ってしまうほどですが、こちらのマーケットは1階だけでなく2階にもショップ群が広がっているんです。
2階へは階段でアクセスができます。
広大なマーケットのため、2階への階段は様々な場所にありますよ。
2階のショップは衣類系が多め。
2階の様子。
吹き抜けになっている部分も多く、開放的な雰囲気です。
2階エリアは衣類が多め。
女性用衣類だけでなく、男性向けのバティックシャツを多数取り揃えているショップも多いですよ。
お腹が空いたらフードコートへ!
2階のフードコートには、タイ料理やマレー料理、インドネシア料理、中華料理やニョニャ料理などのアジア系のショップはもちろん、ステーキショップなどもありますので、アジアの料理が苦手な方にも立ち寄りやすい場所となるでしょう。
1階の人の多さには圧倒されましたが、お昼時をやや過ぎた時間帯は席数にも余裕がありました。
私はタイ風のスープを注文。
母はオイスターソースをふんだんに使った焼きそばを注文。
どちらも美味しかったのですが、日本のフードコートで出てくる量よりも1.5倍増しでサーブされるためお腹いっぱいに。
フードコートらしいざっくりとした盛り付けもローカル感たっぷり。
ざっとフードコート全体の価格をチェックしてみましたが、平均して街中のローカルフードコートと同程度〜1割高い価格帯でした。
辛いものを食べるとビールが飲みたくなる私たちでしたが、残念ながらフードコート内でビールの取り扱いがある場所は0。
ドリンクバーのお兄さんにも聞いてみたところ、
「レストランならあると思うよ」
とのこと。
やはり国教がイスラム教だからか、酒類の取り扱いが限定されているのかもしれません。
どうしても料理を楽しむ際にビールも飲みたい!という方は、2階のレストラン(フードコート周辺にニョニャ料理店やタイ料理店などがあります)でお食事をされることをおすすめします。
セントラルマーケットでのお買いものを楽しむための注意事項
最後に、セントラルマーケットを訪れる際に注意しておきたいことをご紹介します。
人が多いので携行品の管理はいつも以上に徹底しよう
冒頭にも少しお話しましたが、エントランスエリアをはじめ、観光客が本当に多いです。
そのため、置き引きやスリなどを遠ざけるためのバッグなどの手回品の管理は厳重にしておきましょう。
日本でついやってしまいがちな、
・チェアにバッグを置いたままその場を離れる
・カバンを開けたまま歩く
・バッグを脇に置いて目を離しちゃう
……などの行動をしないようご注意を!
スニーカーで来るのがおすすめ
マーケット内を歩き回るためスニーカーを推すのはもちろんですが、実は最寄駅の「パサール・セニ」駅もスニーカーを推したい理由の1つです。
こちらの写真は「パサール・セニ」駅を出たところなのですが、道があまりよくありません……。
工事が多いようなので、道中サンダルやパンプスだと足を痛める可能性も否めません。
なるべく歩きやすい靴で来ることをおすすめします。
館内トイレは有料。小銭の用意は必須
日本にいると「お店や街のトイレ=無料」は常識ですよね。
でも、セントラルマーケットではトイレが有料なんです。
1回の利用につき50セント(約13円)が必要となりますので、手元に必ず小銭を用意しておきましょう。
個人商店が多いためか、同じアイテムでもお店によって価格が違います
セントラルマーケットのショップや屋台はほとんどが個人商店だそうです。
そのため、同じ商品を扱っていても値段設定がお店によってまちまちなことも多々ありました。
あらかじめ買いたい商品や気になるものがある場合は、数店舗価格を比較してから一番安いお店で買うのがお得といえるでしょう。
お店多過ぎ!でも楽しい♪(まとめ)
最初は店の多さに圧倒されましたが、ローカル感あるアイテムやマレーシアらしいアイテムがたくさんあったため、店数が多くてもスムーズにお買い物ができました。
お手頃価格のものも多く、予算面もさほど気にせず楽しいショッピングタイムが楽しめるはず!
お店の方もフレンドリーな方ばかりで、気持ちよくお買い物ができたのも満足ポイントですね。
また、お買い物だけでなくお腹も満たせましたので暑い外に出て食事場所を探す……という手間も省けました。マーケットは非常に広く結構歩きましたが、座って休めるところがたくさんあるのも助かります。
お土産選びに悩む人、ショッピングを楽しみたい方両方におすすめしたいスポットです♪
マレーシア体験レポも合わせて読んでみてね!
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