「世界に羽ばたく人間」と信じて日本を飛び出し11年。アジアやヨーロッパで働きながら、約50カ国を旅する。旅先では大好きなビールを飲むことが何よりの楽しみ♪ 現在はベルギーで出会ったパートナーとともに、期間限定の日本生活中。
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こんにちは!ビール大好きトリップラーのAsukaです。
そろそろ「この冬どこ行こう〜?」なんて、冬の旅行計画を立て始める頃じゃないでしょうか?
冬にしか楽しめない物と言えば、空一面に揺れ輝くオーロラ!一度は見てみたくありませんか?
カナダ、フィンランド、ノルウェーなど、北極圏の国ではオーロラを見るチャンスがありますが、スウェーデンのキルナという街が絶対オススメ!
なぜなら、キルナではオーロラだけでなく、世界に1つしかないアイスホテルも楽しむことができるからです。
美しすぎたキルナのオーロラとアイスホテル。どんなところでしょうか・・・?
この記事の目次
キルナってどんな場所?
キルナは北欧 スウェーデン北部、首都ストックホルムから飛行機で約1時間半のところにある、とーっても小さな町です。
キルナは北極圏にあるので、オーロラを見ることができます!
日本からのアクセス
キルナの空港は町から車で15分ほどのところにあるので、アクセスはとても便利です。
しかし!空港は驚くほど小さく、フライトはスカンジナビア航空によるストックホルム便しかありません。
残念なことに日本からはストックホルムへの直行便もありません。オススメはスカンジナビア航空で次の経路で行くことです。
- 日本 ー コペンハーゲン
- コペンハーゲン ー ストックホルム
- ストックホルム ー キルナ
ストックホルムもコペンハーゲンもとっても素敵な町なので、オーロラツアーの途中に立ち寄ってみるのもいいですよね!
空に輝くオーロラを求めて
なんとしてでもオーロラを見たい!フライトの乗り継ぎが多いのはちょっと不便にも感じますが、オーロラを求めてはるばるキルナまで行ってきました。
でも、オーロラは自然現象。必ず見れるとは限りません。
キルナでオーロラが見やすい理由
オーロラを見るために重要なのは「天気」「周りの明るさ」です。
オーロラが発生しても曇っていれば、オーロラを見ることができません。
また、町の灯が明るすぎてもオーロラを見ることができません。月が出ている夜さえオーロラは見えづらくなると言われています。旅行をするのであれば、新月の夜を狙った方が良いようです。
次の理由からキルナはオーロラ鑑賞の町として人気のようです。
- 海からの湿った空気が届きにくく晴れる日が多い
- 小さな町なので、町の灯に邪魔されることは無い
そして何より、キルナには車で約1時間のところにアビスコ国立公園という、オーロラ観測で非常に有名な場所があります。
アビスコは標高が高い(標高500m〜900m)高原ですので、キルナの町では曇っていたもアビスコでは晴れているということとが多々あります。
キルナでオーロラを見る方法
- オーロラ鑑賞ツアーに参加
犬ぞりやスノーモービルでオーロラを見に行くツアーがたくさんあります。
町の観光案内所で申し込むことができます。 - ホテルから見る
キルナの町にはオーロラ鑑賞ができるホテルがあります。 - アビスコ国立公園に行く
キルナよりさらにオーロラを見れる確率が高いアビスコ。
キルナからアビスコに連れて行ってくれるツアーもありますし、アビスコのホテルに泊まるのも良いでしょう。
私はこの3つの方法全て挑戦しました!
結果はどうだったのでしょうか・・・?
①キルナでのオーロラ鑑賞ツアーの結果は?
まず1日目はスノーモービルツアーへ。
はっきり言って・・・もう2度と運転したくない!(泣)
みんなスイスイ乗れていましたが、私はよっぽど運動神経がないのか、操縦にとーっても苦労しました。
真っ暗な道をまっすぐ前に進むことに精一杯で、もはやオーロラなんてどうでもいい・・・
雪の中、やさぐれながらなんとかスノーモービルにくらいつき、ツアーは終わりました。
雪も降り厚い雲に覆われた空は、オーロラの「オ」の字も出る様子がありませんでした。
2日目は犬ぞりツアーへ。
犬ぞりはただ乗っているだけなので楽チン。
しかし、ただ座っているだけだと、マイナス20度近い世界では体がどんどん冷えていきます。
途中テントで休憩します。焚き火はありますが、寒くて仕方ありません!
ガイドのおじさんの話を笑顔で聞きつつも、早く帰りたいよぉ〜〜とひたすら心の中で叫んでいました。
この日は、うっすら雲がかかっていましたが天気は悪くありませんでした。
しかし期待のオーロラは現れてくれません。
すると、ガイドのおじさんが遠くを見ながら
「今夜はオーロラが出るね。時々空を見てごらん。晴れてたら見れるよ」
と教えてくれました。
何の変哲もない空。でも、地元の人にはオーロラが出る予感が分かるのでしょうか?
②キルナの町にあるホテルからオーロラが見れる!
私が3泊したのはキルナの町にあるキャンプ リパンというホテルです。
Website : http://ripan.se/en/
Map:
町の中心からは歩いて15分ほど。町の中心からはちょっと歩きますが、おかげで周りが真っ暗。
だからホテルからオーロラが見れるんです!
客室は全てコテージになっていて、キレイで快適でした。
もちろん中はとても暖かいです。
犬ぞりツアーのおじさんの言葉を信じて、30分ごとにホテルの外に出て空を確認していました。
それはちょうど22時の確認の時でした。
空はうっすら曇っていますが、何か不思議な力、気配を感じます。
勘を信じて、ホテルの建物から離れて少し暗いところに移動してみることにしました。
極寒の中しばらく立っていると、薄い雲の上に何か揺れ動く光があるような気がしてきました。
目がおかしいだけかな・・・と思っていると、雲が一気に晴れて突然ゆらゆらとうごく黄緑色の光が姿を現しました!
怖いっっっ!!!((((;゚Д゚)))))))
自然と鳥肌が立ちました。念願のオーロラを見て感動するのかと思いきや、最初に思ったことは不気味!怖い!でした。
頭上で見たこともない色をした光が、ゆらゆらと見たこともない動きをしているんです。
魂の塊が揺れ動いているのか・・・はたまた、宇宙人が降りてくるのではないか!?ありえないことを真剣に考えてしまいました。
5分ほどしてようやく普通の思考を取り戻し、「感動」することができました。
さて、突然現れたオーロラに大興奮の私たちは、その姿をなんとか写真に収めようと奮闘します。
しかし、初めてオーロラの撮影。初めて使う三脚。
その上マイナス20度近くある寒さと、オーロラが現れた興奮。
いろいろなことが混じり合いその場はカオスへ・・・
オーロラの撮影はこうしよう!というインターネット情報は散々読んできたはずですが、結果はこの写真。
地面が傾いています。
私たちのパニックぶりを察して頂ければ幸いです( ̄∇ ̄)
③ オーロラを求めてアビスコ国立公園まで
2泊目にして念願のオーロラを拝むことはできました。しかし、ドタバタ劇の写真撮影。いろいろ悔いは残ります。
もう1回オーロラを見たい!ちゃんとした写真を撮りたい!
しかしキルナ滞在3日目、最後の夜。町はどんより曇り空でオーロラを見ることができそうにはありません。
悩んだ私たちは、1人1万5000円ほどとちょっと高めですが「オーロラが見れる場所まで車で連れて行ってくれるツアー」に賭けてみることにしました。
天気予報などをもとにオーロラが見れそうな場所まで連れて行ってくれる、素晴らしいツアーです。※ただし、ツアー時間約3時間の間に行って帰ってくる必要があります。
ツアーはホテルまで迎えに来てくれます。厚い雲に覆われたキルナから車で約1時間。アビスコ国立公園に向かいます。
高原に向かって進んで行くにつれて雲がどんどん薄くなっていくことが分かります。
ガイドさんオススメの場所に到着すると、そこには満天の星空と空一面に輝くオーロラの姿が。
オーロラの美しさはもちろん、星の美しさに感動してしまいました。
オーロラは時間とともに形や光の強さを少しずつ変えて行きます。
なんとかその姿を写真に撮ろうと奮闘する私たち。
カメラ素人にはなかなか難しかったオーロラ写真。
それでも前日よりはマシな写真が撮れた、はずです。
記念写真は、オーロラをバックにツアーのガイドさんがステキな写真を撮ってくれました。
ガイドさんがツアー中に撮った写真をもらうことができます。
不思議な光のオーロラ。
とても幻想的で美しく、マイナス20度という寒さはすっかり忘れて楽しみました。
ツアー詳細:
こちらのツアーは観光案内所ではなく直接ツアー会社へ電話をして申し込みました。Emailでも申し込めます。
- Website: http://abiskoguide.com
- ツアー名: Aurora hunting tour (所要時間:約3時間、金額:1人 1100 SEK≒15,000円)
- Tel: info@abiskoguide.com
- Phone: +46(0)705869091
美しすぎる!アイスホテルの楽しみ方
キルナにはオーロラに負けないくらい素晴らしい場所があります。
それはアイスホテル!
昼はアイスホテルを楽しみ、夜はオーロラを楽しむ。キルナってとても贅沢な場所なんです♪
アイスホテル鑑賞ツアーに参加
アイスホテルへはキルナの町からバスで行くこともできますが、私はスノーモービルで行くアイスホテル鑑賞ツアーで行きました!
スノーモービルとアイスホテルの鑑賞が一度に楽しめるツアーです。ツアーは町の中心にある観光案内所で申し込めます♪
アイスホテルとは、その名の通り氷で作られたホテルです。
ホテルの建物も、部屋も、ベッドも、全て氷で作られています。
アイスホテルはスイートルームの部屋のデザインが、部屋ごとに違うんです!
ツアーでは、そんなアイスホテルのスイートルームを1つずつ見て周り、美しい氷の芸術を楽しみます。
部屋の中に大きな顔があったり・・・
なぜかロンドンの地下鉄があったりする部屋もあります。
ホテルの部屋とは思えませんが、ここで実際に寝ることができます。
ここに泊まったら、雪の女王になった気分が味わえるかもしれません♪
アイスホテルにはアイスバーもあります。
氷の上でブルブル震えながら冷えたウォッカを飲んだらおいしそうです!?
アイスホテルには宿泊できる!
アイスホテルにはもちろん予約さえすれば誰でも宿泊できます。
ガイドさんによると「マイナス1度までしか下がらないから大丈夫だよ!」と。
マイナス1度で寝るなんて、私だったら泣いて逃げ出してしまいそう!
マットレスの上にトナカイの皮があり、この上に寝袋を置いて寝るそうです。
全然快適じゃなさそうですが・・・貴重な経験ですので、1度泊まってみたいです。
アイスホテルの隣は大きな湖。
アイスホテルから見るオーロラは絶景であること間違いありません!
宿泊の予約
アイスホテルのウェブサイトから予約することができます。
website: https://www.icehotel.com
COLD RoomとWARM Roomの2種類あり、COLD Roomは氷でできた部屋、WARM Roomは暖房が効いた普通のホテルと同じ部屋です。
氷の部屋に泊まるとしたら、防寒具は貸してもらえ、サウナにはアクセスできるそうです。
また、荷物を保管しておくロッカーも借りれるそうです。
キルナ旅行。気になる服装と持ち物は?
夜はマイナス30度以下にもなるという北極圏の極寒の地。
何を着たら良いのだろう?何を持って行ったらいいのだろう?というのが、最大の悩みでした。
服装
- スキーウェア上下
- ウェアの下にはできるだけ暖かい服を着込む
- 厚めのタイツ
- 厚めの靴下
- 帽子
- スノーブーツ
- スキー用グローブ(防水)
- 耳あて
とりあえず、考えつく限りの防寒をしていけば大丈夫!寒がりの私はタイツの上にさらにスパッツも履いていました。
靴ですが、UGGのモコモコブーツでなんとかなるかな〜と思って履いていきましたが、滑りやすいし、雪で濡れてびちょびちょ。
結局、現地でスノーブーツを買うはめになりました。
スノーモービルツアーや犬ぞりツアーなどは、とっても暖かい防寒具を貸してくれるツアーもあります。ツアーは寒いので、着込めるだけ着込んでしまいましょう!
持ち物
- カメラ(シャッタースピードを調整できるカメラ)
- カメラのバッテリー予備(寒いとバッテリーがすぐなくなってしまいます)
- 三脚(オーロラ撮影には必須!)
- ホッカイロ
それ以外は、普通の海外旅行に行く持ち物で大丈夫です!
同じ北極圏のアイスランドでは、食事が高すぎたのと、お酒が全く売ってなくて困ったことがありました。そのため、念のためキルナへはカップラーメンとビールを持っていきました。
しかし、キルナではレストランの食事も手が出る値段ですし、お酒も普通にスーパーで売っていました。
街中にバーもあり、スウェーデンビールを楽しむこともできました♪
まとめ
不気味だけど幻想的なオーロラ、青が涼しく神秘的なアイスホテル。
この2つを1度に楽しむことができるのはキルナしかありません!
ぜひ、オーロラを見にスウェーデンのキルナへ♪♪♪
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