大学在学中、人生を変えたと言っても過言ではないフィリピンでのボランティア活動、1年間の休学中のセブ島・ニューヨークでの語学留学を経て、現在、外資系航空会社で客室乗務員として働いています。
物怖じしない性格を生かして、普通じゃないことを経験していきたいです。
⇒プロフィールの詳細は こちら
この記事の目次
WWOOF-USAでファームステイ
WWOOF-USAとは
WWOOF (World Wide Opportunities on Organic Farms)
とは、私たちウーファーが労働力を、受け入れ先であるホストが食事、滞在場所を提供するシステムです。金銭のやり取りはありません。私が利用したWWOOF-USAを始め、日本国内の農家を対象にしたWWOOF-JAPANなど、国ごとのWWOOFが存在しています。年会費を支払うことで会員になり、受け入れを募集しているホストの情報を見ることができます。WWOOF-USAの年会費は40ドルでしたが、国ごとに異なります。
ファームステイ先の選び方
私は、アメリカの田舎でゆったりとした生活を体験したいという単純な動機だったので、WWOOF-USAからカテゴリを絞らず、ウーファーを募集しているファームを探しました。
野菜、果物、養蜂場、牧場などの分野や、場所、すぐに滞在を始めたい人には[URGENT]など、自分の要望に合わせてファームを探すことができます。
そのファームに滞在したことがある方のレビューを見ることもできるので、安心して自分の希望に合ったファームを探すことできます。
気になったファームにメッセージを送り、滞在期間や仕事内容などの条件、持ち物などを確認し、お互い同意の元でファームステイが成立します。
いざ、WWOOFingの準備!
私はレビューの評価の高さから、カリフォルニアサンディエゴにある広大な敷地に住むホストと、フロリダにあるブルーベリーファームを選びました!
両ホストとも、近くのバス停まで車で迎えに来てくれました。交通機関の少ない田舎町が多いと思うので、送り迎えに関しては、事前にきちんと聞いた方がいいと思います!
日本からの航空券の手配、空港からファーム最寄りのバス停までの行き方は、下調べが必要です。現地でネットが使える環境であっても、田舎に行くと電波がなくなることもあります。もしものためにハードコピーの持参がオススメです。
必需品はホストに事前に確認しますが、軍手は大体必要だと思います。ホストへの手土産や、他のウーファーたちとシェアできる簡単な日本食などがあると役立ちます!
サンディエゴでの2週間
滞在先、食事、仕事
ここで私が寝泊まりしたのは、ホスト宅に隣接するウーファー用の離れでした。3段ベッドが一つある部屋が2つ、バスルームが2つとキッチン、洗濯機がありました。
冷蔵庫には野菜や果物、パンやお米、調味料など一通り揃っており、自分で好きに料理するスタイルでした。ビーガンのホストだったので、お肉、お魚や卵などは禁止でしたが、美味しいビーガン料理を振舞ってくれたこともありました!
仕事内容は、広大な敷地に点在する大きな岩にペイントしたり、掃除をしたり、airbnbで来る方が滞在するお家を建てたりすることでした。プロの大工さんの指示のもと、ペンキや木くずだらけになりながら、窓を設置したり、釘を打ったり、柱を立てたり、本当の大工さんになった気分でした。平日の週5日、1日6時間の労働でした!
休日の過ごし方
土日はホストが車で町まで連れて行ってくれたり、一緒に働いていた大工さんが、サンディエゴのビーチに連れて行ってくれたりしました。車がないとどこにも行けないので、同じウーファーの中に車で来ている人がいるとラッキーです。平日の仕事後でも、車を出してくれてご飯を食べに行ったり、休日にハイキングに連れて行ってくれたりしました。また、ホストマザーがヨガの先生だったので、仕事後に一緒にスタジオに行き、ヨガクラスに参加することも度々ありました。
私以外のウーファー6人が全員アメリカ人で、最初は少し心細かったです。しかし、みんな日本に興味を持って質問してくれたり、最終日には海苔巻きパーティーをしたり、とても刺激的で楽しい2週間でした。サンディエゴでの2週間は日本人と1人も会うことなく、日本語を話すことも一切なく、かなり有効な英語のトレーニングでした。
ニューヨークに寄り道
サンディエゴでの2週間の後は、友人に会いにニューヨークへ向かいました!クリスマスから新年をニューヨークで過ごしました。
カウントダウンはタイムズスクエアを連想する方が多いと思いますが、オムツをして10時間以上も待つことはできないので、セントラルパークで花火を見てカウントダウンをしました。セントラルパークも広いので場所によりますが、程良い混雑具合で綺麗に花火も見られるのでオススメです!
フロリダ での2週間
続いて、フロリダのブルーベリーファームです。ニューヨークからオーランド空港に降り立ったのですが、空港からはバスを乗り継いで6時間以上かけてピックアップポイントのバス停まで辿り着きました。バスの中の治安がかなり悪く、怯えていたのですが、乗り継ぐ旅に天使のような方が必ず乗っており、心が救われました。笑
滞在先、食事、仕事
こちらは、本当に大きなお家で、何部屋あったのかわかりません。大きなお部屋に二段ベッドがあり、同世代の中国人の女の子ウーファーとシェアしました。ベッドもふかふかで、本当に快適なお部屋でした。
食事は、ウーファーのお世話係のようなおばあちゃんがいて、お昼と夜ご飯を毎日作ってくれます。毎日ボリューム満点で本当に美味しい食事でした。3人の中国人ウーファーの指導のもと、中華料理をみんなで作ったり、毎日お菓子やアイスもたくさん食べたりした結果、2週間で4kg肥えました。。
私は冬に行ったので、メイン作業の収穫には携われませんでした。こちらも1日6時間×週5日、ひたすら雑草抜きをしました。土の中にはたくさん虫がいて、蟻の大群に腕を噛まれて跡が3ヶ月程残りました(笑) 小さい体であんなに痛く噛むとは知らなかったので、蟻も舐めてはいけませんね。完全な個人作業だったので、みんなそれぞれ音楽やラジオを聴いたり、周りもとても静かなので自分と向き合う時間として、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。
休日の過ごし方
ウーファーの車で公園に遊びに行き、カヌーを漕いだりのんびりしたり、少し遠出をしてセント・オーガスティンで観光を楽しんだりしました。車なしではどこにも行けないので、本当に助かりました。平日の仕事後は、みんなでトランプをしたり、人狼をしたり、映画鑑賞をしたりしました。ウーファーのお別れ会には、外で手作りのキャンプファイヤーを囲んで、そのファームで採れたブルーベリーを使ったサングリアを片手に踊ったり、語り合ったり、本当に素敵なホスト、ウーファー、環境に恵まれた2週間でした。
まとめ
約1年前に経験したウーフについて、書いてみたのですが、今でも思い出すだけでわくわくする体験でした。綺麗な朝焼けを望みながら食べる朝食、空気の美味しい屋外でのんびり仕事をして、みんなでご飯を作ってわいわい食べて遊んで、星空鑑賞を締めに眠る。朝から夜まで幸せな生活でした。もっと英語が話せたらなと毎日思っていましたが、これも今後の英語学習へのいいモチベーションです。
最初のステイ先のウーファーは、私以外全員ビーガンでした。18歳の男の子も、環境や食のことを考えビーガンになり、馴染みのない私にビーガンについて教えてくれました。何それと思うことがたくさんあり、発見と学びの毎日でした。日本で普通に生活していたら絶対にできない、普通の観光ではできない、本当に貴重な経験でした。
ぜひ、WWOOFでスローライフ体験を^^
ローカル旅好きCATRIPLER「 karen」
最新記事 by ローカル旅好きCATRIPLER「 karen」 (全て見る)
- 究極のスローライフ体験!WWOOFでアメリカファームステイ! - 2018年1月19日
コメント