アートと本とパンが好きな基本インドア派、だけれど旅を愛してます!
これまで訪れた国は30カ国以上。絶景に感動したり、可愛い雑貨を探したり、地元の人や旅行者と偶然の出会いを楽しんだり…旅行だけはやめられません!
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こんにちは。旅と芸術を愛するASUKAです。
皆さんイタリアといえばどんなイメージですか?ローマ遺跡、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの芸術、美味しい料理に青い海。
見どころの多い国ですが、今回は、息を呑むほど美しい風景が続く世界遺産「アマルフィ海岸」の絶景スポットを中心にご紹介したいと思います。
煌めく太陽に紺碧の海、断崖絶壁に建つ街並みは、ハネムーンにもぴったりのロケーション!
電車の駅が近くないから諦めていた・・・という人も大丈夫。ナポリから2泊3日で満喫できるアマルフィ海岸の魅力と、実際に行ってみてわかったアクセス方法を詳しくお伝えします!
【DAY1】世界遺産 アマルフィ海岸の楽しみ方
アマルフィを含むイタリア半島の西側、ソレントからサレルノまで、ティレニア海に面した海岸約30㎞が「アマルフィ海岸」と呼ばれ、世界文化遺産に登録されています。
“世界一美しい”とも称されるその海岸には、リゾート気分を満喫できるビーチや長い歴史を誇る街並みなど、外せないスポットがたくさんあります!
1. ナポリ湾の断崖に栄える美しい街ソレントを散策
まず訪れたのは、カンツォーネ「帰れソレントへ」のタイトルにもなっているソレントです。
ソレントは、イタリア有数のビーチリゾート。
切り立った絶壁の下にパラソルが立ち並び、バカンスを楽しむ多くの人でにぎわっています。ビーチの上には、細い路地が連なる歴史的な旧市街が広がり、街歩きも楽しめます。
アマルフィ海岸観光は、このソレントからスタートするのがおススメ!アマルフィ海岸の中では数少ない電車でアクセスできる街です。
ソレント駅は小さな駅ですが、観光案内所が併設されています。こちらで地図をもらい、ソレントの街の見どころやアマルフィへ向かうバス乗り場・時間なども聞いておくと安心です。スタッフは若者が多く、皆さんとっても親切でした!
さらに荷物預かりも兼ねているので、スーツケースで来た場合、こちらに預けて街歩きをスタートできるのも便利です。身軽になったら早速街中へ!
駅から海に向かって開けた街は、いかにも海辺のリゾートという雰囲気。細い通りにはアイスクリームショップやレストラン、雑貨屋が連なり、アマルフィ海岸特産のレモンリキュール、リモンチェッロをはじめ、レモングッズやリネン類が店先に並べられています。
(1)市立公園からの絶景スポット
そしてソレントで外せない絶景スポットが、ビーチの真上に位置する市立公園からの眺め!
崖下のビーチの賑わいと青い海、海越しのヴェスヴィオ山を一望できます!絶景をバックにウェディングフォトを撮影しているカップルもいました。
展望スペースのすぐ脇には、ビーチにつながる細い道が岸壁に沿って作られていますが、進むことをためらう程の高さでした。そんな人のために、公園内にはエレベーターが設置されており、簡単に下まで行けるようになっています。
(2)タッソ広場前から見られる景色も必見
街の中心地、タッソ広場から見る断崖絶壁の景色も一見の価値アリ!
海辺に向かう趣ある石畳の車道も、見たことのない細長いU字型の坂道。坂道の下に写る人が小さすぎて何だかよくわからないくらいです。高所恐怖症の方は覗き込めないかも・・・。
あらためて街が崖の上に作られていることを実感しました。
2. 長い歴史を誇るアマルフィを散策
ソレントで優雅なリゾート気分を満喫したら、次に向かうのはアマルフィ海岸の中心地、アマルフィの街。
海沿いの景観が美しいビーチリゾートとして高い人気を誇るだけでなく、古代ローマ時代にはじまり、9世紀から12世紀にかけ、海洋貿易で名を馳せたアマルフィ公国の歴史を受け継ぐ魅力的な街です。
(1)海洋国家アマルフィの栄華を感じるアマルフィ大聖堂
アマルフィのシンボルとなっているのが、街の中心に建つアマルフィ大聖堂です。
11世紀に建築がはじまり、その後何度も改修を重ね、19世紀に入って現在のような白と黒のストライプ模様の外観に改築されました。ロマネスク、バロック、ビザンティン、イスラムなど異なる地域・時代の建築様式が見られるユニークな教会となっています。壮麗な聖堂内部も見事ですが、地下にある煌びやかな礼拝堂や、白い柱廊が美しい「天国の回廊」なども見どころです。
私が訪れた時は、偶然にも聖堂内でミサが行われていました。観光客も参加することができ、千年以上続いてきた街の営みをより鮮明に感じることができました。
(2)これぞ海辺リゾート!アマルフィのおしゃれカフェ
アマルフィで訪れるべきスポットの2つ目は、海辺のカフェ。ビーチのすぐ脇にはオープンカフェがいくつも並び、まさに海辺リゾート感満載!
大きなパラソルの下、冷たい飲み物を飲みながら海を眺める最高のひと時を過ごせます。
(3)まるで迷路?異国情緒漂う旧市街地
そして、ゆっくり味わうべきはアマルフィの旧い街そのもの。
賑やかなバスターミナルのある港湾前の道路を横切ると、趣ある路地にかわいい雑貨店やセレクトショップ、レストランが連なっています。
その表通りを一本裏に入ると、そこは別世界。人一人がやっと通れるほどの隘路やカーブした小道、急な階段、建物の下を通るトンネルまで、本当に迷路のように入り組んでいます。
外敵の侵入を防ぐために敢えて複雑な街並みになっているそうですが、急峻な斜面に造られた街、坂道や階段も多く、道の先は全く予測できません。ふいに青い空や海が見えたり、隠れ家のようなレストランが現れたり、ワクワクする街歩きを楽しめます。
迷子になるのも楽しい時間。ぜひあちこち探検してみてください!
3. アマルフィ海岸を見下ろす街アジェーロラのおしゃれな宿「Oasi Fantasia」
公式サイト
アマルフィの絶景を堪能したら、高台にある小さな街アジェーロラ(Agerola)に向かいます。アマルフィの喧騒から離れた街には、家族経営の小さな宿「オアシファンタジア(Oasi Fantasia)」があります。
実はGoogleマップで偶然見つけて予約したのですが、これまで泊まってきた宿の中でも指折りの素敵なB&Bだったので、ぜひご紹介したいと思います!
2つのおススメポイント
①快適に過ごせる一番のポイントは、フレンドリーな宿のホスト!
到着すると、まず初めに出迎えてくれたのはオーナーのお母さま。まさに陽気なイタリアのマンマ(大阪のおばちゃん??)という感じで、英語は通じませんが、何とかゲストをもてなしたい!という思いが溢れ出ている方でした。
若いオーナーもフレンドリーで、到着するまでに何度もやりとりしていたメッセージにもすぐに返信をもらえ、安心できました。フロントに常駐しているわけではありませんが、メッセージを送るとすぐにやって来てくれます。
②宿の中は隅々まで綺麗で内装もおしゃれ!
私は検索サイトで宿を予約するときには、評価の中でも「清潔さ(Cleanliness)」を重視していますが、この宿にはかなりの高評価がついていました。それを少し疑いながら訪れたのですが、心配は全く杞憂に終わりました。
個人経営のB&Bですが、靴で歩くのが申し訳ないくらい掃除が行き届いています!館内、室内ともに清潔感のある内装で本当に快適に過ごせました。
私の泊まった部屋は1泊80€のダブルルーム(Booking.comで予約)。
木の梁や窓が落ち着いた雰囲気で、床やバスルームのタイル模様もステキ!広さも二人なら十分です。サービスで、アマルフィ海岸の特産品リモンチェッロ(瓶)をいただきました。
シャワールームの照明は、自動で色が変わる仕様でちょっとテンションが上がりました。ちなみにフロントも夜はブルーの照明に落とされています。
何といっても良かったのは、広いテラス(テーブル&チェア)がついていること。ぼーっと過ごすのに最適!暮れ行く山並みを楽しみました。
また館内には自由に飲めるコーヒーのカップの自動販売機があり、エスプレッソやラテマキアートなどが無料で飲み放題。水も0.5€程で購入できるので便利でした。
朝食はウッドテラスでいただきました。シンプルだけど、果物もあって満足。同行する母が冗談で「イタリアなのにトマトはないのね~」と言ったら、お母さまがすぐにどこからか持ってきてくださいました。コーヒーも、セルフなはずなのに、席につくなりお母さまが淹れて持ってきてくだいました。もちろん、お代わりも(笑)
Oasi Fantasia
住所 Via Principe di Piemonte n. 45, 80051, Agerola (NA)
+39 081 18 65 8015 +39 347 99 74 329
4. 毎日通いたくなる絶品レストラン「L’Angolo dei Sapori」
そしてアジェーロラ滞在(の中でもボメラノ地区)で絶対外せないのが、宿の隣にあったレストラン「L’Angolo dei Sapori」。上のテラスの写真左下に写ってます(笑) 絶景スポットならぬ絶品スポットです。
入り口からはわかりませんが、店内は奥に広い客席があり、テーブルもゆったりしているのでくつろげます。
距離的には、最早宿のレストランと言っても過言ではないくらいの近さ。宿のオーナーに教えてもらい、「まあ近くで良いか」と期待せずに訪れたのですが・・・こんな田舎(失礼)なのに驚くクオリティ!
期待値が高くなかったことを抜きにしても、本当にどれも美味しく、しかもメインディッシュでさえ10€程という価格。思わず金額を二度見しました。(食べませんでしたが、ピザもびっくり価格です。)
私たちは1日目に訪れてすぐ、2日目も再訪することを決定。それでもデザートまでたどり着かなかったのが心残りです。
このパンのサラダ?に見えるものは、「カポナータ」と書いてありました。私の知っているカポナータとは全く違って不思議に思いましたが、シンプルな見た目を裏切り物凄く美味しい!!オリーブオイルやパンやチーズ、そのどれもが味わい深く、真剣にもう一度食べたいです。
そして驚いたのがこのビール。「Peroni」というメーカーのビールはその後も見かけましたが、こちらはレモンビール。
「イタリアのビールを」と注文したらこれが出てきたので、店員と私たちの間で「ビールを頼んだんですけど?」「??ビールですけど??」という会話がなされたくらい、ビール感のない見た目。でも味は確かに「レモンビール」で、個人的にとても気に入りました。おススメです!
店は朝からオープンしており、店の入り口のカウンターでエスプレッソを立ち飲みしている方がいたり、夜は普段着の若いカップルや何かのお祝いをする家族連れが思い思いに食事を楽しんでいたりと、地元の人に愛されている様子でした。もちろん観光客にとっても居心地の良いレストランです!
【DAY2】アマルフィ海岸の人気スポット「神の道」をハイキング~フォトジェニックな街ポジターノへ
アマルフィ海岸の2日目は、日本ではほとんど知られていない「神の道(The Path of the Gods)」の絶景ハイキングを楽しみます。
実はアジェーロラの街は、この神の道の起点の街として有名なんです!
宿泊先のホームページでは「Oasi Fantasia for the Path of the Gods」と紹介されており、街の中心地に専用の大きな駐車場があるくらい有名なスポットですが、日本のガイドブックにはまず登場しません。
私も全く知りませんでしたが、宿を探している時に偶然、ちょうどアマルフィ海岸に沿ってトレイルがあることに気が付き、”信じられない絶景が続きます!”とか”まさに神の道でした”というコメントを読み、俄然興味を持ちました。
1. 絶景が続く神の道「The Path of the Gods」ハイキング
スタート地点となるのは、街のはずれ(と言っても宿から5分ほど)で、緩やかなアップダウンのあるハイキングコースが海岸沿いにポジターノまで続いています。ポジターノまでの所要時間は、早い人で1時間半、ゆっくり歩いて3時間とのことでした。
歩き始めてすぐ、上の写真のような絶景を楽しむことができます。
途中で動物の鳴き声がするな~と思ったら、崖の岩陰では家畜が放牧されていました。
道端には、色とりどりの花も咲いていましたよ。
水分と歩きやすい靴は必須ですが、服装はそこまで本格的でなくて大丈夫です。子どもも歩いていました!
そして海の向こうには、シチリア島のエトナ山?と思われる島影が見えていました!
道の所々に設置された陶板。イタリアの憲法の一文が書かれていました。探しながら歩くのも面白いと思います。
実は私は、ポジターノまで行く時間の余裕がなく、泣く泣く途中で引き返しました。本当に残念です。
出典
こんな絶景を拝める予定だったのですが・・・。
皆さんはぜひ計画を立てて、ポジターノまで絶景ハイキングを楽しんでくださいね!
2. 絵になる街 ポジターノを散策
photo by pululante
さて、私は行くことのできなかったポジターノ。個人的にはアマルフィより、行けなかった分興味があります。
ということで、見どころをご紹介しておきます。
まずはポジターノの街の中心に立つサンタ・マリア・アッスンタ教会。マヨルカタイルの円蓋が印象的な教会で、ポジターノのシンボル。内部はホワイト&ゴールドで統一されています。なんと一般のウェディングでも利用できるそうです!
photo by Andrew Batram
そしてポジターノといえば、絶壁を埋めるように並んだカラフルな家並み。ぜひ写真に収めたいですよね。
photo by Curt Smith
そんな「崖の街」だと実感させられるのが急な階段かもしれません。絶景ポイントがたくさんありそうです!
Photo by Nellia Kurme
ポジターノには、高級リゾート地らしく、オリジナルサンダルのショップや水着の上に気軽に着られるビーチファッションのお店が軒を連ねているそうです。ショッピングを楽しみながら、素敵な街を散策してみてください!
3. 船から海岸線の景色を楽しみながらアマルフィへ
photo by Jeff Cooper
ポジターノの街でゆっくり時間を過ごした後は、船でアマルフィへ戻るのが良いと思います。
海から眺める街や山並みは、また違った表情を見せてくれるはず。美しい海も間近に感じながら、アマルフィまでの船旅を堪能してくださいね。
photo by @canmandawe
アマルフィへは、NLG、Positano Jet、Travelmar社などがフェリーを運航しています。時間は10分~25分程です。
季節により、運行状況や運賃が異なるようですので、乗車時には直接ご確認ください。
【DAY3】滞在に便利な街 アジェーロラ周辺観光
出典
さて、あっという間に3日目がやってきました。ナポリに戻る前に時間の余裕があれば、もう少しだけアマルフィ海岸の思い出を増やしてください。
1. イタリアの日常と出会えるアジェーロラを散策
出典
前日にハイキング&街歩きを楽しんだので3日目はゆっくりしたい、という場合は、宿のあるアジェーロラの街を散策するだけでも楽しいと思います。
ハイキングの起点の街として観光客も訪れますが、地元の人が店先でコーヒーを飲みながら新聞を読んでいたり、パンを買いに来たお客さん同士がおしゃべりに花を咲かせていたり、アマルフィやポジターノとはまた違ったイタリア人の日常の暮らしを感じることができます。
photo by Sandra
海を見下ろすビューポイントから景色を楽しみながら、アマルフィ海岸に別れを告げるのもアリです!
2.「青の洞窟」に負けない美しさ 知る人ぞ知る「エメラルドの洞窟」を見学
出典
さらに絶景スポットを楽しみたい!という場合は、エメラルドの洞窟もおススメです。
カプリ島の「青の洞窟」と比べられることもあるエメラルドの洞窟。その名の通り、エメラルド色に輝く海が神秘的な鍾乳石の洞窟です。青の洞窟ほど混雑しておらず、海が荒れていて中に入れない、ということも滅多にないそうです。
アジェーロラからは、アマルフィに向かうバスルートの途中にあるコンカ・デイ マリーニ(「イタリア人が選ぶイタリアで最も美しい村」に選ばれたことのある場所)が最寄りになります。
またアマルフィの港から、船で洞窟まで行くことも可能です。
【番外編】アマルフィ海岸観光に役立つアクセス方法
ここまでおススメの観光ポイントを中心にご紹介してきましたが、アマルフィ海岸に行く際に最も困るのが、どうやって行けば良いのか、アクセス手段の日本語情報が限られていること。
そこで、実際に訪れてわかったアクセス方法をまとめて詳しくお伝えします。
1. 実際に利用したアマルフィ海岸への交通手段
私が旅したルートは
(1)ナポリ(Napoli)→ソレント(Sorrento)ベスビオ周遊鉄道
(2)ソレント(Sorrento)→アマルフィ(Amalfi)SITAバス
(3)アマルフィ(Amalfi)→アジェーロラ(Agerola)SITAバス
(4)アジェーロラ(Agerola)→ナポリ TRAMVIAバス
です。それぞれのルートで利用した交通手段について、詳細をご紹介します。
(1)ナポリからソレントへはベスビオ(ヴェスヴィーオ)周遊鉄道で
⇒ベスビオ周遊鉄道Campania Expressの予約ページ/ベスビオ周遊鉄道時刻表
ベスビオ周遊鉄道(Circumvesuviana)は、ローマ時代の遺跡で有名なポンペイを経由してナポリとソレントを結ぶローカル路線です。
ソレントまで普通電車で行くことも可能ですが、できれば観光シーズン限定で運行される観光列車「Campania Express」のチケットを予約して購入するようにしてください。
2019年は上記のWEBページから購入することができました。駅の窓口で直接購入することもできるそうです。
PCの場合、最初の画面はこんな感じです↓
電車の駅は、ナポリ中央駅(ガリバルディ駅)の地下にあります。”Circumvesuviana”のサインが分かりやすく出ているので、地下に降りればわかると思います。
「Campania Express」は前方車両が完全予約車両で、確実に座ることができます。また駅スタッフが改札口から車内まで誘導してくれて、途中駅で観光客以外が乗り込んでくる心配もありません。
最初に乗り込む時は、先頭車両の一番前の扉しか開かなかったので、あらかじめ前方で待機される方が良い席を確保できるかもしれません。(この辺は毎回違う可能性もあります・・・。)
無事に席を確保したら、後はソレントまで約1時間のんびり車窓を楽しむだけ。ベスビオ山が見えたり、海が見えたり、線路脇の人々のローカルな暮らしが見えたり、結構楽しめます!
(2)ソレントからアマルフィへは SITAバスで
⇒2019年のSITAバスの時刻表 アマルフィ行きは5070番
ソレントからアマルフィへは路線バスで向かいました。
アマルフィ行きは「SITA」や「TRAMVIA」、「City Sightseeing」などのバス会社が運行していますが、定番はSITAバス。ここでは私が利用したSITAバスの乗り方をお伝えします。
(私は余裕で座ることができましたが、ハイシーズンのSITAバスは混雑するので、その他のバス会社の方が空いていて利用しやすい、という情報もありました。迷った時にはソレントのインフォメーションで相談してみてください!)
ソレント駅の目の前にSITAバスの乗り場があります。バス会社のスタッフがチケットを販売しているので、1回券か24時間券かを伝えて直接購入できました。
アマルフィまでは、バスで約90分。長いな~と思う方のために、快適なバス旅にするための4つのポイントをここでご紹介。
①混雑する可能性があるので、発車時刻より早めにバス停で待機。
②スーツケースなどの大きな荷物は、観光バス同様車体横の荷物入れに入れる。(降りるとき忘れないようご注意ください←私は危ないところでした。)
③乗車したら、海側となる進行方向右側の窓側席に座る。
④乗り物酔いする方は必ず酔い止めを飲んでおく。
海岸沿いの道、景色は絶景ですが、バスは驚く程細く曲がりくねった道を物凄いスピードで走行するので、まるでアトラクションのように揺れる場合があります。
眼下に見える青い海と絶壁に現れる家並み、道路脇の建物の壁ギリギリを通過する運転手の神業に、ワクワク・ドキドキしながらバス旅を楽しめます!
(3)アマルフィから高台の街アジェーロラへはSITAバスで
アマルフィから、私が降りたバス停ボメラノ(Bomerano)までは、SITAバスの5080番を利用して20~30分でした。
この路線は多くの観光客が利用するので、アマルフィのバスターミナルでは「満員で乗り切れないかも!?」と不安がよぎりましたが、利用した2回とも1台が満車になった際に2台目のバスが運行されていました。運転手の様子を伺っていると、2台目のバスを出すか出さないかは、その場で決められているようです。
またアジェーロラ行き5080番のバス乗り場の目印はなく、バス専用駐車場の空いているスペースに止まります。ドライバーが大きな声で「Agerola!」と叫んでくれるので、見逃す心配はありませんでした。
(ちなみにソレントに向かう5070番のバスは、ターミナルの端に常設の乗り場が設置されています。)
(4)アジェーロラからナポリへ戻るにはTRAMVIAバスが便利
⇒TRAMVIAのバス案内(時刻表)
アマルフィ海岸観光からナポリへ戻る時には、もちろん行きと同じソレント経由のルートも可能ですが、私はアジェーロラとナポリを約90分で結ぶTRAMVIAバスを利用しました。
(ナポリ⇔アジェーロラの間は、SITA社とTRAMVIA社が運行していますが、SITAは乗りたい時間にバスがなかったのでTRAMVIAを選択しました。)
バス案内については、宿でもパンフレットをもらうことができました。
バス停については、事前に街中のインフォメーションで場所を教えてもらい、バス停には「TRAMVIA」のバスマークが表示されているので、迷うこともありませんでした。チケットは15€、予約不要で車内にて直接チケットを購入するシステムです。
乗車したバスは小型のマイクロバスで、ドライバーの他にスタッフが1名乗車しており、完全に観光客向けのバスとなっています。日帰りでナポリやポンペイに行く乗客が多そうでした。
ナポリまで乗り換えなしで1時間半で行くことができるので、移動手段としては大変便利だと思います。
出典
2. その他 時間を重視する場合のアクセス方法
photo by Nick Amoscato
参考までに、実際に利用はしていませんが、アマルフィ海岸にアクセスできるその他の手段についてもお伝えしておきます。
(1)ナポリからアマルフィへはハイヤーが時短
バスの時間を気にしながら大きな荷物と共に長距離を移動するのは大変、コンパクトに観光したいという場合には、ナポリからハイヤーを利用するという選択肢もあります。
通常のタクシーだと料金に不安がありますが、事前予約のハイヤーなら安心。バス停を探したり、遅れてくるバスに気を揉んだりする心配は不要で、快適に宿まで行くことができます。
また途中のポンペイや、海岸沿いの街に立ち寄ることが可能なプランも多いので、効率良く観光することもできそうです。
「private transfer」などと検索すると、多くのサービスがあることがわかります。予算は一人1万円前後になるようです。
私も次回アマルフィ海岸に行く機会があれば、このハイヤー利用を検討したいです。
(2)ナポリからアマルフィ海岸へ船でアクセス
ナポリからソレントを経由してアマルフィへ行く手段としては、船も選択肢の一つとなります。
ナポリ⇔ソレント間は約35分、ソレント⇔ポジターノ間は約40分、ポジターノ⇔アマルフィ間は約20分で運行されています。
バスや電車を利用するより移動時間が短くて済むので、上手く計画すれば効率良く観光できると思います。
オフシーズンは運行されていない、本数が限られている場合もあるので、事前に調べておくか、現地のインフォメーションで確認すると安心です。(私がソレントのインフォメーションに立ち寄った時には、詳しく教えてもらっている人がいました。)
まとめ
アマルフィ海岸には小さな街が点在していますが、どこも魅力的でゆったりとした空気が流れていました。
オシャレなレストランやカフェ、ショップもたくさんありますし、今回ご紹介した宿以外にも眺望を売りにした宿、超高級ホテルなど、迷うほど選択肢があります。予算に合わせて考えるのも楽しいと思います!
旅程を考えるのが心配な人は、それぞれの街を起点とした日帰りツアーも充実しているので、そうしたツアーに参加すると移動について考える必要はなくなります。
また、私は水着を持って行かなかったので泳ぎませんでしたが、どの海岸沿いの街もビーチは目の前。観光客は水着の上に簡単な服を羽織り、バスに乗って移動していました。海水浴シーズンなら、ぜひぜひ水着をお持ちください。
暑くなったら海に飛び込み、疲れたら海辺のカフェで一休み、というのも素敵なリゾート地の過ごし方ですね♪
目的に合わせて様々な過ごし方ができるのがアマルフィ海岸の良いところ。
ローマやフィレンツェといった都会も見どころ盛りだくさんのイタリアではありますが、全く違う雰囲気のアマルフィ海岸にも滞在して、絶景を満喫しながら海辺&高台ならではの開放感を味わってください!
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アートと本とパンが好きな基本インドア派、だけれど旅を愛してます!
これまで訪れた国は30カ国以上。絶景に感動したり、可愛い雑貨を探したり、地元の人や旅行者と偶然の出会いを楽しんだり…旅行だけはやめられません!
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