父の仕事で小中学生の4年間、ドイツで海外生活を送ったことがきっかけでドイツが大好きになり、移住したいと思うようになる。大学卒業後、東京で就職するもその思いは枯れることなく5年後に退職。現在はドイツでワーキングホリデー中。息をのむような絶景、涙が出るほどの感動、笑っちゃうくらいの驚き・・・旅を通してより感受性の豊かな人間になることが旅の目的。
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肩コリ・首コリの解消のために始めたヨガにどっぷりハマり、もっと深く学び、友達や家族に教えられるようにもなりたい!と思い、インストラクターの資格を取ってきました。
資格を取るためのティーチャートレーニングの場所に私が選んだのはインド・リシュケシュ。初めてのインドで、4週間の長期滞在。行く前は色々と不安な気持ちもありましたが、リシュケシュは本当に素敵な村で、そこで過ごした4週間はとーーーーっても濃い日々でした!
今回は、リシュケシュでのスピリチュアルなヨガライフ・インドライフを紹介します!
この記事の目次
リシュケシュ(Rishikesh)の概要
リシュケシュってどんな村?
リシュケシュ(Rishikesh)はインドの首都デリーから240kmほど北東(中国とネパールの近く)にある、ヒマラヤ山脈に囲まれた田舎町です。村の中心にはガンジス川が流れていますが、上流にあるためデリーやバラナシよりも川はキレイです(大事!)
リシュケシュは「ヨガの聖地」と呼ばれていて、村のあちこちにヨガのアシュラム(修行場)があり、世界中からヨギー・ヨギーニが集まります。過去にはビートルズがヨガをするために訪れたこともあり、ビートルズファンも多く訪れるのだとか。ただ、残念ながらビートルズが修行したアシュラムは今はありません。
ヨガの聖地だけあって、村全体がヨガだらけ!ヨガマットやヨガウェアなどのヨガグッツはあちこちで売られているし、中にはヨガに関する本のみを扱う本屋さんもあります。そして、ここリシュケシュ、なんとベジタリアンの村なのです。肉、魚、酒、買えません。一切ありません。卵やミルクはありますが、おそらくこれは観光客のためのもので、現地の人はソイミルクのチャイを飲んだりします。
リシュケシュへのアクセス
リシュケシュへのアクセスはデリーから行く場合、飛行機・鉄道・車(バス・タクシー)があります。私は今回、旅行会社を通してヨガ留学を申し込んだので、その会社が手配してくれたタクシーでデリーから8時間(帰りは色々あって10時間)かけて移動しましたが、もし次行くことになったら飛行機か鉄道にします!!!!
ヨガ修行inリシュケシュ
ヨガティーチャートレーニング基礎知識
概要と期間
私が参加したのは全米ヨガアライアンスという世界で有効なヨガインストラクター資格で、200時間の講習を受けると貰える”RYT200”のティーチャートレーニングコースです。ヨガの実技、哲学や解剖学などの合計200時間を4週間で学びます。1ヶ月で200時間勉強するので、スケジュールはけっこうハードなのですが、その話はまた後で。
リシュケシュの色んなアシュラムがこのティーチャートレーニングコースを開講していて、期間はたいだい1ヶ月です。多くのトレーニングコースがヨーロッパなどからの外国人向けに行われているので、授業は英語で行われます。(日本語で受けられるアシュラムもあるみたいです)
費用
私が通ったアシュラムは、基本価格が1850USD(約20万円 ※2018年2月時点)で、早めに申し込むとちょっと割引があります。この中にレッスン代、テキスト代、宿泊費(一人部屋)、食事(一日3食)が含まれています。食事と宿代が含まれているので、これ以外にかかる費用は現地でちょっと買い物したり、カフェでご飯食べたり、観光したりするお金ですね。
私は現地でヨガグッツやらアクセサリーやら色々と買い物をして、カフェでお茶したりマッサージに行ったりわりとお金使った方でしたが、それでも4週間のリシュケシュ滞在で現地で使ったお金は2万円ほどでした。
参加方法
インドでヨガなんてハードル高そうだけど、文明化の波はインドにもしっかりと届いております。今の時代、オンラインで申し込みができるんですね~。英語対応、支払いもカードやPaypal対応してます。
でも現地にたどり着けるか不安、という方は「インド ヨガ留学」って調べると学校への申し込み、現地でのサポートや移動手段の手配をしてくれる「ヨガ留学パッケージ」を販売している会社があるので、それを使ってしまえば本当に楽です。
私は今回、そういった会社を通して申し込んだので、デリーの空港に迎えに来てもらい、手配してもらったデリー近郊のゲストハウスで何泊かして、手配してもらったタクシーでリシュケシュまで移動しました。アシュラムへの申し込みもその会社にやってもらったので、申し込みに関する手間は何もなかったです。コース終了後はリシュケシュからデリー、デリーから空港までのトランスポートもサービスに含まれていました。
スクールライフ
キツキツのスケジュール
4週間のコース期間中、授業は月~土曜日の朝から晩までありました。一日のスケジュールはこんな感じ。
5時ごろ:起床
5時20分~5時50分:クレンジング(という名の鼻うがい)
5時50分~7時:呼吸法
7時15分~9時:アシュタンガヨガ
9時~:朝食
(自習)
12時半~:昼食
2時~3時:座学(ヨガ哲学)
3時15分~4時15分:座学(解剖学)
4時半~6時:ハタヨガ
6時半~7時半:瞑想
7時半~:夕食
22時頃:就寝
なんて健康的なんでしょう!これを機に朝型人間になろうと思ったのですが、帰国後2週間位でいつものリズムに戻りました。。。スケジュールだけ見るとけっこう空き時間があるように見えますが、空き時間は洗濯(手洗い)したり自習したりヨガの練習したり、夜はその日の授業の復習とかをやりつつ、翌日に備えて早めに就寝、という生活を送っていたので、毎日忙しかったです。
カレーだらけの食事
食事はこんな感じ
基本的に朝ごはんはフルーツ、ポリーチというインドのお粥(日本のよりもシャバシャバしてる。甘くない)、生豆、パスタなどのおかずです。5時に起きて朝ごはんが9時、かつヨガをやった後なのでお腹はペコペコ。かなりがっつり食べます。
昼、夜は豆、野菜の2種類のカレー、蒸し野菜、生野菜、お米、チャパティ(ナンよりも薄いパン)・・・が4週間続きます。味は日々ちょっとずつ違うけど、カレーはカレーなんで、つまりずっとカレーです。
意外とキレイだった宿泊施設
ボロボロの宿を覚悟していたのですが、意外と綺麗でした。ま、でも部屋に案内されて最初にやったのは掃除なんですけど。
・前に居た人が残していったらしい石鹸(捨てていって欲しい)や変な匂いのするTシャツ(しかもバケツに入って濡れてた)があったり(即捨てました)
・雨季のせいでマットレスがちょっとしっとりしてたり(翌日天日干ししました)
・枕がシミ(カビ)だらけだったり(天日干し&タオルを敷いて対応)
・毛布がなんか臭かったり(天日干し)
・洗面所の排水管が壊れていたり(我慢)
してたけど、掃除して自分の許容できるレベルまで持っていけば、数日もすれば慣れます。人間の適応力ってすごいな~って実感しました。
貴重な自由時間
日曜日は貴重な自由時間でしたが、「よっしゃー遊ぶぞーーー!」って感じよりか、いつもよりちょっとゆっくり寝て、ヨガの自主練をして、カフェでカレー味以外のものを食べて(リシュケシュのカフェではピザやパスタが食べれるよ!)、マッサージに行ったりして体をリラックスさせてました。
チャンスがなくて行けなかったのですが、ガンジス川でのラフティングもできます!やると確実に川に落とされる(水を飲んでしまう)ので体壊しそうで怖いけど、「ガンジス川でラフティングしたんやでっ」って言いたい人はどうぞ。
行ってよかった!インドヨガ留学の魅力
費用が安い
今回、私がインドヨガ留学にかかった費用は
・ツアー会社を通してのヨガ留学費用 ー 約30万円
・航空費(東京⇔デリー) ー 約10万円
・現地での買い物、観光 ー 約5万円
で合わせて45万円くらいです。観光でタージマハルとか行ったので、その分観光費がプラスされてます。1ヶ月で45万円なので、決して安い値段ではありませんが、それでも日本でインストラクター資格を取ろうと思ったらスクール代だけで60万円(!!!)くらいかかるので、ヨガスクール代+インドでの貴重な体験ができることを考えたら安いと思います。
生活の全てがヨガ
日本ではなくインドでヨガ留学をするメリットの一つに、4週間、ヨガだけに集中できる、ということです。朝から晩まで授業があって、ベジタリアンの食事をして、学校の周りではお祈りの歌や鐘の音が聞こえてくる・・・日本では体験できませんよね。
世界のヨガ友
クラスメイトはヨーロッパ、南米、北米、アジア、インドなど本当に世界中から集まるので、このヨガ留学をきっかけに世界中にヨガ友が出来たことは嬉しいことです。彼らの多くとはFacebookで繋がっていますが、誰かがヨガのレッスン風景を投稿したり、面白かったヨガの本を共有してくれたり、世界中に頑張っているクラスメイトの様子を見ると、とても元気が出ます。
ちょっと興味を持ってくれたあなたへのアドバイス
雨季に注意
インドは広いので地域によって気候が変わりますが、リシュケシュは6月から8月が雨季です。雨季になると毎日バケツをひっくり返したような雨が振り続けます。(特に8月は最悪)雨が降るだけなら別に良いのですが、その結果舗装されていない道は川になって移動に支障が出たり、停電になったりします。また、湿気が酷くて洗濯物は乾かないし、マットレスは気持ち悪い感じにしっとりしてさらにカビが生えたりするので、出来るなら雨季は避けたほうがいいかな~と思います。
ATMが頼りない
田舎のATMなので、中にお金が入ってないことがあります。なのでリシュケシュに行く前に両替しておくか、日本円の現金両替が良いです。私のアシュラムの近くに言い値ではなくレートで両替してくれる場所があったので、そこでしました。
カレーが嫌いな人にはつらい
好きな物が1ヶ月食べられないのは耐えられると思うのですが、嫌い物を1ヶ月食べ続けるのはつらいですよね。アシュラムの料理は基本カレーです。何をどうやっても最後はカレー味になります。何度かカレー味以外のものが出ることもあったのですが、(一度マッシュルームをケチャップ味で煮込んだものが出た時はみんなテンションが上がってた)食事は95%カレーです。
インドはちょっと。。というあなたに♡
毎日カレーは。。でも、海外でヨガの資格を取りたい!という方は
ヨガ・健康美を追い求めるTripler Ukaの
「ヨガ資格取得!オーガニックライフで2週間のヨガ合宿 in Byron Bay」
の記事をチェックしてみてください!
ヨガを学ぶ上で最適な環境が、オーストラリア・バイロンベイにはあります。
こちらから2018年度の合宿に応募も出来ます!(特典つき)
まとめ
雄大なヒマラヤ山脈、力強く流れるガンジス川、山の向こうに沈む太陽、遠くから聞こえるお祈りの歌・・・リシュケシュにはそこにしかない不思議な雰囲気があります。素晴らしい環境でヨガに集中出来たこと、素敵なヨガ友が出来たことは一生の思い出です!
リシュケシュはとてものどかな村なので、ヨガをやっていない人でもぜひ一回足を伸ばしてみてください!そして、出来ればどこかのアシュラムのドロップインのレッスンを受けてみてください!きっと素敵な体験になると思います。
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