いつもひとりで、オランダやイギリスなどヨーロッパの国々を旅しています。美術館巡りが大好きです。国内では、大好きなアーティスト・超特急を追いかける旅を展開中。⇒プロフィールの詳細はこちら
Goedemiddag(フーデンダッハ)!!
大好きなオランダ語であいさつしてみました。ヨーロッパへ行くのが大好きなトリップラー、カジヤマシオリです。
これまで何度かヨーロッパへ足を運んだ中でも、オランダはもう1回!とリピートしてしまうほど大好きな国です。
特にアムステルダムは、首都だけあって見どころいっぱい、何度でも訪れたくなるような中毒性を感じています。
私にとっては、とても刺激的な街。
いったい、オランダ・アムステルダムのどこにそんな魅力があるのでしょうか?
飛行機のストップオーバーの1日間、じっくりまる1週間…それは、自分のスタイルで、いろんな過ごし方ができるからではないかと思っています。
アムステルダムを訪れたなら体験したい過ごし方を、ピックアップしました。
この記事の目次
【過ごし方その①】ミュージアム巡り
アムステルダムは、クリエイティブなスポットに事欠かない場所です。
オランダの芸術史を学ぶことができるミュージアムや、最先端のカルチャーを発信するギャラリーなど、時代もジャンルもばらばらなスポットが点在しています。
アムステルダム観光の足となるトラムを乗りこなせれば、1日中ミュージアムをはしごするのだって簡単です!
数多ある美術館でも、特に見逃せないのが「アムステルダム国立美術館」。
オランダ芸術のファンはもちろんのこと、ミュージアム巡りのビギナーさんでも楽しめるスポットです!
オランダ芸術の歴史は、オランダの国の歴史の一部でもあるのですから。
アムステルダム国立美術館
アムステルダム国立美術館は、オランダ芸術の殿堂のような場所。
ここに来れば、絵画や彫刻、陶器や調度品など、オランダ芸術のもつ歴史を体系的に見ることができます。
この建物が美術館として使われはじめたのは1885年からのことですが、1800年より美術ギャラリーとして開館したという古い歴史をもちます。
オランダの生んだ巨匠たちの作品はマストです!
レンブラントやフェルメール、ゴッホなど、オランダ芸術の歴史を語るうえで欠かせない巨匠たちの作品が目白押し。
17世紀の画家が描いた作品には、日常の風景を題材にしたようなものが多いのが特徴です。
聖書の内容や画法についての知識に乏しくとも、親しみやすい温かみのある作品ばかりです。
また、江戸時代の日本において数少ない交易国であったオランダ。
そのこともあってか、日本の出島や藩に関連した常設展示があります。日本との関連性が伺えるのも、面白いポイントのひとつです。
住所 | Museumplein/Museumstraat 1 1071 CJ Amsterdam |
---|---|
開館時間 | 9:00~17:00 |
ホームページ | https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese |
【過ごし方その②】運河沿いをお散歩
オランダの日常でもある、街じゅうを張り巡らされるようにして流れる運河。
日本ではまず見ることが難しい景色です。オランダは、今も人々の日常に運河があるという、日本では実現しないような景色が広がる国です。
アムステルダムにある、環状に張り巡らされた運河は、2010年に世界遺産に登録されました。
観光スポットの集まる中心部をそぞろ歩きすれば、運河のある美しい風景に出会うことができます。
街の中心部にいるにもかかわらず、そこには驚くほどゆったりとした時間が流れているのです。
癒し効果を感じることができるかも!?
オランダの生んだ巨匠たちも、その美しさをしばしば描きました。
「まるで絵に描いたような」非日常の光景に、出会うことができるかもしれません。
【過ごし方その③】フォトジェニックな建築巡り
アムステルダムには、伝統的なものから斬新で個性的なものまで、見ていて胸が高鳴るような建築が詰め込まれています。
見れば見るほど引き込まれるような建築に会いに行きましょう!
古い伝統的な建物「カナルハウス」
運河沿いを歩いていると、縦に細長くて間口の狭い建物が連なっているのに出会うことでしょう。
この家々は「カナルハウス」と呼ばれる、オランダの伝統的な家です。
17世紀ごろのオランダは、海洋貿易で繁栄していました。
江戸幕府の数少ない交易国だったのもオランダです。
その海洋貿易で富を得た豪商たちが、運河沿いに競うようにして建てた邸宅のことを指します。
カナルハウスの間口が狭く作られているのは、建てられた当時、間口の広さで税金が決められていたため。
税金を多く払わず住むように、あえて間口の狭い家を建てる傾向があったんだとか。
現在もアムステルダムのカナルハウスでは人々が生活しており、中にはお店やホテルとして使われているものもあります。
もともと豪商の邸宅だったため、豪勢な内装であるケースが多いのがカナルハウス。
また、建てられた当時の内装を再現したホテルや博物館もあります。
17世紀オランダに思いをはせながら、カナルハウスで時間を過ごすのもおすすめ!
お土産にすれば、確実に喜ばれるかわいさ。オランダのシンボル的な存在です。
インダストリアルな人工島「REMアイランド」
一見、何なのかよくわからないこの建築。実は人工的に建てられた「島」なのです!
アムステルダム中心部の喧騒から距離をおいた、公海である北海上に建てられたのが「REMアイランド」。
このREMアイランドが建てられた1964年、オランダでは民放テレビの参入は禁じられており、国による放送のみでした。
その法律をかいくぐって民営放送を実現するために、地上ではなく海の上に人工島を作り、その中で放送を行いました。
REMアイランドは、オランダのメディアの歴史の一部です。
赤と白のぱきっとしたカラーリングと、ユニークな骨組み。
内部はレストランとなっており、アムステルダムの港を一望することができます。
インダストリアルかつおしゃれなスポットです。
【過ごし方その④】掘り出し物探し
アムステルダムは、お買い物スポットも豊富な街です!
街の中心部は、ショッピングを楽しむのにぴったりなエリアが集まっています。
自分だけのお気に入りを探しに行くのもよし、おみやげを探しに行くのもよし。
購買意欲をかきたてる街!?アムステルダムで掘り出し物を探しに行こう!
個人経営の小さなお店が並ぶ「ナインストリート」
世界に一つだけのハンドメイドアイテムを扱うお店、アムステルダムの最先端を走るアーティストが経営するお店、ダッチデザインを追及したお店、オーガニックにこだわるお店…
どこの国や街でも見かけるようなお店よりも、ここにしかないお店でここにしかないものを探したい!という人におすすめのエリアが「ナインストリート」です!
オランダ語では「ネイヘンストラーチェス」とも呼ぶこのエリア。
シンゲル運河とプリンセン運河に挟まれた、9つの通りが含まれています。
個性派さん注目のお店が並びます。
お買い物途中の休憩にぴったりな、気軽に入りやすい雰囲気のカフェもあちこちに。
運河沿いをお散歩しながらのショッピングは、アムステルダムならではの体験です!
アンネの日記にも登場する!?「デ・バイエンコルフ」
アムステルダムのデパートといえば「デ・バイエンコルフ」!1870年から営業している、老舗デパートです。
高級ファッションのお店をはじめ、日本でも親しまれているブランド、日本では手に入りにくいブランドのショップも。
幅広い品ぞろえでアムステルダム市民に長く親しまれています。
また、第二次世界大戦中、ナチスの迫害から逃れるためにアムステルダムで潜伏生活をおくっていたアンネ・フランクがつづった「アンネの日記」にも登場するデパートです。
アムステルダム観光のマストスポット・ダム広場に面した、重厚感ある建物。
建物も美しいので、ショッピングの予定がなくとも観光しておきたいスポットです。
住所 | Dam 1, 1012 JS Amsterdam。 |
---|---|
営業時間 | 10~20時(土曜は9:30~、日曜は11:00~、木・金曜は21時まで) |
アムステルダムでのショッピングのお得情報
アムステルダムでショッピング三昧を考えているなら、お店の営業時間について知っておきましょう。
日本で生活していると、アムステルダムのお店は営業時間が短いように感じるのではないでしょうか。
個人経営のお店だと18時以降に営業しているケースはあまりありません(バーやレストランを除く)。
大きなスーパーやデパートでも、だいたい19時か20時ごろに閉店してしまうところがほとんどです。
さらに日曜の営業はお昼過ぎから、としているケースも。日本の感覚でショッピングをしていると、効率が悪くなるかもしれません。
そこで、活用してほしいのが夜間営業です。
いつも夕方過ぎには閉店してしまうお店でも、木曜のみ、20、21時以降も営業する夜間営業を設定しているケースがあります。
これを活用して、木曜の午前中は美術館めぐり、15時以降からショッピング三昧…など、スケジュールをたてるのも選択肢のひとつです。
お店によっては設定していないお店や、曜日が異なるお店もありますので、事前に調べておきましょう。
【過ごし方その⑤】夜のアムステルダム散策
一日中観光できるアムステルダム。
ライトアップされる建物もあり、昼間とは違う美しさを見せてくれます。
夜の散策にもってこいのエリアを紹介します。
街の中心「ダム広場」エリア
観光の拠点となる「ダム広場」。
周辺には主要観光スポットがいっぱいで、昼間から観光客でにぎわっています。
アムステルダムでポピュラーなスポットですが、夜の表情も美しい。
17世紀に市庁舎として建てられた「王宮」。
ダム広場にそびえる建造物のうちのひとつです。夜になるとライトアップされ、より重厚感が増しているようにも感じます。
夜の街歩きが楽しいエリアですが、日本ではないので昼間よりも用心が必要なのが事実です。
助けを求めづらい道をむやみに一人歩きしない、街灯ない場所へは行かないなど、注意する点は他の国を観光するときと同じです。
なお、トラムはダム広場のすぐ外側を通り、停留所もそばにあります。帰りが遅くなりそうなときはトラムを使うのも安心です。
夜の一人歩きは気を付けて!「飾り窓」エリア
夜になるといっそう、赤いネオンがゆらめく「飾り窓」エリア。その様子から「レッドライト・エリア」とも呼ばれることもあります。
「飾り窓」エリアは、ダム広場から歩いて3分ほどのところに広がる、市の公娼地区です。
オランダでは売春が合法化されており、このエリアでは、女性が刺激的な衣装を身に着けて窓際から客を呼び寄せる…という光景を見ることができます。
そういった土地柄からか、性の歴史を学ぶ博物館や、そのようなグッズを販売する店が多いのも特徴です。
アムステルダムならではの光景かつ、周りに運河や観光スポットが多いこともあって、昼間には多くの観光客が訪れます。
夜は妖しくゆらめくネオンが非日常へといざない、夜に訪れてみたいエリアとなりますが、散策は要注意です。
その妖しい雰囲気にいざなわれてからか、夜になるとスリや麻薬常習犯(麻薬も売春と同様に、オランダでは合法化されています。ですが外国人観光客の麻薬購入・使用・国外持ち出しは禁止です)が増えます。
夜になると犯罪の増えやすいエリアのひとつなので、一人歩きには注意しましょう。
また、飾り窓や売春婦にむやみにカメラを向けるのもご法度です。トラブルの原因にもなりかねません。アムステルダムならではのスポットではありますが、散策には注意が必要です。
誰にでも楽しい、アムステルダム♪
アムステルダムは、いつ訪れても刺激を与えてくれる街。そして、再び訪れてみたいスポットも、新たに訪れてみたいスポットも見つかる街です。
とくに、カルチャーに興味があるなら飽きない街です。
また、さまざまな国籍やルーツをもつ人々が暮らし、英語が通じやすい国でもあります。その多様性に触れるのも、日本にいてはなかなかできない体験です。
日本の日常が窮屈だと感じているなら、アムステルダムを訪れてみては?
ヨーロッパ女子ひとり旅専門アーTRIPLER「カジヤマシオリ」
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