会社員として働きながら土日や有給休暇を使って旅に出る。海外では、その土地の文化が強く表れている「市場」を必ずチェック!特に、タイの個性的な市場が大好物。
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こんにちは!トリップラー CHIKAです。
突然ですが、ここはどこでしょう?
実はここ、タイ北部にある 首長族の村 なんです!
水牛たちがのんびりと田んぼを耕し、ニワトリの親子が自由にお散歩する、タイでも珍しいほどの田舎。
こんなのどかな風景とともにお送りする今回は、私が首長族の村を訪問してみて驚いたことを7つご紹介したいと思います!
この記事の目次
驚いたこと1:首長族が結婚できる他の部族がある!?
チェンマイ旧市街から車で30〜40分ほどのところにある首長族の村(Long Neck Karen Camp)では、首長族と呼ばれるカレン族の他にも、様々な部族が暮らしています。
それぞれの部族は身につけている服やアクセサリーに特徴があり、それらを自分たちで作っていることが多いようです。機織りの様子などを見学させていただいたりしながら村をまわり、各部族の伝統・文化を学びました。
村を歩いていると、楽しそうな女の子の笑い声が聞こえてきました。
近づいてみると…
なんと、足のリングを付け替えている貴重な場面に遭遇!
首長族と近い部族の方々です。この金色のリングは、首長族の方が首につけているものとおそらく同じ。
「へ〜、こうやって巻くのね〜」と見ていると。
ちぎれそうなくらい耳たぶに大きな穴が!
こちらの部族の方々は通称「耳族」や「耳長族」などと呼ばれており、こうして耳に大きな穴を開けて広げていく文化があるそうです。
タイ人のガイドさん曰く、耳族は首長族と言葉が通じるそう。(彼女たちはタイ語を話せません。)
さらには、部族間で結婚することがあるとのこと!
首長族は他の部族とは結婚できないという噂を聞いていたのですが、それは違ったようです。
さらに村の奥へ進み、首長族と呼ばれるカレン族の方々に会いに行きます。
驚いたこと2:首が伸びているわけではない!
長い首輪が有名な、首長族と呼ばれる部族。首輪を付けるのは限られた女性のみで、年齢を重ねるとともに少しずつ首輪を長くしていくそうです。
初めは写真を撮っても良いものか分からなかったのですが、カメラを向けると皆さんニコッと笑ってくださり、中には「横に座って一緒に撮ろう」とジェスチャーを混じえながら伝えてくれる方もいたりと、とても優しい方々でした。
この村で最も首が長いという女性も、一緒に写ってくださいました。
お気づきでしょうか…?
首長族の女性は体がとても小さいのです!
身長152cmの私が大きく見える!
原因は、重たい金属のリング。
実は彼女たちの首が長く見えるのは、首が上向きに伸びているからではなく、首輪の重みで肩が下がってきているからなのだそう。
医学的にも研究されているようです。
肩が下がっていることで内臓も圧迫されているなど、衝撃的な内容でした。
驚いたこと3:私たちと同じく◯◯◯に悩んでいる!
お土産屋さんを見ながら村を歩いていたところ、首長族の方が背中や肩をマッサージしているところを目撃!
上述した通り首輪が非常に重たいため、やはり皆さん肩こりに悩まされているようです。
自分との共通点を見つけて、なんだか急に親近感が湧いてきました。
女性に手招きされたので近寄ってみると、写真左下に写っている首輪を、半ば強引に私の首に装着(笑)
いきなり付けられたことにも驚きましたが、その首輪の重さに驚愕!
「同じ肩こりの悩みを抱えてるんだ」なんて思ってごめんなさい。
こんなに重たい首輪を常に付けているなんて、きっと私の肩こりとは比べものにならないくらい辛いのでしょう…。
首輪の重みに耐えられない方は、歳をとってから首輪を外すこともあるそうです。
首長族は首輪を取ると首が折れて死んでしまうなんて噂を聞いたことがありますが、それも間違いでした。
次に首長族の村を訪問するときは、肩こりのマッサージ器具を持って行こうかと考えています。
驚いたこと4:美女率が高い!?
この村でとっても驚いたのが、美女率の高さ!
金色の首輪が美しさを強調しているような気もします。
見たことのない道具を使って、布製品を作っている最中の女性。
写真を撮っても良いか聞くと目線を向けてくれました。
無邪気に駆け寄ってきた男の子にも、「あっちを見てごらん」と。
振り向いた男の子の表情も可愛らしい!(ライチを頬張っています。)
言い伝えによると、もともとは「満月の水曜日に生まれた女の子」だけが首輪を付ける習わしがあったとか。
それがいつの間にか、多くの女の子が首輪を付けるようになったそうです。(収入のため、という理由もあるかもしれません。)
ただし、首輪を付けることは強制ではないそうで、前述のように首輪を外して生活される方もいらっしゃいます。
驚いたこと5:村には◯◯がある!
村を歩いていると、奥の方にこじんまりとした茶色い建物があるのを発見。
なんとここ、教会なんです!
全員がそうなのかは不明ですが、ガイドさん曰く、この村にはキリスト教の方がいらっしゃるということで教会が建てられたのだそう。
ここは仏教国・タイ。なんだか意外でした。
驚いたこと6:男性の仕事はコレ!
そういえば、ここまで大人の男の人が登場していません。
この部族、男の人いないの…? と思っていたら、ガイドさんが「あれがこの村の男の人たちの仕事ですよ〜」と。
指差す方向を見ると…
「村の建物を作る仕事です」と、ガイドさん。
彼らの家の屋根は木の枝や葉で作られており、雨や風で劣化していくため定期的に変えなければいけないそうです。
男の人は首輪を付けていませんし、服装も私たちとあまり変わりませんでした。
伝統的な機織りやお土産屋さんでの販売、観光客と一緒に写真を撮るなど、観光客と接するような仕事は女性だけのようです。
この写真に写っている女性は、男性の仕事も手伝っておられました。働き者!
驚いたこと7:可愛い雑貨がたくさん!市場のような場所だった
この村は、「村」というより「市場」という感じがしました。たいていの住居は、お土産屋さんと一体化しています。
彼女たちの主な収入源は観光業。
写真を一緒に撮っていただいてもチップなどは求められませんし、何か買ってくれとも言われませんが、感謝の気持ちを込めて、彼女たちのお店でお土産を購入することをおすすめします。
売っているものは、日常使いできそうな可愛らしいものが多いです!
エスニックな柄の布製品が好きな方にはたまらない場所なのではないでしょうか。
機織りなどのお仕事風景も見学させていただき、とても充実した時間となりました。
村では布製品や雑貨のほか、この辺りで収穫できるフルーツも売っていました。
写真は、村の女の子がくれた謎のフルーツ。(名前を聞いたのですが忘れました。)
泥が付いていましたが気にせずいただきます!
酸味と苦味が強く、日本には無い味です。
タイ人ガイドさんは「うちの母がこれ大好きなんですよ〜」と言って大量に購入していました。
日本人にも馴染みのあるライチはとても美味しいのでおすすめです。(タイ北部はライチの名産地!)
試食もさせていただけるので、ぜひトライしてみてください!
首長族の村へ行くにはどう行けばいい?
観光客ウェルカムな村とはいえ、周りに何も無いような田舎。
タイの方はバイクで来られる方が多いようです。
タイ国外からの観光客がここへ行くには、ソンテウ(乗合タクシー)を利用するかツアーに申し込むかのどちらかでしょう。
とは言ってもそれほど遠い場所ではなく、チェンマイ旧市街から車で30〜40分ほどの場所なので、観光プランには組み込みやすいかと思います。ぜひ足を運んでみてください!
ちなみに私はツアーに参加しました!
1人でも催行していただけて、日本語が話せるガイドさんが付いてくださいます。
朝ホテルに迎えに来ていただけて半日で終わるツアーで、1日がとっても充実しました。
おすすめです!
首長族の村で驚いたことを挙げていきましたが、実際には、重たい首輪さえなければ体のつくりは私たちと同じであり、身近に感じることも多かったように思います。
ニコニコしながら自分たちの身に付けているものを説明してくれたり、触らせてくれたりと、彼女たちが部族のアイデンティティを誇りに思っていることが伝わってきました。
観光地化している村ではありますが、それでも、様々な部族の方とジェスチャーをまじえながら触れ合ったり、皆さんの伝統・文化を学ばせていただいたりして、今回のタイ旅行で最も非日常的で心に残る時間となりました。
親切な村の皆さん、ありがとうございました!
また遊びに行きます!
PS:良かったら他のタイの記事も読んでみてくださいね!!
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