東京・下北沢にある「旅カフェ」で店長を経験後、世界のカフェを巡りながら現在世界一周中。面白いと思った事を突き詰めた結果、個人のブログは下ネタばかりに。お洒落なカフェで過ごしたり、はたまた変な地名の場所に行ったりと色々ハチャメチャである。⇒プロフィールの詳細はこちら
はじめまして!ピノです^^
旅をテーマにしたカフェで、4年間店長をやらせて貰っていました!
現在世界中のカフェを巡りながら世界一周中です^^
今回は、オーストリアのウィーンで行ったカフェについて紹介させて頂きます★
4つのウィーンオリジナルコーヒーが飲めるカフェで飲み比べ!
ウィーンのカフェ文化は深く長く、沢山のカフェが軒を連ねています。
何処に行こうか、迷ってしまうくらい。。
更に、コーヒーの種類も豊富で、何を頼めば良いかも悩んでしまいます!
こんな感じでメニューにはコーヒーだけでページがいっぱいだったり。。
例えば日本では、”ウインナーコーヒー(ウィーンのコーヒー)”といえば、コーヒーにホイップクリームが乗ったものを指しますよね!
しかし、本場ウィーンでは、ホイップクリームを乗せたコーヒーだけでも何種類もあるのでウインナーコーヒーと言っても通じません。。
なので、ウィーンに着いても悩まないよう、私が選んだ4つのカフェと、そこで飲んだ4つのウィーンオリジナルコーヒーをご紹介★
更にさいごに!最もおすすめの No.1カフェをお伝えできればと思います!
1.世界一美しいカフェ!?美術史美術館内のカフェ!
まずは、世界で一番美しいと言われているカフェをご紹介!
ウィーンの中心街にある美術史美術館の、2階にカフェはあります。
美術史美術館への行き方
名称 | 美術史美術館 |
住所 | Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien, オーストリア |
営業時間 | 美術史美術館の開館に準ずるので要確認(季節変動) |
電話 | +43 (0)50 876 1001 |
ホームページ | http://www.khm.at/en/explore/offers/cafe-restaurant/ |
地下鉄のミュージアムクォーター駅を出てから、徒歩3分です♪
この美術館の中にカフェがあるのですが、注意点がひとつ。
カフェを目的に行く気満々でいると忘れがちなのですが、ここは美術館。
しかもかなり由緒正しい、世界屈指の美術館なので入場料がかかります。
入口入ってすぐにチケットカウンターがあり、そこで大人14ユーロのチケットを買って中に入ります。
階段を上がると、すぐ目の前にカフェが!!
とてつもなく高い天井を見上げると、これまた美しさにため息が出ます。
メランジェを飲んでみた
エスプレッソに温めたミルクを注ぎ、その上に泡立てたミルクを乗せた、ウィーンで一番飲まれているコーヒーです!
いわゆるカプチーノですね!笑
ウエイターに一番おすすめのコーヒーを聞いたら、『勿論メランジェだよ!』と笑顔で返されたので、世界で一番美しいカフェでは、最もポピュラーなメランジェをチョイス!どん!
流行りのラテアートばかりを見てきたせいか、見た目の感想は『普通』笑
しかしそれがまた、老舗に来たな、と思うと同時に期待を増させます。。
では、いただきます♡
お味は、上記に書いた通りやはり口当たりなどがカプチーノに近いのですが、そもそもコーヒーの味が違う気がします。
ヨーロッパと日本では使っている水が異なる為、硬水を使っている分苦味が増すと言われています。
まあ、これを言ったら、ウィーンだからとか関係のない話になってしまいますが・・・笑
世界一美しいカフェでウィーンのオリジナルコーヒーを飲んでるという事が、既に気分を最高潮にさせてくれます。
ちなみに、ウィーンのカフェでは、コーヒーを頼むと必ず小さいお水が付いてきます。日本みたいで嬉しい♪
こちらのカフェでは、コーヒーだけではなくしっかり食事をする事もできます。
サラダやリゾット、サンドイッチなどの軽食がありました。
また、ケーキの種類も豊富!
色とりどりでワクワクしちゃいます^^
お会計は、4,7ユーロぽっきり…のはず、が!?
入館チケットを買っている分チップは無しと聞いていたのですが、5ユーロ払ったらお釣りが来ませんでした。
世界一だし、ま、いっか!笑
3階からの景色を見るべし
カフェを楽しんだ後は、是非奥の階段から3階に上がってみて下さい。
カフェから見上げた時に見えていたバルコニーから、カフェ全体を見下ろす事が出来るようになっているのです。
世界一のカフェの景色、こちらです!
じゃん♪
サークルがとても綺麗に見えます!
もしカフェに入らなくても、この景色は是非見に行ってみて欲しいです♪
※訂正
美術史美術館にあるこちらのカフェが、以前入っていた「ゲルストナーカフェ」という表記のままというご指摘を頂いたので訂正させて頂きました。現在は美術史美術館が経営しています。ご指摘有難う御座いました。
2.ウィーンで一番有名なカフェ?ザッハトルテを発案した『ホテルザッハー』
次は、ウィーンで一番有名なカフェ(と言われている)ザッハーへ!
カフェザッハーとは、ホテルザッハーという5つ星ホテルに併設されているカフェで、出会った旅人達の間でも、ウィーンに行ったと言うと『ザッハー行った?』という話がよく出ます!
そんなウィーンに行ったら抑えておきたい有名カフェ・ザッハーに朝イチで行ってきました!
カフェザッハーへの行き方
街の中心部にあり、お隣はウィーン国立歌劇場という好立地にあるホテルザッハー。
名称 | カフェ・ザッハー(Sacher) |
住所 | Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, オーストリア |
営業時間 | 8:00~24:00 (L.O.23:30) |
電話 | +43 (0)1 514 560 |
ホームページ | https://www.sacher.com |
毎日午後には行列ができていると聞いたので午前中に来てみましたが、既に3組並んでいました!
30分足らずで入る事ができ、案内されるとそこはカフェというよりホテル。
ザッハーカラーの深紅と金色で統一された豪華な店内!!
マウンテンジャケットで来てしまって恥ずかしい、、、
と思ったのですが、お客さん達の服装はかなりカジュアル!!
よかった〜。
アインシュペナーを飲んでみた
日本でいう”ウインナーコーヒー”に一番近いといわれる、ダブルエスプレッソにホイップクリームを乗せたアインシュペナーを注文。
どん!!
アインシュペナーはカップではなくグラスで提供されるのも特徴です。
ここでもコーヒーと一緒にお水も付いてきました♪
忙しそうな店内でしたが、店員さんが快く写真を撮ってくれました♪
お味ですが、見た目より甘すぎない事にびっくり!
(あくまでも、見た目より!)
クリームだけで食べてみると分かるのですが、かなりさっぱりした味になっています。
見た目より重くなりません♪
ザッハトルテが美味しい
メニューに”オリジナルザッハトルテ”と書いてありますが、これには理由があるのです!
ザッハトルテのレシピを考案したのはザッハーなのですが、昔、デーメルというカフェに販売権を譲渡していた時代があり、のちに両者から『ザッハトルテはうちの商品だ!』と裁判になったそうです。
結局、ザッハーが裁判に勝ち、デーメルもザッハトルテの販売はできますが“オリジナル”を名乗れるのはザッハーだけなのだそう。
中には、アプリコットのジャムが薄く入っており、濃厚だけどどこかさっぱりしていて最後までペロリ!(※筆者は甘党です)
お会計は、ザッハトルテ(6,9ユーロ)とアインシュペナー(5,6ユーロ)で合計12,5ユーロでした!高級店でこの価格は安い方だと思います!
バックパッカーには辛いですが。。
そしてお店を出ると、朝にはなかった長蛇の列が!
3.ザッハーの宿敵カフェ!『カフェデーメル』
上記に書いた通り、ザッハーとザッハトルテを取り合ったことでも有名なデーメル。
有名な理由は勿論それだけではなく、味には定評があり、東京にも進出しているお店です。
比べてみる為、行ってきました!!
デーメルへの行き方
名称 | カフェ・デーメル(Demel) |
住所 | Kohlmarkt 14, 1010 Wien, オーストリア |
営業時間 | 8:00~19:00 |
電話 | +43 (1) 535 17 17 – 0 |
ホームページ | http://www.demel.at/en/frames/index_demel.htm |
ホーフブルグ王宮の目の前なので分かりやすい♪
しかし、デーメルの場合、外ではなく中で待てる可能性が高いので、寒い日でも嬉しい!
そして、並んでいる間は、厨房がガラス張りになっている為、職人さんたちのケーキを作る姿がをみる事ができます!
場所によっては、こんな近くからも!
店内は1階と2階に分かれている為、並んでいる人数の割には早く席につけました★
入口は高級店らしく豪華な作りでしたが、奥へ進んでみると、少しカジュアルな内装に。
相変わらずマウンテンパーカーで来店しているので、浮かなくて助かります。笑
フランチスカーナーを飲んでみた
ホイップクリームがふんだんに乗っているので、フランチスカーナーもウインナーコーヒーと呼ばれる部類に入ります★
見た目、とっても甘そう〜〜!
お味は、アインシュペナーとても似ていますが、こちらはダブルエスプレッソではないのでその分まろやか。
甘いですが、見た目ほど甘ったるくはないです!(甘党の私は砂糖を入れたくらい…)
デーメルもザッハーも、飲み進められるようにか、ホイップクリームの甘さはかなり控えめ。
ここでも記念に一枚!
なんと厨房の真横だったので一人でもかなり楽しめました!
ここもザッハトルテが美味しい…
さて、ザッハーのザッハトルテとはどう違うのでしょう??
注文して出てきたのはこちら!
ザッハーに比べすこし小さめに見える以外、全体的な見た目はやっぱり似ていますね!
お味は…
同じくアプリコットジャムが入っているのですが、こちらの方が薄く塗られているらしく、ザッハーよりさらにサッパリ!
私はこちらの方が好みでした★
お会計は、この通り!
フランチスカーナー(5,9ユーロ)、ザッハトルテ(6,7ユーロ)に、サービス料が入っていない為チップ10%を上乗せ。
合計13,8ユーロでした!
目の前でケーキ作りが見られるエンターテイメントな部分も含め、コスパ良し!と言った所でしょう^^
4.有名人も通ったカフェ!名前の通り音楽家達が通う『カフェモーツァルト』
最後は、数々の著名人が通っていたカフェモーツァルト!
中でも一番有名なのは、小説家のグレアム・グリーン。
代表作の『第三の男』では、映画版でこのカフェが何度も出てくるのは彼が常連だったからだとか!(ごめんなさい観てないです!( ; ; ))
カフェモーツァルトへの行き方
この店名の由来は、昔、目の前の広場にモーツァルトの像が立っていたからなのだそう。
モーツァルトが通ったわけではないのね…と思いましたが、実はこのカフェ、裏に国立歌劇場があり音楽家達がこぞってここに来ているよう。
名称 | カフェ・モーツァルト(Mozart) |
住所 | Albertinaplatz 2, 1010 Wien, オーストリア |
営業時間 | 8:00~24:00(食事提供は11:30~23:30) |
電話 | +43 1 24 100-200 |
ホームページ | http://www.cafe-mozart.at/en/cafe-mozart.html |
こちらも人気店の為、ほんの10分ですが並びました!
こちらのカフェももれなくオリジナルコーヒーの種類が豊富なのですが、分かりやすい挿絵があるので注文にも困りません!
ケーキは直接見て選んで、『これ下さい』と頼めばテーブルまで持ってきてくれます♪
タルトが有名だそうですよ♪
(カフェ何軒もはしごだったのでお腹いっぱいで食べれず…)
モーツァルトコーヒーを飲んでみた
今回私はお目当のモーツァルトコーヒーを注文!
モーツァルトコーヒーとは、店名とは関係なく、ウィーンで飲まれているオリジナルコーヒーの一種なのです!
モーツァルトという世界中で飲まれているチョコレートクリームリキュールがコーヒーに入っています。
つまりお酒入りのコーヒー!
モーツァルトカフェでモーツァルトコーヒーを飲むというお洒落な事をする為にこの店に来ました。笑
そして現物がこちら♡
カップもかなりこだわっています。
そして、コーヒーを頼むとついてくる、安定のお水♡
(4軒全部ついてきました!パチパチ)
このコーヒー、運ばれてきた時点で既にモーツァルトリキュールが入っていると思ってたのですが、パシャパシャ写真を撮っているとウエイターさんがやってきて・・・
どどどどど!!
おもむろかつスマートにモーツァルトリキュールを入れてくれました。
写真に収めたい場合は要注意です。笑
そしてそのリキュールボトル、こんなに小さくて可愛いんです♪
味は、ダブルエスプレッソですが、その苦味を消すくらいの量のクリームと更にチョコレートリキュールが入っているので、甘みの方が強いです。
甘いのが大好きな私はかなり気に入りました!
とても濃厚なのでこれ一杯でかなり満足できちゃいます!
(一番濃厚なので、お水が付いていて良かった!と一番思いました…)
お値段は、モーツァルトコーヒー8ユーロなのですが、伝票に『TIP IS NOT INCLUDED!』とでかでかと書いてあります。つまり、『チップよこしなさいね♡』ということ。笑
お会計係の人に、『チップはどうしますか?』と聞かれるので、『10%でお願いします』と伝え、合計は17,9ユーロから19,7ユーロに変わりました。
うーんちょっと高いけどこのクオリティなら仕方ない!
ウィーンオリジナルコーヒーのカフェNo1は…
どこも美味しいコーヒーに美しい店内。
全てがオススメなのですが、どれか一つに絞るとした考えてみました。
私の一番のおすすめは、こちら!
美術史美術館内にあるカフェです!
世界一美しいと言われているだけあって、内装はやはり他の比ではありませんでした。。
それぞれ個性があり、好みは分かれると思います。
なので、、
・世界一を見たいなら→美術史美術館
・ウィーンで最もポピュラーなカフェに行きたい&ザッハトルテNo.1が食べたいなら→カフェザッハー
・プロの職人の技を見ながら楽しくお茶したいなら→カフェデーメル
・音楽の街ウィーンを感じながら優雅にお茶したいなら→カフェモーツァルト
と言った所でしょうか!
迷ったら参考にしてみて下さいね^^
世界中のカフェ巡り♪元・旅カフェ店長TRIPLER「ピノ」
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