思えば遠くへ来たもんだ。
あの日踏み出した一歩がまさかここへつながっているとは思いもしなかった。
現在オーストラリアでバリスタ修行中の調理師専門学校生。肩書渋滞中。⇒プロフィールの詳細はこちら
みなさん、こんにちは!珈琲屋オカリナでございます。
オーストラリアは秋を迎え、朝晩が冷えるようになってきました。
そこで、今回は寒い季節にぴったりの温かいコーヒーについて、ご紹介したいと思います。
この記事の目次
オーストラリアのカフェ事情
日本では、スタバにドトール、ブルーボトルなどなど。全国で同じクオリティのコーヒーが楽しめます。しかし、こちらオーストラリアでは主に個人経営のカフェが中心です。どのお店もそれぞれの個性を打ち出した味のある趣で、カフェ巡りが楽しくなります。
そこで、今回はオーストラリアのカフェ事情から、日本ではまだまだなじみの薄い「フラットホワイト」の作り方までご紹介したいと思います!
オーストラリアにはスタバが無い?!
何を隠そう、ワタクシ「フラペチーノ」が大好きです。
でも、ないんです…。パースにはスターバックスがないんです!!!!
涙ちょちょぎれ…
オーストラリアの東側には35店舗(2018年1月時点)ほどあるようなのですが、こちら西側には一店舗もございません。なんということでしょう。一体どこでフラペチーノを飲めばいいのでしょうか。
オーストラリアには、「DOME」というチェーンのカフェがあります。これは、街中を5分歩けば当たるほどの頻度であり、多くの人びとに親しまれています。
早朝6時から開いているオーストラリアのカフェ
「オーストラリアの朝は早い」
「コンストラクション」と呼ばれる建設現場や道路工事などで働く男性は、朝がとても早いです。6時半には、なじみのカフェでいつものコーヒーと「ベーコンエッグベーグル」など軽い朝食を買って仕事に向かいます。
また、スーパーやデパートなども朝の9時から開いているところも多く、若い女性もコーヒーを買ってから出勤という方が大勢いらっしゃいます。
また、海外ドラマ「SEX and THE CITY」でご覧になったことがある方もいるかと思いますが、仲のいい女性グループが早朝7時頃にカフェで待ち合わせして、朝食を一緒に食べてからそれぞれ仕事に向かっていくという光景も至る所で目の当たりすることができます。
リタイアしたご夫婦世代の方々は犬の散歩コースにいつものカフェが組み込まれていて、朝の8時頃には二人で新聞を読みながら、コーヒーを飲むという姿を見ます。
このように、オーストラリアでは生活の一部に「コーヒー」と「カフェ」が組み込まれていて、老若男女問わず多くの人が思い思いの時間を過ごしています。
お酒も飲めるカフェ
こちらは日本ではなかなかない感覚ですが、オーストラリアのカフェではお酒が売っています。最初、慣れるまでなかなか時間がかかりました。昼になると「瓶ビールとランチ」や「グラスワインとランチ」とアルコールを頼む人の多いこと!
「えっ、昼間っからアルコール摂取するなんて!」というこちらの心配をよそに、「おいしかった、ありがとう!」と颯爽と仕事に戻っていきます。
最近では、カフェはコーヒーを飲むためだけの場所じゃなく、食事も含めて「リラックスする場所」という感覚が近いのかなと思っています。
フラットホワイトを頼んで通になろう!
オーストラリアの定番コーヒー「フラットホワイト」。歴史から作り方まで、ご紹介させていただきます!
そもそもフラットホワイトって何?
フラットホワイトはラテやカプチーノなどのように、コーヒーの種類の名前です。1980年代にシドニーで始まったと言われています(諸説あり)。ラテよりもミルクの泡が少なく、カップに対して表面が平ら(flat)なので「flat white」と呼ばれるそうです。
オーストラリアやニュージーランドでは定番のコーヒーです。
ラテとはどう違うの?
ラテは日本のビールの黄金比のような泡と牛乳の比率です。フラットホワイトはそれより泡が少な目、牛乳多めです。ラテはラテグラスという少し容量が大きめのグラスで作られることが多く、コーヒーを強く感じません。フラットホワイトは、ラテより小さめのマグカップで作られるため、よりコーヒーの味を強く感じることができます。
ラテグラスといわれる取っ手のついたグラスで提供するカフェもありますが、写真のように取っ手の無いグラスで提供するカフェも多いです。
フラットホワイトの作り方
こちらでは、実際にフラットホワイトの作り方をご紹介します。
1.エスプレッソを抽出する
まずは、フラットホワイトの基本となるエスプレッソを専用の機械を使って抽出していきます。
2.牛乳をあたためる。
フラットホワイトは泡が少な目なので、あまり多く泡立たないように牛乳を蒸気で温めていきます。
3.牛乳をエスプレッソに注ぐ。
最初は少し高い位置から、牛乳とエスプレッソがよく混ざるように注ぎます。
よく混ざったら、牛乳のピッチャーをマグカップに近づけてアートをします。
これで、フラットホワイトの完成です!
どこで飲めるの?
フラットホワイトは基本的にどこでも飲めます。
1.駅の売店
主要な駅には、日本のように売店があり、コーヒーマシーンがあります。
そこではテイクアウトでフラットホワイトを注文することができます。
2.街のカフェ
街中でもいたるところにカフェがあります。
50歩あるけばカフェにあたるほど、そこかしこにカフェがあります。
そこでももちろんフラットホワイトを飲むことができます。
パン屋さんでもおいしいクロワッサンなどと一緒にフラットホワイトをいただけます。
3.観光地のカフェ
パースの有名な観光地、ロンドンコートにあるカフェでは特大ケーキと一緒にフラットホワイトを楽しむことをオススメします。
甘~いケーキとフラットホワイトの相性は最高です。
さいごに
日本ではあまりなじみのないフラットホワイトですが、オーストラリアにお越しの際はぜひカフェで注文してみてくださいね!
そのお店のバリスタの個性やこだわりの豆など、いろいろ感じることができるとてもシンプルで味わい深いコーヒーです。
お気に入りのバリスタを探す旅なんていうのもおつなのではないでしょうか。
みなさんのオーストラリア旅行の参考になれば幸いです!
バリスタ見習い!食欲爆発TRIPLER「オカリナ」
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