高校時代の留学を皮切りに、海外への関心が一層強くなる。大学時代にはバーテンダーをはじめ様々なバイトを掛け持ちしながら、暇を見つけては海外へ。現在はニュージーランドにてフィリピン人の旦那と共に、生後半年の息子の育児に奮闘中!
⇒プロフィールの詳細は こちら
みなさま初めまして!
ニュージーランドで新米ママとして毎日奮闘しているSAORIです!
今年6月に出産してから、今に至るまでの「海外子育て事情」をみなさまにお伝えできたらなと思います。
このトリップラーを通して私のママとしてのレベルアップも見守っていただけたら幸いです。(笑)
この記事の目次
サポートが充実しているニュージーランド
海外で出産するにあたって、不安な点の1つに産後のサポート体制があると思います。
特に私は妊娠してから里帰りすることもなく、また親が来たわけでもなかったので今から挙げる特に2つのサポートには随分と助けられました。
妊婦時代からの専属助産師さんが、産後も6週間までフォロー
実はニュージーランドで出産してよかったなと思える最も大きな理由がこれです!
日本と大きく違うシステムなのですが、ニュージーランドでは妊娠が発覚すると、まずミッドワイフと呼ばれる助産師さんを自分で探します。
そしてこの助産師さんが、妊婦健診から、出産サポート、赤ちゃんの取り上げ、そして産後の健診を全てやってくれます。
上の写真も、彼女が妊婦時代からずっとサポートしてくれた助産師さんです。
このあともベビーが生後6週間になるまでは毎週家にきて、ベビーの健康チェックや相談に乗ってくれたりしてくれました。
妊婦時代から同じ助産師さんが担当してくれるので信頼感もかなりありました。
初めての出産、初めての育児で右も左もわからなかったので、身内がいない私にとっては本当に大きな存在でした。
生後5ヶ月までは専門機関のナースが自宅に来てくれる
そして、専属助産師さんのフォローが終わると、次はプランケットという機関にバトンタッチ!
ここのナースが、生後5ヶ月になるまでは毎月家に来てくれて、身長や体重、身体の発達のチェック等をしてくれてブックに記録してくれます。
これがそのブック。母子手帳とはまた少し異なって、こちらは出生後から使うノートです。
この1冊に誕生した時の記録、打ったワクチンのレコード、就学前までの毎回の検診の記録など全てがナースや助産師によって記載されます。
実は誕生時に医療用の個人コードも割り当てられるので、このノートだけではなく、そのコードを通して病院、助産師、クリニックが記録をシェアし合います。
なのでこちらははあくまで自分のコピー用といった感じです。
話は戻りますがうちのベビーは本当にどこでもよく泣くので、ナースが家まで来てくれるのは本当に助かりました。
5ヶ月を過ぎても、毎月、というわけでないですが就学前まで定期的にきてくれます。
検診にかかる費用は0!
気になる海外の医療制度。ベビーの検診にかかる費用は0です!
実を言うと出産自体にも費用はかかりませんでした。
そもそも「検診」も上のナースの訪問がその一環なので、日本と比べるととても簡易なものかもしれませんが・・・^^;
上の写真は予防接種の時にちょこっと診てくれた際のものです。
予防接種はまとめて打ってくれる!
小さい赤ちゃんを連れて病院へなんども足を運ぶのって大変ですよね。
日本だとまだまだ1回でまとめて打ってくれるところは少ないそうですがニュージーランドではこんな感じです。↓
一番はじめが生後6週間の時で、ロタウイルスやヒブ、ポリオ、百日咳などまとめていっぺんにやってくれます。そしてその次は3ヶ月、5ヶ月、1歳3ヶ月・・・とこんな感じです。こまめに予約を取らなくていいので助かっています。
18歳までは歯医者も無料
歯医者ってかからない人は全然かからないけど、行くとなるとお金がかかりますよね。
ニュージーランドでは18歳までなら歯医者は無料です!
生後5ヶ月の時に、検診に来たナースから離乳食のハウツーDVDと一緒に歯医者の登録フォームを渡されるので、それに記入して後でナースに返すだけで登録オッケーです。
やっぱり日本の育児グッズは便利!
これは日本から送ってもらったパウダー状の離乳食です。
お湯を注ぐだけで、おかゆができたり、スープができたり本当〜に便利!
粉だから場所も取らないし、かさばらないから持ち運びにも困らずで日本の技術はすごいなーと思いました。
一方こちらはニュージーのスーパーにあるベビーフードエリア。
パウチのものもあります。基本的に果物系が多いです。
一般的な瓶詰めバージョンのもあります。
まだこちらでの市販のものは試したことがないので今度はニュージーのベビーフードにもトライしてみようと思います。
着せるのに苦労したNZの新生児服
これがその新生児服です。新生児って、首が座ってないし体もふにゃふにゃなんですよね。
なのに前開きの服じゃなかったので着せるのが毎回怖かったです。
オムツはやっぱり日本製が1番!
これはニュージーランドの1番ポピュラーなオムツのハギーズです。
オムツの紙質は悪くはないけどちょっとガサガサ。でもそんなことよりお腹周りのゴムがすごくキツイ!本当にキツイ!
ずれにくいから、漏れにくいんですが、ベビーが動き回るのでオムツを変える時にかなり不便だしなんかベビーも苦しそうでした。
こちらの日本で言うLサイズのオムツの値段は18枚入りで12ドル(960円ほど)。
日本で売られているメリーズは同じLサイズのテープでも54枚入りで1400円くらいなのでニュージーのはかなり高いですよね^^;
ちなみにニュージーランドでも日本のオムツは売っています。主に「メリーズ」「ムーニー」「グーン」ですが、気になるお値段は・・・
メリーズLサイズ54枚入りで30ドルです。約2400円です。高い!でもハギーズと値段はさほど変わらないし、むしろ輸入品のメリーズの方が安い時もあるし、質はやっぱり日本のものの方がいいのでオムツは専らメリーズを使っています。
抱っこ紐やお食事エプロンなど、店頭での品揃えがイマイチな物も
一体ニュージーランド人のママは何を使っているんだろう、どうしているんだろうと疑問に思うほど赤ちゃん用品の品揃えが悪いです。
特に離乳食時にマストアイテムとなる小さい蓋付きの製氷皿や、食べこぼしをキャッチするエプロンなど、こちらでは1度も見かけたことがありません。なくてもなんとかなるだろうけど・・・やっぱり必要ってことでこちらも日本から送ってもらいました。
車文化のニュージーランドでは、買い物やお出かけの移動も基本は車です。なので「抱っこ紐」というものも全然ポピュラーじゃなく、チャイルドシートを車から取り外してそのままウロウロする、というスタイルが一般的です。
こんな感じでショッピングカートにぽんっと入れたり、バスケットみたいにとってがついているので手でぶらぶら持ちながら歩いているママもいます。抱っこ紐をしている人なんてほとんど見かけません。あまりに抱っこ紐がどこにも売ってないのでインターネットで購入しました。
ビックリ!赤ちゃん用の歯ブラシのサイズ
こちら右の歯ブラシは検診で訪れたナースがくれたもの。
これ、ベビー用だよね?!?!ってくらい大きいです。
日本のベビー用歯ブラシと比べると一目瞭然。それに日本のは6〜8ヶ月、8〜12ヶ月、12ヶ月〜18ヶ月と細切れにサイズも変わるのに対して、ニュージーランドのは対象年齢0〜2歳!とかなりざっくりですよね。(笑)
このニュージーの歯ブラシを使うのはまだまだ先の模様。
保育所はめちゃめちゃ高い!
出産前は化粧品販売で毎日バリバリ働いていたので、復帰したくてウズウズしてたのですが・・・
なんせ保育所が高い!場所にもよりますが、大体1時間8ドル(650円)くらい・・・
もう1度フルタイムで働くとなると月換算でざっと10万以上になります。
職場への交通費諸々考えると・・・プラスになるのはほんの少しなので却下!(笑)
ニュージーランドで出産して半年経って思うこと
初めての出産、初めての育児なので「もし日本だったら」なんて全然想像できません。
ですが確かなのは、ニュージーランドで出産してよかったということです。
検診も必要最低限で神経質になることなく、のびのびと子どもと向き合えると思います。
日本みたいに便利なグッズが揃っているわけでもないので、基本的には「ま、なんとかなるか」精神になりますがそれがきっといいんだと思います。
まだまだ始まったばかりの育児なので、また何か面白い違いみたいなのを発見したら更新していきたいです。
最新記事 by NZ在住&旦那はフィリピン人★旅とお酒を愛するママTRIPLER「SAORI」 (全て見る)
- 【ニュージーランド】世界の料理を一晩で★NZナイトマーケット - 2019年5月8日
- 年に一回のニュージーランドのスペシャルイベント「JAPAN DAYに初潜入!」 - 2018年4月6日
- ニュージーランド発!海外子育て事情 ~誕生から生後半年まで~ - 2018年1月15日
コメント