夫婦で世界一周し、61か国達成!その後、リラクゼーションサロン経営を経て今現在タイのチェンマイでロングステイ中。
好きな時に好きな場所で生きられる力をつけるために行動して4年、やろうと思った事は全てチャレンジして行った結果、好きな場所で好きな事をしながら好きな人と生きられるようになる。
「運」と「出会い」により今があり、「意思ある所に道がある人生」を夫婦で満喫中。
こんにちは。
タイ在住の世界一周夫婦「ヨッシー」です。
特技は現地の人と仲良くなることです。
さて、本題です。
あなたはネパールというと、何を頭に思い浮かべますか?
電気もないようなネパールの村でホームステイというと、あなたなら何を思いますか?
それが一度も会った事がない人の家だったならば!?
今回は、ネパールのとある村でホームステイ生活を送ってみた体験談を書きたいと思います。
あなたなら、次々と襲いかかる「ネパールの洗礼」に耐えることができますか?
ネパールの山奥の村でホームステイする事になった経緯
事の始まりは、とある日本にあるネパールインドレストランでの事。
レストランで働くネパール人スタッフの友人に、
という話をしてみた所、
なんて言われ、それは面白い!という事になり、軽々しく行く約束をしたのが始まりでした。
ここで疑問が一つ頭をよぎります。
という事になり、日本には住んでいませんが(一応日本人の感覚も持ち合わせている私は)少しだけ疑問を感じつつも、一度も会った事もない彼の家族の待つ家でホームステイさせていただく事となりました。
そう甘くなかったネパールホームステイへの道のり
そんな訳で、ネパールの首都カトマンズからエベレストトレッキングの観光拠点であるポカラの地まではバスで約7時間ほど。
さらにポカラから彼の家から一番近い大きな町、ナワルパラシまで7時間ほど。
この時点で、正直言ってボロボロです。
さらに!
そこからオンボロバスに乗り、彼の村へと進みます。
山越えをするのですが、とにかく細い道を進みますし崖からバスが落ちたなんていう事故はよくあるそうなので、恐怖を感じながらもひたすらバスに揺られます。
もちろんwifiなんてものはある訳もなく、彼の書いてくれた手書きのネパール語で書かれた住所だけが頼りでした。
バスのおじちゃんに、「ここに着いたら絶対教えてね!」と通じてないと思いながらも念を押しバスに揺られること数時間。
ここだ!降りろ!
的なジェスチャーをされたので降りてみると、本当に何もない道が続く「ザ・山の村」的な場所で降ろされたのでした。
前述の通り、もちろんwifiなんてあるわけもなく電話も通じません。
バスから降ろされて我に帰った時に最初に発した一言は、
(^o^)/人生オワタ
だったのは言うまでもありません。
と思った時に、彼の家族に渡そうと日本で彼が凛々しく働いている姿の写真を持っていたことを思い出したのです。
時々ある家々を訪ね、住所と彼の写真を見せて「ここ、彼の家に行きたい!」ということを身振り手振りで伝えます。
すると、
的なことを言う人がいたのです。
と思いながらついていくと、一軒の家にたどり着きました。
当然ながら、不安たっぷりでした…
と思ってみたものの、時すでに遅し。
本当にここが彼の家なのか定かじゃないまま、そこにいる家族に大歓迎されたので覚悟を決めて「自称お母さんが連れてきてくれた家」にお世話になることになりました。
この村に外国人がくるなんてことは、まず無い話だったようです。
ネパールの山奥の村でのホームステイ
突然訪れた私たち夫婦を大歓迎してくれたここのお家は、果たして本当に彼の家なのか?
全く英語も日本語も、何も通じなかったため確認のしようがありませんでした。
彼の写真を見せ、電話をするジェスチャーをしてみた所ようやく話が通じて、彼に電話をしてもらうことができました。
結果、ここは本当に彼の家でした。
残念ながらさっきの「自称お母さん」は本当のお母さんではありませんでしたが(笑)
ひとまず安心して、ホームステイできると思ったのもつかぬ間のこと。
ネパールの村でのホームステイは、旅慣れてるとはいえ過酷な旅の道を選んでこなかった私たちにはかなり大変なひと時となったのです。
ネパールの山奥の村には電気がなかった件!
まず、ネパールのこの村には電気がありませんでした。
ネパールといえば、首都カトマンズでも計画停電が行われていて不便な思いをしましたが、不便とかいうレベルではなく「無いものは無いんだ!」という生活です。
夜になれば、とにかく真っ暗。
電気は、ランプの電気だけでした。
いまだかつて、こんな真っ暗の中で暮らした経験もなく、
なんて思いながらも、不安8:期待2ほどのネパールホームステイが始まりました。
ちなみに、電気が無いというのにトイレは外なのです。
家から離れた所にあるトイレにランプを持って行くのは勇気がいる作業でした。
なぜなら、そこの村には様々な小動物や蛇などがたくさんいたからでした。
そして想像通りお風呂もなかった件
さらに、旅の汗を流したかったのですがこの家にはお風呂もありませんでした。
この家にはではなく、この村にはが正解かもしれません。
村の人たちは、川で水浴びをするのが日課となっていました。
布をまとい、川で水浴びする勇気はさすがになくお風呂は諦めることに。
主人はといえば、川はさすがに病気が怖かったので井戸の水を使わせていただき水浴びをしてました。
ネパールではどんどん食べ物を客人に振る舞う事がおもてなし!?
そんな中、次から次へとどこに行っても食べ物が出される日々でした。
ネパールの料理は大好物で、何を食べてもカレー味ですが、
「だが、それがいい!」BY慶次
と言えるほど、美味しいネパール料理を堪能させていただきましたが、とにかく次から次へ際限なく食事が出てくるのです。
もうお腹いっぱい!無理!
と言っても、最後にこれだけ食べなさい。とまだまだ出てきます。
どうやらこれが、ネパールの方々の最大限のおもてなしのルールのようでした。
井戸水を飲めと勧められて断れずに大変な事に!
そして、ついに悲劇はやってきます。
いろいろな親戚の家に連れて行ってくれるのは嬉しいのですが、そんな中「飲め!」と出されるものを飲まない訳にはいきません。
その日は、村の長老?
らしき人の家に連れて行かれ、友人家族もとても気を使ってる模様だったため、ここで水を飲まないわけにはいかないかなと、井戸から組まれてたのを見ていた水を飲むことに。
その結果、想像通りの事態が起こってしまったのです。
火が通ってるものを食べたりする分には良かったのですが、生水はアウトです。
水には注意せよ!
が今後の旅の教訓となった日でした。
そして帰りたくてもストライキ発生の刑!
ネパールといえば、まだまだストライキが日常茶飯事に起こる国です。
旅行者用のバスなら、この「バンダ」と呼ばれるストライキ中にも走りますが、田舎の村となると旅行者用のバスなんてありませんので全ての交通手段はなくなります。
バンダと呼ばれるストライキ中の外出は、攻撃の対象となり危険なためです。
政府の車だったり、旅行者を運ぶためのバス以外は動けないのがネパールのストライキ期間です。
という状況でしたが、こればかりは仕方ありません。
もう暫く、「お風呂も電気もない、お腹は痛いけどトイレは外!」の生活を余儀なくされたのです。
思い通りにはいかないのが旅の醍醐味ですが、例えば体調が悪かったり、不便すぎる過酷な状況にいるとそうも言ってられません。
一生忘れられないネパールの村でのホームステイとなりました。
なんだかんだ、バスが運行し出して別れの時にはウルルン涙することとなりましたが。
実際にネパールの電気のない村でホームステイしてみてわかったこと
おそらく、こんな過酷な体験は世界一周61か国訪れた中、最初で最後だったはずです。
いえ、この時の体験があったから「過酷な旅」を避けるようになったのかもしれません。
電気がなくても、別角度でこの状況を見てみると、
意外といける!!!
のは事実です。
夜に外を見上げれば、満点の星空で次から次へと星が流れてくる、そんな日々でした。
そして、ここは楽園か!?
と思えるようなダンスパーティが毎晩のように行われ、ここに住む人たちにはストレスはないんじゃないのか?と思えてきます。
現代の私たちが抱えるストレスの元凶って、ほとんどが元をただせば人間関係によるものなのではないでしょうか?
そんな人間関係のストレスなど一つもないような環境で過ごしている彼らは羨ましくもありました。
(だからと言って、ここに永住できるかと言ったらそういう訳でもありません。)
もう2度とこんな思いはしたくない!と普通ならネパール嫌いになりそうですが、なんだかんだハマってこの後もネパールを訪れています。
体調不良で移動がままならず、ビザの延長のために賄賂(?)を支払わなければならなくなったのも良い思い出です。
ネパールでホームステイをする際の注意点5か条
「旅先でホームステイできるなんて最高!」と、ネパールでホームステイしたい!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方々が気をつけるべき注意事項をご紹介します。
- 信頼出来るネパール人の友達を作ること(不安が激減します)
- ネパールの山奥はwifiなんてありません。(ネパール語の住所などは必須)
- 村には観光用のバスは来ない(ストライキを考慮して日程には余裕を持つこと)
- 生水は飲むべからず(後々大変なことになります)
- ここはネパール何だ!と言い聞かせること(精神的に楽になります)
これらに注意すれば、ネパールでのホームステイは最高のものとなります。
これだけは覚えておくと良いネパール語講座
ネパールの田舎の村などでは、なかなか言葉が通じないなんていうこともあったりします。
最低限のコミュニケーションを取るためにも、楽しい時間を過ごすためにも必須のネパール語をご紹介します。
- 「ナマステ」=こんにちは。 挨拶は全てナマステです。旅する国の挨拶言葉は友達を作るためにも必須ですね。
- 「ダンニャバード」=ありがとう。 ありがとうを言われて嫌な人は海外でもいないはずです。
- 「ミトチャ」=美味しい。 美味しいですといわれたら誰でも嬉しいものです。
- 「プギョ」=もうお腹いっぱいです。 プギョと言わないと、次から次へとおかわりを盛られてしまいます。
- 「ホ・ホイナ」=はい、いいえ。
これさえ覚えておけば、なんとかやっていけます。
実際に、私たちはこの言葉のみで1ヶ月ネパールで暮らせました(笑)
もちろん、カトマンズやポカラなどの観光地にいる人たちは、かなりの確率で英語を話せます。
怪しい日本語を話す人もちらほら(笑)
そんな親日家も多いネパールです。
ネパール観光に飽きてしまった、ネパールはカトマンズのタメル地区観光とポカラ観光、トレッキングしかないと思われてる方は、知り合ったネパール人の家にホームステイさせてもらうのも良いかもしれません。
「ネパールの治安ってどうなの?」と思われる方もいるかもしれませんが、治安はそんなに悪いという印象は受けませんでしたが、こればかりは運としか言いようがありません。
治安が気になるという方は、きちんと安全が確保されている高級ホテルに宿泊されて観光するのが一番オススメの方法です。
安全をお金で買うことができます。
ネパールに行くことが決まったら、日本のインドネパール料理やさんに数日通い、店員さんと仲良くなってみるのもオススメです。
もちろん、ホームステイは自己責任で♪
【タイ在住】ウルルン世界一周夫婦TRIPLER「ヨッシー」
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