30代でのオーストラリア留学&8年滞在の後、インドで暮らして日本へ帰国。現在、通訳をメインに仕事をする日々。「恋した国には住んでみる」と決めているので、心の中ではいつも次に住む国を考えている。⇒プロフィールの詳細はこちら
憧れだったアラビア海をのぞむ南インドのアレッピーへの旅。
アーユルヴェーダでデトックスし、出会った人々に癒され、心身ともにリフレッシュ。
また必ず行きたい場所のひとつになりました!
この記事の目次
アレッピー
アレッピーはどこにあるの?
アレッピーはケララ州南部の街。アラビア海に面していて、どこまでも続く白い砂浜が美しく、鮮やかなヤシの木の緑があふれています。
バックウォーターといわれる水郷地の中心で、バックウォータークルーズの発着場所としても有名です。
私たちが泊まったホテル
私たちが泊まったのはアレッピービーチの目の前のホテル、Raheem Residency。
中庭にプールがある隠れ家的なホテルでした。
インターネットから予約したツインの部屋は、日本円で一人一泊3000円ほど。
あまり期待はしていなかったのですが、びっくりするほど素敵でした。
本が飾ってあって、リビングルームのような部屋もあり
私たちの部屋。ウッド調のお部屋で最高!でした。
いつも笑顔で挨拶してくれたスタッフの人たち。
私の大好きなオレンジ色のサリーが素敵でした。
ホテルのインフォメーション
Raheem Residency
http://www.raheemresidency.com/
私が予約したサイト
https://www.i-escape.com/
アーユルヴェーダ・トリートメントでデトックス
この旅の目的の一つは、アーユルヴェーダ・トリートメントを受けることでした。
私たちの滞在していたホテルでも受けることができたので、早速予約を入れました。
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダは、5千年以上前から伝わるインドの伝統医学です。
日本ではエステのようなイメージでオイルトリートメントが紹介されていますが、れっきとしたインドの医療で、オイルトリートメントは治療の一貫として行われています。
アーユルヴェーダ・トリートメント
まずは診察から
まずはドクターの問診からスタートです。
今気になること(身体や心の状態)をいろいろ聞かれます。
聴診器や触診の後、私の体質にあったオイルを配合してもらってトリートメントが始まりました。
選んだのはシロダーラ
私が選んだのはシロダーラというオイルトリートメント。
シロダーラは「脳のマッサージ」とも呼ばれています。
温めたオイルを 第三の目があると言われる眉間から額全体にゆっくりと垂らし続けるのですが、アーユルヴェーダの中でも最もリラクゼーション効果の高いトリートメントだそうです。
ベッドに上がってトリートメントがスタート
タオルを巻いただけの状態で、木のベッドに上がって仰向けになります。
しばらくすると頭の上にセットされたポットから、温かいオイルが眉間や額にゆっくりと回るように落ちてきます。
トリートメントの間は、寝ているのか起きているのかわからない不思議な感覚でした。
何かを考えようとしてもそこにはつながらず
「現在脳をクリーニング中。立ち入り禁止!」といった感じです。
トリートメントが終わって
1時間のトリートメントが終わると頭の中も身体も軽くなっていました。
いつもフル回転のパソコンのハードディスクのようにグルグル・ゴーゴーと音を立てていた自分の脳。
その脳が再インストールされてニュートラルな状態になった、そんな感じです。
このトリートメントは女性には女性のセラピスト、男性には男性のセラピストがつきます。
インドに行ったらぜひ受けてみてください。日本の3〜4分の1のお値段です!
アレッピーの街
インディアンコーヒーハウスへ
インドで有名なインディアンコーヒーハウス。インド各地にお店があります。
私たちが最初に行ったのはアレッピー市内にあるお店です。
店内はレトロな雰囲気が漂っています。
お店の人は全員男性でした。
コーヒーハウスという名前ですが、カレーやチャパティといった食事もあり、とても美味しかったです。
サリー屋さん滞在数時間!
サリーを買いたかったので、市内のサリー屋さんへ。
このサリー屋さんでの滞在時間は数時間!
これはどうだ、あれはどうだと、あらゆる色のサリーを身体に巻きつけくれたお店のおじさんたち。
途中から「絶対ふざけてるよね!」というデザインのものをいっぱい持ってきたり、お腹が痛くなるほど笑わせてくれました。
それでもさすがに見る目は確かで、最後には私も友人も「うん!」と即答した、綺麗なブルーのサリーを選んでくれました。
サリーは今も私の家のクローゼットにかけてあるのですが、鮮やかなブルーを目にするたびにおじさんたちと大笑いしたことを思い出します。
買ったのはサリーだけでなかったようです。
アレッピービーチ
アレッピーはアラビア海に面したビーチです。
「アラビア海」という響きがなんとも私には魅力的で、この海を見ることは私の憧れでした。
またこの「青い海にアイスクリーム屋さんの姿」を本やネットで見ていて、ぜひ自分で撮影してみたいと思っていました。
ずっと憧れだった風景が自分の目の前に広がっていているのを見ていると、実際の風景なのにポストカードを見ているようでした。
ビーチでラクダと出会う
翌朝、先に起きてビーチに出かけていた友人が
「ちょっと!ビーチにラクダがいるよ!」と戻ってきました。
インドに象、インドに牛ならわかるのですが、インドのビーチにラクダ?
行ってみると
いました。ラクダが。
ラクダのインパクトで見落としそうだけど、ラクダとラクダの間には馬も!
今までの人生で、ビーチにラクダがいるのを見たことも、ビーチに馬がいるのを見たこともありませんでした。
でも人って意外な状況におかれても、案外違和感なく受け入れられるものだと思いました!
ビーチの様子
ビーチでは大人も子供も思い思いに楽しんでいました。
遊ぶ
朝はのんびりしていたラクダも、子供達を順番に乗せる仕事をしていました。
馬も同様、お仕事開始です。
周りに大人たちが集まって見ているのも微笑ましい光景でした。
撮った馬の写真を見せているのでしょうか。
置いてあるボートで「タイタニックごっこ」をしている結構大人のお兄さんたち。
写真を撮って!というので、撮ってあげました。
食べる
ビーチには屋台のようなお店も出ています。
売っていたのはチリを揚げたもの。賑わっていたので私たちも買ってみましたが、辛くて無理でした。
アイスクリーム&ジュースのお店。
こちらは毎日お世話になりました。マンゴジュースは絶品です!
ビーチでフィッシング
馬がいて、ラクダがいて、人々がのんびりしているビーチで漁師さんがフィッシングをしていました。
かなり原始的な方法です。
それぞれの時間
サンセットまでみんなそれぞれに思いのままビーチで過ごしていました。
のんびりと時間が流れていて、見ているだけで心が和みました。
家族連れの人たちや海を眺める男性。
あたたかさを感じる光景も。
出会った人たち
南インドの人は特に、カメラを持っていると「撮って撮って」と近寄ってきてくれます。
彼らの笑顔はキラキラしていて、ファインダーを覗く私も笑顔になっていました。
カメラがきっかけになって、たくさんの出会いがありました。
新婚旅行でネパールから来たという二人とは今でもFacebookでつながっています。
アラビア海に沈む夕日
ほぼ1日ビーチで過ごした私たち。サンセットの時間になりました。
空の色が変わってきます。
空から金色の粉が振り撒かれているのかと思えるような光景。
この風景を見たとき、これがきっと1日のうちにほんの数分だけ訪れるという、「マジックアワー(どんなものでも美しい写真になる瞬間)」なのだと思いました。
すっかり日が沈んで夜の闇に包まれても、やはりこの場所は素敵な場所でした。
お店の後片付けの光景すら、絵になる場所なのです。
アレッピーへのアクセス方法
私たちはケララからアレッピーへと移動した旅でしたが、日本からアレッピーに行くにはトリヴァンドラム空港かコーチンの空港を利用することになります。
アレッピービーチのどのあたりのホテルに宿泊するかによって選ぶ空港が変わります。トリヴァンドラムから入る人のほうが多いようですので、そちらの案内をしておきます。
日本からトリヴァンドラム国際空港へ
日本からトリヴァンドラムまでの直行便はないので、シンガポール経由で行くのが一般的です。
成田→(約7時間半)→シンガポール・チャンギ空港→(約4時間半)→トリヴァンドラムというルートです。
私は関空からだったので、関空→(約7時間)→シンガポール・チャンギ空港→(約4時間半)→トリヴァンドラムでした。
トリヴァンドラム国際空港からアレッピーへ
空港からアレッピーまでは車で約2時間半です。
宿泊先を予約したときに、空港でのピックアップサービスもお願いしておきましょう。
私たちはホテルを申し込む時に、ピックアップサービスを希望するかどうかのチェックを入れるところがありました。
もしなければ、ピックアップをお願いしたいとコメント欄に入れておくと宿泊の確認メールとともに待ち合わせ場所や時間、目印などを書いたメールが届きます。
ピックアップ料金の有無についても必ず確認しておきましょう。
宿泊先が手配してくれるタクシーは法外な値段を取られることはないので安心していいと思います。
まとめ
アーユルヴェーダと人々の笑顔に出会って心身ともにデトックスできたアレッピーは、リピートしたい場所のトップ3に入りました。
ビーチに毎日通って座っているだけで幸せな気分になれる素敵な場所です。
デトックスのあとに笑顔の補充、そんな旅はいかがですか?
インド
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