【チャリダー初心者は必見!】意外にも海外の自転車旅行に役立つ持ち物まとめ!

このような旅行情報サイトを覗いているということは、あなたはきっと旅行に興味をお持ちですね?

実際「行こう!」と思って検索した方もいるかもしれません。

 

この記事では、旅行のなかでも長期自転車旅行にスポットを当て、持っていくと便利なアイテムを挙げてみたいと思います。

自転車での世界旅行歴4年ちょっと、日本も合わせると5年近くになる著者が、経験と実体験に基づいた知識、ついでに人から聞いた話も織り交ぜつつ紹介していきます。

旅行中に動画作成や生放送をして(いたり時にはさぼってたりして)いる経験も踏まえて、そのへんの情報も少し入れていきましょう。

 

注意点としまして、

わたくしバックパックを背負った「バックパッカーチャリダー」として、
海外で現地調達した即席装備自転車での旅行をしているので、
普通の自転車旅行者とズレがあるかもしれません。
つまり個人の意見です。
ご了承ください。

 

海外向けに書きますが、国内でも短期旅行でも活躍できるものが含まれてるはずなので、
自転車旅行に興味のある方はどうぞ見ていってください。

 

はじめに … 必須な持ち物なんてない! 荷物を増やすリスク

 

チャリダーとは、ライダーの自転車(チャリ)版。
つまり自転車乗りの事です。

 

そんな自転車ひとつで旅行するなんて、いったいどんな持ち物が必要なんだ!!!

そうお考えのあなた。

 

絶対必要な持ち物なんて、お金とパスポートだけ。
あとはすべて便利グッズと考えていいと思います。

例えばバックパックだって、自転車に取り付けるサイドバッグに荷物全部入れれば必要ないし、
逆にバックパックにすべて詰めこんで背負えば自転車に物を取りつけなくてもいい。

ファッションや汚れを気にしなければ着替えもいらないし、なんなら現地で買えます。
お金さえあれば。

 

そもそも自転車旅行で荷物を増やすのは、かなりのリスクをともなうんですね。

たとえば、

 

  • 登山と同じで、重くなればなるほど体力の消耗は激しくなり、進むスピードもグンと変わります。
    スピードが変わるということは一日に走れる距離も少なくなり、日数がかかる分お金の負担も増えます。
  • 自転車に負荷がかかるので故障しやすくなります。
  • 道具の管理や毎朝の荷造りの手間が増します。
  • 重さだけでなく積める体積もある程度決まっているので、余裕を持たないと結局捨てることになります。

 

 

できれば身軽で旅行するのが一番!

ということで、持ち物を選別する手助けになるように、これまで持っていて便利だった道具を厳選して紹介しよう! というのがこの記事のねらいです。

 

バックパックや自転車関連の装備品、雨具などの基本的なものはここでは省略し、小物や説明が必要なものを主に出していきます。

もし
「長期旅行用のオススメキャリアバッグが知りたいんだよ!」
という方は、他のサイトやブログなどで腐るほど紹介されているはずなのでそちらをお探しになられますようお願いします。

 

 

さて本題に入る前に、
チャリダーの自転車がどんな感じなのかイメージが湧かない人のためにいくつか写真を貼っておきましょう↓


エクアドルで会った人たちの自転車。
たしかアメリカかヨーロッパの人だった気がします。
短い期間の予定なのか荷物はかなり少な目。

 


メキシコ人チャリダーの自転車。
これでもまだ少ないほうだと思います。

 


著者の自転車。
後ろにしか荷物がついていないのは、バッグがどこにも売っていないから。
ほかの荷物は全部バックパックに入れて背負っています。
自転車は軽く小回りが利くようになりますが、体に負担がかかるのでやらないほうがいいです。

 

とまあ、遠くから見てもわかるゴテゴテした荷物がチャリダー自転車の特徴ですね。

 

 

さあそれでは行ってみましょう。

ここから実際に使ったオススメの持ち物をご紹介。

 

使って実感! 重宝アイテム9つ

 

①コンパクトデジタルカメラ

なぜ、コンパクトなのか。

 

それは、片手で操作ができるから!
これに尽きます。

ポケットサイズなので出し入れ簡単、がさばらない!
自転車をこぎながらサッと取り出して写真を撮ったり、そのまま躍動感のあるムービーを撮影なんてこともできちゃいます。 ←ここ重要

そして意外と頑丈なのも高ポイント。

また、見た目安っぽいので泥棒に目をつけられる可能性も若干減る気がします。

 

これは自分だけかもしれませんが、いちいち自転車を停めて撮影するのって体力をものすごく損失してしまうんですね。

ブレーキを削って重たい自転車を停めて → 自分の場合はサイドスタンドがないので自転車を立てかける場所を探して → 背中のバックパックの重みに耐えながら大きく足を動かして降りて → 写真を撮って → 自転車を起こしてまたがって → 荷物の重さに負けずに発進させる…

これが何度も何度もとなると、さすがに疲れてしまうのです。

それを全て省略できるコンパクトデジタルカメラ、略してコンデジ。
これ最強!

 

コンデジのデメリットは?

 

ただし欠点として、やはり性能は落ちます。
具体例を挙げると、

 

  • 背景をぼやかせる撮り方など、テクニカルなことがしにくい
  • 太陽がサンサンと輝くくらい明るくないとはっきりした色味が出ない
  • 暗いとほぼ確実に手ブレが発生する
  • 星空や花火などはきれいに撮ることができない

 

つまり・・・

 

Rei
ブログや動画などを本気で頑張りたい人はミラーレス一眼カメラ一眼レフカメラを用意しておくほうが断然いいです。

 

自分は最初そこまでブログや動画にこだわる気がなかったのでいいカメラを買わなかったのですが、正直今は後悔しています!!

そこのあなた。どうでもいいやと思わずよく考えて!

 

そこまでこだわらないけどある程度写真は残しておきたいという人はコンパクトデジタルカメラ

facebookなどにちょこちょこっと載せるだけでいいというのならスマホでも事足ります。

 

ウェアラブルカメラはサブカメラにしよう

 

自転車やヘルメットなんかに取り付けてハンズフリーで使いたい場合はGoPro(ゴープロ)などで有名なウェアラブルカメラを選択しますが、

 

  • 動画の場合、防護ケースに入れるとカタカタというノイズが入り、さらにまわりの音や声がこもってしまう
  • 使い続けるとカメラの熱でケース内部が白く結露してしまう
  • どのように映っているか見ながら撮りたいときは別売りのデバイスかスマホへの接続が必要

 

と欠点も多く(機種によって違うかもしれませんが)ありますので、できればサブカメラとして使う方がいいかと思います。

 

全体的に高めの性能がほしい場合はGoPro、強力なブレ補正がほしい場合はsonyのアクションカムがオススメです。

 

長期旅行に欲しいコンデジの機能

 

話を戻しますが、

もしコンデジを持っていくのなら、防水・耐衝撃性能の高いものを選ぶことをオススメします。
防塵、高温・低温に強い仕様のものであればなおGOOD

 

コンパクトデジタルカメラの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆
コンパクトさ☆☆☆☆
軽さ☆☆☆☆☆
性能
総合★★★★

 

 

ちなみに、この記事に載せている写真の多くは CASIO の Exilim EX-G1 で撮ったものです。

※色調、明るさ、コントラストは若干いじってます。また、サイズを1/6ほどにしているので画質がかなり落ちています。

大学時代に買ったもので年齢はすでに10歳前後。
かなりもっていますが、さすがにもうボロボロですね。

Exilim EX-G1公式ページ(生産終了)

 

※自転車を停めると体力を損失する
全然関係ないけどこれ見て!
バックパッカーチャリダー特有の”立ち休憩”シーン↓

自転車から降りるのは疲れるので、立ったまま休憩する姿。
背中の荷物が重いのでサドルに乗せています。
はたから見れば何をしているのかわからない光景ですが、ちょっと休むだけならこれが便利なのです。
荷物を背負うチャリダーにとってはあるあるな休憩方法でしょう。
(そもそもそんなチャリダーは少ないらしいけど)

 

②電源タップ

電源タップとは、上の写真のようなコンセント穴を増やすものです。

 

安宿や大勢が一緒に寝泊りするホステルだと、コンセントが十分にないことがよくあります。

そんなときに役に立つのがこの電源タップ。

特にカメラやPC、携帯電話など、充電が必要な道具をたくさん持っている人にとってはかなり重宝するはずです。

 

日本に売っているもののほうが作りがいいので、できれば出発前に買っておくことをオススメします。

形は様々でかなり小型のものもあるので、そこまで荷物にはならないでしょう。

 

また、意外な使い方もありまして・・・・・

 

ちょっとした裏技

パソコンが壊れたのでペルーで新しいのを買ったのですが、充電プラグにアースがついていて使いにくいのです。

これを、

 

こう。

 

そしてこう。

形状によってはこんな使い方もあったりします。
世界のコンセントに形を合わせるマルチプラグにはアース部分がついていないこともあるので、案外助かったりする、かも。

 

延長コードはどう?

それから延長コード。
こちらもオススメ。

 

自分は延長コードを持っていないのですが、むしろこちらの方が便利だと思います。

というのも、海外のホテルには天井付近にしかコンセントがなかったり、ベッドやテーブルから離れたところにしかない、ということも多々あるのです。

実際、トイレにしかコンセントがなかった部屋もありました。

 

また、コンセントの穴がゆるゆるですぐに外れてしまうことも海外ではよくあること。

Macの電源アダプタみたいに大きかったり重かったりすると抜け落ちてしまって差さらない事態が頻繁に起こるので、そんなときに役に立つのが延長コード、というわけです。

↓真ん中の白くて四角いのが電源。デカい!!

画像出典:flickr by Tyler
https://www.flickr.com/photos/superstrikertwo/4989131311

 

ただし、電源タップよりも大きくて重く、どうしてもがさばってしまうので邪魔になりがちです。

どちらも一長一短ですが、もし持ち物に余裕がある場合は延長コードのほうが便利だと思います。

 

なくても旅行できますが、持っているといざという時に困らないアイテムでした。

 

電源タップの評価(5段階)

便利さ☆☆
コンパクトさ☆☆☆☆
軽さ☆☆☆☆☆
使う場面の多さ
総合★★★

 

延長コードの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆
コンパクトさ☆☆
軽さ☆☆
使う場面の多さ☆☆☆
総合★★★

 

③ラップトップ(ノートパソコン)

現在ではほとんどの人が持って旅行しているであろうラップトップ。

自分の経験を生かして、ここでは簡単に説明を入れたいと思います。

 

正直、PC は旅行に必要ないです。

ですが、もし次のどれかに当てはまるのであれば、重くなるのを承知で頑張って持っていくべきでしょう↓

 

  • リアルタイムでブログを書きたい
  • 旅行中に撮った動画をその場で編集したい
  • 生放送・配信をしたい
  • 撮ったデータを別のデバイスに移して保存しておきたい
  • 暇つぶしに映画を見たりゲームをしたりしたい
  • ネット検索を大きめの画面でいつでも快適に利用したい

 

オススメは MacBook!

画像出典:PEXELS
https://www.pexels.com/photo/google-search-engine-on-macbook-pro-40185/

自分がオススメするのは MacBook Pro。
一年前まで実際に旅のお供として使っていた製品です。

 

特徴的な銀色アルミボディは衝撃や圧迫に強く、何回か落としましたが角がへこんだくらいですみました。
長期旅行では、丈夫さや持ちの良さは重要なポイントです。

特にスライドパッドの使い心地が非常によく、マウスがなくてもそこまでストレスなく操作できます。

必要なソフトは大体最初から入っていて操作もわかりやすいので、パソコン初心者でも扱いやすいのもいいですね。

おまけで、話のネタになりやすいという利点もあったりします。
特に北米で「あら、Mac 使ってるのね」と声をかけられたことが何度かありました。

 

用途が少ない場合は薄型の MacBook Air、ネット環境がそろっているところしか行かない人はそのほかのネットブックなど、小さいものでもいいと思います。

 

MacBook の欠点

悪い部分を挙げると、

 

欠点1
生放送配信をする場合は、インストールしなければならないソフト(無料)が多く、設定や準備が面倒なこと。

 

Windows のほうが簡単に配信できます。

今ならスマホでもできるので、音質や画質にこだわらなければパソコンは必要ありません。

 

欠点2
動画編集をしたい人は、最初から入っている編集ソフト iMovie は使いやすいができることが限られているということ。

 

Windows 向けに aviutl という、使いにくいけれど凝った編集ができて無料! の有名なソフトがあるのですが、
Macで複雑な編集をするにはおそらく有料のものを買わなくてはいけないでしょう。

そこまでこだわらないという人であれば iMovie で十分事足りる上に SE や BGM、画面素材もついてくるのでそちらの方が便利だと思います。

このへんは詳しいことを書くとめちゃくちゃ長くなるので省略。

どちらにしても「オリジナル動画を youtube などにアップしてお金を稼ぐんだ!」と意気込む人は有料のものを考えた方がいいでしょうね。

 

欠点3
アプリケーションソフトがあまり Mac に対応していない。

 

最近は多くの OS に向けて作られているソフトも多いですが、やはり一番対応されているのは Windows。

欠点2でも挙げましたが「このソフトを使いたいのにインストールできない!」なんてことも結構あったりします。

ただこちらは、最初から入っているもので十分という人にとってはあまり関係ない話です。

 

利用目的をちゃんと考えよう!

 

小型のラップトップもたくさんあって旅行にはそっちのほうが便利そうに見えますが、目的によってはスペック不足という可能性も。

特に動画編集はマシン本体にかなり負担をかけてしまいます。

どのように使いたいかを考えて選びましょう。

 

聞いた話だと、

旅行者A
タブレットは薄くて持ち運びが便利そうに見えるけど、できることが中途半端で使いにくい

とのこと。

ネットを使いたいだけならタブレットやスマホで十分だと思いますが、もっと色々やりたいことがあるなら多少大きくなっても十分に使えるPCを持っていったほうがいいですよ。

 

Rei
あ、ちなみにネット屋は今や世界中にたくさんあるので、
「たまに調べものをしたい」
くらいなら PC がなくても困りません。

 

ラップトップの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆☆
コンパクトさ☆☆
軽さ
必須度
総合★★

 

④ダクトテープ

粘着力が高く水をはじく性質のあるダクトテープは緊急の補修などに使えます。

かばんに穴が空いたときとか、
自転車に懐中電灯を無理矢理まきつけてライトにするとか、
簡単なスリ対策にジッパーやポケットの口をふさぐとか。

アイディア次第で色々と使い道があるので、持っておくと便利です。

もちろん、なくても困りませんけどね。
意外と場所も取りますし。

 

ダクトテープの評価(5段階)

便利さ☆☆☆
コンパクトさ☆☆
軽さ☆☆☆☆
価格☆☆☆☆☆
総合★★★

 

⑤タイツ・網(メッシュ)シャツ


↑この中に着ているグレーの服がメッシュシャツ。見にくくてすみません、写真がこれしかなかったんです!

 

つまりインナーウェアですね。

山や高温・低温地帯で活躍します。

 

乾きやすさ、保温性、通気性、諸々かなり優秀です。

また、ピチッとしたものだとふくらはぎや二の腕など肉体のブレを抑えるので、疲れにくく動きやすくなるという利点もあります。

軽くてそれほど荷物にならないのもおいしいポイント!

 

 

ただしそれら多くは化学繊維で作られているので、
静電気が起きやすく臭いも出やすいという難点があります。

特に乾燥しているところではバチバチして着心地が悪いです。

 

自分はユニクロで買ったインナーメッシュシャツとネットで適当に買ったタイツをひとつずつ持って行きましたが、かなり使い勝手はよかったですね。

破れたり失くしたりして今はもうありませんが。

 

 

紫外線予防を考えるのであれば、海で着るようなロングスリーブのラッシュガードもいいと思います。

 

トレーニングに使うコンプレッションインナーでもいいですが、タイトすぎて長時間の使用には向かないのと、デザインが街に溶け込みにくく普段使いしづらいので若干使いにくさが目立ちました

 

タイツ・網シャツの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆
コンパクトさ☆☆☆☆
軽さ☆☆☆☆☆
使用感☆☆
総合★★★★

 

⑥テント

こちらチャリダーの基本装備といえばそうなのですが、物価の高いところや自然しかない場所以外では使わなくても旅行できます。

ここでは商品説明などはせず、自分の失敗をふまえた簡単な解説をしたいと思います。

 

テントを選ぶうえで大事なこと

 

何が言いたいかというと、

小さすぎると大変

ということ。

 

自分は「究極の一人用」と書かれた登山用の小型テントを持っているのですが、これが本当に一人用。

めっちゃ狭いんです!!

中に荷物を全部入れると…

 

「・・・あれ、寝る場所どこ? 物置?」

 

となります。

 

狭すぎると体の疲れが取れません。

そのうちキャンプが嫌になってきます。

そうならないよう、テントの大きさは余裕をもって選びましょう。

 

小型テントの利点としては、

狭い場所でも張れる
設置と片づけがちょっと楽
風を受けにくい
軽い

の4点でしょうか。

 

もしあなたのチャリダー性質が「とにかく早く走りたいスピードランタイプ」または「一日長距離を走るロングランタイプ」だった場合は、小型軽量のものを考えてもいいかもしれません。

が、オススメはしません。

 

比べてみる


↑メキシコ人チャリダーのテント(奥)と自分のテント(手前)


↑正面から見た図。大きさの違いがおわかりだろうか

 

特に節約のため野営を多くする人にとっては、次の日にむけた活力を得るための大事な道具なので、値段より質を重視して選びましょう。

 

⑦調理用ジップロック

ジップロック式の袋は水に濡らしたくないノートなんかを入れるのに最適です。

ある程度密閉できるので、食料をいれてもいいですね。

 

なぜ調理用なのかというと、理由は簡単。
作りがしっかりしているから!

100円ショップで買ったものも持っているのですが、
すぐに穴が空いたり、ジップロックの接続があまかったり、締めるときにうまく噛み合わなかったり…
と、使い勝手はイマイチでした。

 

調理用ジップロックの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆☆
コンパクトさ☆☆☆☆
軽さ☆☆☆☆☆
価格☆☆☆☆☆
総合★★★★★

 

⑧マイルポスト

地図とは違い、道路上の目印となるものが距離数とともに文字で詳しく載っている大きくて分厚い本です。
軽い電話帳くらいあります。

↑当時使っていた2013年度版milepost。リンク先はAmazonですが、現地で買った方が安いと思います。

 

こちらはアラスカ~カナダ西部を走るときに非常に役に立ちました。

というのも、このあたりは全く何もないのです!

自然オンリー。

 

しかしこの本があれば、

「あと30km先に駐車スペースがあるからそこで一度休もう」

「5km先に公営キャンプ場、20km先に私営キャンプ場があるのか。どっちに泊まろうかな」

「今ここの案内看板地点まで来たから、町までもうすぐだ」

道中の目安を立てることができるのです。

 

これは大変助かりました。
正直、今まで挙げた道具のなかで一番役に立ったかもしれません。

 

自分は最初のキャンプ場で荷物を盗まれたときに一緒にすごした人たちからプレゼントしてもらったのですが、
買うとすると本屋などで$30、スーパーのワゴンセールに置いてあれば半額ほどで売られています。

 

アラスカとカナダ限定の話でした。

もしかしたら他の国にも同じようなものがあるかもしれません。
でも、走っているとすぐに村や町が現れる国ではそこまで活躍しないでしょうね。

 

マイルポストの評価(5段階)

便利さ☆☆☆☆☆
コンパクトさ
軽さ
使える範囲☆☆
総合★★★

 

⑨楽器

もしあなたが楽器を演奏できるのなら、その楽器を持っていくのも手です。

というのも、”バスキング”という路上演奏ができる場所って結構あるんですよね。
見せ方がうまければチップがたくさん入ってくるかも!!

 

また、キャンプをする際はかなり暇になるのでそういう時に演奏したり、旅行中に知り合った人とのコミュニケーションツールにもなるのでオススメです。

 

ただ、

「私、チューバができます!」といった大型楽器の場合は重すぎて持ち運びが大変ですし、
オーボエなど繊細な楽器も自転車の衝撃に耐えられないので難しいと思います。

ある程度小型で丈夫なものを選びましょう。

Rei
ちなみに自分はプラスチックオカリナ、ブルースハープ、ケーナを持っています。

 

今まで会った人たちが持っていた楽器を挙げると、

ギター、土のオカリナ(やっぱり割れてた)、ハーモニカ、二胡、クラリネット、アコーディオン、シャンべ

などがありました。
口を使わないタイプは弾き語りができるのでいいですね。

 

ただし、アメリカに入国する際ギターケースを持っていくと入国審査官ににらまれるそうです。
なにか言われた場合は弾き語りしないことを必死にアピールしましょう。
そしてもちろん禁止地域での演奏や迷惑行為はしないように。

 

楽器があれば、あなたの旅行がより思い出深いものになること請け合いです。

 

楽器の評価(5段階)

 便利さ ☆
コンパクトさ種類による
軽さ種類による
 娯楽度☆☆☆☆
 総合★★

 

 

「これがあったらなぁ…」旅中ほしいと思った / いいと聞いたもの6つ

 

つづきまして、

持ってくればよかった持ち物 と、

他の旅行者から聞いた便利アイテム を取り上げていきます。

 

使ったことがないのでどのくらい役に立つかはわかりませんが、参考程度にどうぞ。

 

①たらい・おけ

画像出典:wikipedia たらい
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tarai-sentakuita.JPG

 

意外に思われるかもしれませんが、たらい もしくは おけ

Rei
これがあったらいいのに!
 とホントよく思います。

 

なにに使うかというと、まずは洗い物ですね。

いつもホテルのシャワーで洗うことが多いのですが、そこまで水量のないシャワーで洗濯するのはかなり大変です。

そういうときにたらいがあれば水をためて一気に洗えるので便利そう!

ホテルによってはおけや洗い場を貸してくれる親切なところもありますし、そんなに大量に服を持っているわけではないので無くてもなんとかなるのですが、やっぱりあると便利だなと思います。

 

そして、使い方2つ目は、タイヤのパンク修理

よく針金がささってパンクするのですが、その穴が小さいと探すのに苦労するんですよ。

複数か所あいているのを見逃して何度もタイヤを外さないといけない…
なんてことも多いので、そういうときに水をためられるものが欲しくなります。

 

洗面器程度だと小さすぎるので、もうちょっと面積の大きなものがいい、

ということで、たらいです。

 

問題は、自転車に積めるかどうかということなんですが・・・・・

うまく載せられれば雨除け泥除けにもなるんじゃないかと予想しています。

 

 

②Kindle

画像出典:wikipedia Amazon Kindle
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kindle_Voyage_with_cover.jpg

 

こちらは複数の旅人たちの間でいいと聞いたもの。

Kindle(キンドル)は小説や漫画を楽しむためだけのものです。

 

ならスマホでいいじゃん。

 

と思うかもしれませんが、スマホは他にも様々な場面で使うのでバッテリーの問題が。

Kindle なら電池も1週間程度もつそうですし、最悪盗まれてもそこまで困りません。

自分は紙の本をそのまま持っているのですが、やっぱり場所を取るし重たいので、電子書籍は羨ましいです。

 

問題点は、紙よりも読みにくそう(←使ったことがないので想像)なのと、各地によくあるブックエクスチェンジが使えないこと。

ブックエクスチェンジとは、旅行者向けのホステルやカフェなどで見られる本の物々交換です。

普段は手に取らない本を読むチャンスがあるブックエクスチェンジは自分のなかで旅行の楽しみのひとつなのですが、電子書籍では無理ですね。

 

それでも旅中たくさん本を読みたい人は、Kindle はかなりいいと思います。

 

③スマートフォン

画像出典:pixaday スマートフォン by neikverlaan
https://pixabay.com/

 

わたくし、実はスマートフォンを持っていないのです。

 

今では旅行者のほとんど全員が持っているのを見かけます。

ネットにつながなくても使える辞書とか地図とか色々なアプリがあって便利そうだなーと思っていました。

写真も結構きれいに撮れるみたいですし、これがあれば万能といった印象を受けます。

 

 

スマホのデメリットは、やっぱりバッテリーでしょう。

何日間も電気が手に入らないこともあるので、そういうときに四苦八苦しそうです。

 

また、最近のスリや強盗はスマホ狙いが基本なので、目をつけられないように気をつけなくてはなりません。

スマホ・財布など普段持ちの道具というのは、増えるとポケットに入れるにしても鞄を使うにしてもなかなか面倒なので、そこらへんも問題かなと思います。

 

他のデメリットは、月々のスマホ代がかかってしまうことでしょうか。

 

 

まあ、自分が持っていないことでもわかるように、絶対に必要なものではありません。

地図も各国のインフォメーションセンターやイミグレーションオフィスでざっくりしたものをもらえることが多いですし、道に立っている看板を見て進めば大抵迷うことはありません。

↑こんなマップが無料でもらえる

 

本当のことを言うと、自分がスマホをほしい唯一の理由は
“アプリゲームがやりたいから”
なんですけどね!

 

④ソーラーパネルシート

画像出典:pixaday ソーラーパネル by skeeze
https://pixabay.com/

 

チャリダーのなかでたまに耳にするのがソーラーパネルのシート。

これがなかなか便利だとちらほら聞きます。

 

実際使っていないので、

使い勝手がどんな感じなのか、
どの程度充電されるのか、
どのくらいの太陽光が必要なのか…

などなど

色々と未知数。

 

連日キャンプをする場合は電気が手に入りづらいので、キャンプ組はほしいところかもしれません。

ただ、ガソリンスタンドの脇や消防署などに泊めてもらう場合やレストランを利用するときなどにコンセントを貸してくれたりもするので、なくてもそこまで困らないとは思います。

電源がなくても大丈夫、という安心感は得られるでしょうね。

↑こんな感じのものみたいです。こちらもAmazonのリンクなので、詳しい情報を見たい方はどうぞ。

 

調べてみると、結構なお値段してますね。

電気機器が重要なテーマで旅をする人は価値があるものでしょう。

 

⑤湯沸かし棒

その名の通り、コンセントにさして水につっこむとお湯が沸く棒です。

 

このアイテム、よくホテルを使うホテル組は欲しいところ。

ガスを使わなくても無料でお湯が手に入るのは非常にありがたい!

スープやインスタントラーメンなど、簡単な調理もできますね。

 

ソーラーパネルシートの項でも書きましたが、ガソリンスタンドや店の横にキャンプさせてもらう際にはコンセントを借りられることもあるので、そういうところでも活躍しそうです。

 

ずっと「ほしいほしい」と言っていたところ、最近会ったドイツ人旅行者にもらったものが上の写真。

メキシコで買ったけどすぐ壊れたらしく修理しないと使えないということで、まだ使用できていません。

そんなわけで海外でも売っているようですが、探すのが大変そうなので日本で買った方が安心です。

 

⑥ロープ

なにかにつけて便利なロープ。

自分は自転車の荷台に荷物をくくりつけるためのロープを持っているのですが、伸縮性が高い作りになっているので便利だけど不便…!

というのも、たとえば洗濯物を乾かすときに使いたい場合、重さで伸びてしまい服が地面に擦ってしまうんですよ!!

だから普通の硬いロープが欲しいな、と時々思います。

そこまで頻繁に使うものでもないので、あれば便利かな程度なんですけどね。

 

荷物になってない? 意外と使わなかったもの2つ

 

ラストはこちら。

どんなものでも持っていれば大体役に立つのですが、その中で思っていたほど出番が少なかったものをピックアップしてみました。

 

①裁縫セット

役に立たなくはないんですよ。

ただね、長期旅行中に破れた布というのは日差しや汚れで生地が傷んでしまっているので、縫ってふさいだとしてもその縫い穴からまた穴が空いてくるんです。

だから結局無意味。
一時しのぎにしかなりませんでした。

 

あと、海外の糸は弱いものが多く、すぐに切れてしまうことが多々あるので注意。

 

②ガスカートリッジ式ストーブ

こちらも非常に役には立ってるんですが…

 

ストーブというのは火を起こす装置です。

 

自分が持ってきたのは上の写真のようなガス缶を使うストーブ。

これに小さなコンロのような機器を取り付けて火をおこし料理するのですが、このガスカートリッジと呼ばれる缶があんまり売っていないという。

しかもひとつ1000円くらいするのでお金もかかるんですよ。

そして火力もそんなに出ないので、お湯を沸かすにも時間がかなりかかってしまいます。

そして風に弱い!

 

もし野外で頻繁に調理をするのであれば、ガソリン式のストーブを持っていきましょう。

そんなに自炊しない、もしくはホテルを多く使う人であれば軽くて簡単に使えるガスカートリッジ式で十分だと思いますし、
町が多い地域で物価の安い場所しか行かない場合はなくてもいいです。

そういうところでは自炊するより安い食堂に入ったほうがお金がかからないことも多いので。

 

だってほら、見てくださいよ。

会う人会う人みんなガソリンストーブを持っているんですよ!


↑この赤いボトル


↑この赤いの

 

ね。

 

ガソリンならどこでも手に入るので、頻繁に使いそうな料理好きのチャリダーはガソリンストーブを用意しましょう。

 

まとめ

著者の経験をもとに、実際役に立っている持ち物と旅中にほしいと思ったグッズなどを書き出し、説明が必要なものはちょっとだけ掘り下げて解説してみました。

 

最初にも言いましたが、これらは個人の意見です。

これらのなかには賛成意見が出るものもあれば

「これはいらないかな」

という反対意見もあるでしょう。

 

また、

「ほかにもこれがあるから助かってた!」

のようなその人の秘密道具があるなど、各旅人で様々なはずです。

 

自転車旅問わず、もしオススメの持ち物があれば教えてください。

あなたは旅行になにを持ち込みますか?

 

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孤高の非日常体験チャリダートリップラー「ReiCoen」

孤高の非日常体験チャリダートリップラー「ReiCoen」

小さなころから引っ込み思案で人付き合いが苦手。 幼稚園時代から、自分はまわりの子よりも言葉での自己表現ができないことを自覚し始める。コミュニケーションがうまく取れないことに危機感を覚え、言葉について、気持ちの伝え方についてを模索し練習する。⇒プロフィールの詳細はこちら

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