移住から1年!ヨーロッパ最貧国のイスラム社会で開業できるのか!?

ひょんなことからアルバニアに移住して1年。

アルバニア人にげんなりしつつも、生活に慣れて来た私は

今度は開業に踏み切ろうとしています。

発展途上×イスラム社会×女性 の開業はできるのか?

実現するためにクラウドファンディングを実施中です!!

資金も大事ですが、

何よりも、日本の皆さんにアルバニアを知って、感じて貰いたい!

という思いでクラウドファンディングページを作りました。

リターンの一つとして、母の日ギフトプチワークショップとお話する会

を開催しますので、合わせてご覧ください♩

ここではアルバニアのこと、移住のこと、開業のこと、などを書きました。

アルバニア基本情報

アルバニアの位置

アルバニアの魅力は国の立地がとにかくいいところ。

隣はギリシャ、海を挟んでお隣はイタリア。

ERICA
大抵のヨーロッパの国々は安く短時間でいけるのです!!

アルバニアの国旗

赤に黒の双頭の鷲が特徴的なかなりイカツイ国旗です。

ERICA
1912年11月28日は独立をした日です。まだ若い国!

ここがクレイジー!アルバニアの歴史

1992年まで鎖国していて、厳格な共産主義社会国だった。

 

1992年までの鎖国期間においては独自の共産主義を貫いていました。

指導者のホッジャ氏は、スターリン崇拝者であり、
当時ソ連とは、ソ連がスターリンを批判したことで決別。

続いて中国もスターリンと別の道を歩み始めたので決別。

そうして鎖国期間中は、どの国とも接触を取らない体制を作ったのです。

その間はソ連を敵国と見立てて、

トーチカと呼ばれる防空壕のようなものを50〜75万個作成。

この破壊が難しく、現在もそのままアルバニアのいたるところに放置されています。

また、世界で初めて無神国家を宣言して、一切の宗教を禁止。

教会やモスクは全て破壊されてしまいます。

開国してからは、

マネーリテラシーが欠如していたために、
国民の大半がネズミ講にハマると、

頓挫した時に破産者が溢れ、内戦に発展。

ERICA
なんともクレイジーで独特な歴史を持つ国なのであります。

タイムスリップしましたか?アルバニアとの出会い。

時に旅のプランは決めずに周っていましたが、

次の行き先を決めようと地図を見ると

「アルバニア」という聞きなれない国名が目に入りました。

とりあえずどんな国なのか検索すると、

「鎖国、共産主義、ヨーロッパの北朝鮮」

などの怪しいキーワードが並んでいます。

怪しいもの大好きな私はすぐさま行くことを決意。

手前の国々では結構引き止められましたが、

そう言われるとますます興味がわきます。

もちろん肝心な治安は日本政府のお墨付きなので、

安全地帯であります。

さて、長距離バスに乗り、国境を越えると、

途端にタイムスリップしたかのような感覚に襲われるアルバニア。

ようやく街に着きしばらく歩くと、
さすがに周りからジッと見られている視線に疲れてきます。

外国人に慣れていないのです。

ヨーロッパだというのに、

道端のいたるところで野菜や牛乳が売られていて、

いかにも発展途上国という雰囲気なのであります。

ERICA
洗練されたヨーロッパの風景から、こんな近くになんて国があるんだ!と驚愕してしまうこと間違いなし!

 

アルバニア移住の決意

 

アルバニアに着いて1ヶ月経過

旅の道中にたまたま辿り着いたアルバニアでしたが、

Workawayというサイトを利用して、ホステルで1ヶ月掃除婦をして生活していた私。

この頃には、アルバニアの異様な空気に段々と慣れてきて、
その40〜50年ほど前を生きているような空気が心地よく感じてきました。

そこで、いっそここで家を借りたらどうなるか?

と思いつき、不動産屋さんを何件か周り、家を紹介してもらうことに。

100平米で1万7000円。

広く、安い部屋がたくさんあることを知り、

これは住むしかないでしょう!!といことで

本格的にアルバニアに移住することを決意。

家を借りるのに審査なし

何よりもびっくりするのが、
家を借りるのに一切の審査が行われなかったということ。

パスポートさえも要求されませんでした。

これはラッキーを通り越して心配になるレベル。

ERICA
他国からやってきた犯罪者とか普通に家を借りれちゃうレベルかもしれない。

少々の不安を感じつつも、手間はないから楽でした。

アルバニアでの仕事

アルバニアの経済状況

アルバニアの平均年収は40万円ほど。

1ヶ月で3万少しの収入。

そのため、仕事ができるような者の多くは
海外に出てしまっているのが現状。

出稼ぎにいって家族を養っている、ということが少なくありません。

主に女性が衣類工場に勤め、隣国イタリアに送る衣類を仕立てていて、

男性の多くは昼間から街中のカフェに座り込んで、溢れています。

ERICA
ちなみにかの有名なヴェネチアンマスクの工場はShkoderにもあります。

自宅の一室をマッサージルームに改装し、生活費を工面

さて、アルバニアに住むとなれば、仕事をしなくては生きていけない。

東京では3年間リラクゼーションセラピストとして、

ボディケアを行なっていた経験があります。

試しにアルバニア人の友人にマッサージを行っていたところ、

ツボや経絡などの東洋の思想が珍しいようで、

医者なども見学に来ました。

Shkoderに新しいものを広めることができるかもしれない。

そこで、自宅の一室をマッサージルームに改装して営業。

そうして1年間の移住生活を送りました。

ERICA

この夏、新たにマッサージをする場所を作ります。

開業資金を集めておりますので、クラウドファンディングページをご一読頂けますと幸いです!

最後の秘境とも言われるアルバニア。国立公園THETH

あまり日本に知られていない国ですが、

アルバニアはとにかく自然が美しく、

山も海もまだまだ手付かずの自然が残っています。

特に地中海の強い太陽の光を浴びて育ったハーブは良質で、

海外からの評価も高いです。

私の近所の国立公園には小さな村があり、

その村に行くまで車で5時間かかります。

距離は短いですが、

村近辺の道路は舗装されてなく、しかも1車線。

柵も設置されていない山を越えなければ辿り着けません。

道路はこんな感じ。もちろん向こう側からも車がきます。

そして、冬は雪のために孤立する場所です。

不便な場所ですが、

その美しさから国内外問わず毎年夏に多くの人が訪れ、
その数は年々増えています。

次なる目標はアルバニアの国立公園でマッサージ開業

Thethでは、8時間のハイキングコースに
チャレンジする者が多く、マッサージの需要があるようでした。

観光している間に、

実際に数人にボディケアをして欲しい
と申し込まれ、施術を行っています。

Thethではマッサージを行なっている者は
一人もいない状況だったのです。

そこで、

Thethでマッサージを広めることができれば、
ハイキングに来た人を

アルバニア の大自然の中で癒せる

だけでなく、

うまくいけば、

現地アルバニア人の雇用の機会にも
つながるかもしれない

と考えました。

今年の夏に現地で開業をして、
実際に成功することができれば、

共産主義時代の名残で、
新しいことに挑戦するのが苦手なアルバニア人に
新しい世界観を感じとってもらえるかもしれない。

開業にあたっての難点

鎖国中は宗教を禁じられていたものの、

その前まではイスラム教のオスマン帝国に100年以上支配されていた国です。

そこまで厳格なイスラム教ではないものの、

現在でも60%以上がイスラム教徒であると言われ、

日に5回ものアザーンがモスクから響き渡ります。

イスラム教に限ったことではないし、発展途上の国に多くあることですが、

基本的には男尊女卑を感じます。

例えばこの写真のように靴磨きをお願いしましたが、

今まで女性がやってもらっている場面は見たことがなくいつも男性のみです。

実際お願いしてみたところ、外国人だからかあっさりOKでしたが

後から街のアルバニア人の知り合いにも広まっていましたし、

「女性は家でやるものだよ。」と忠告もされました。

さらに、男性は「蝶よ花よ」で育てられることが多いために、
勘違いナルシストであることが多いです。

このような背景があり、

女性が一人で何かを始めるということは、基本的に好い顔をしません。

”バッグにどういう人物がいるのか、一人でやっているのではない。”

ということをアピールしなければ、少し難しい場面があります。

特に村はその傾向が強くなりがちで、その対応には苦戦することが考えられます。

それでも、この国を支えているのは出稼ぎや女性の働きであります。

共産主義であったため、まだまだ新しいことにチャレンジすることは
難しいかもしれないけど、

現地の女性の今後の刺激になるようであれば、嬉しく思います。

クラウドファンディングを実施中

 

昨年1年間現地の収入のみで生活していたため、

恥ずかしながら大きな貯金を作ることができず、

実際に行動するための資金がたりません。

ERICA

皆さまに応援して頂けますととても励みになり、

夢が一歩近づきます。

人前で話す経験がない私ですが、5月13日にお話し会を開催します。

質問に答える形でアットホームなお話し会になると思うので、

同じようなお友達を作る場にもなると思います。

〜お話会での内容(予定)〜
●海外旅行経験なしの私が一人旅を始めた経緯。
●”なんとかなる”私の旅の仕方。
●アルバニア人の実態。
●食やイスラム文化。
●国立公園で開業するためにまずしたこと。
●アルバニア帰国後、現地での予定。

アルバニア伝統の飲み物やハーブティー、スイーツ付

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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スローライフで健康第一TRIPLER 「ERICA」

スローライフで健康第一TRIPLER 「ERICA」

旅中にたどり着いたアルバニアにてセラピストをしている沈没系旅人。名所よりも現地の人の暮らしに興味があります。予定は未定。あまり計画を立てずにゆっくりした旅がしたい人は覗いてみてください! ⇒プロフィールの詳細はこちら

2 件のコメント

  • アルバニアの国に興味を持って見てました。私もアルバニアに住みたいと思っています。よかったらまた詳しく教えてください。

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